【鉄道業界の挑戦】【22卒】西日本旅客鉄道（JR西日本）の冬インターン体験記（理系/運輸系統）No.14669（京都大学大学院/女性）（2021/5/18公開）

インフラ業界に興味があったからである。特に鉄道インフラに興味を持っていた。また、これ以前に競合他社のインターンシップに参加していたことから、双方の立ち位置や考え、雰囲気の違いを学びたいと考えたため応募した。

エントリーシートのみの選考であったことから、過去のESを参考にして記述した。また、夏インターンで通過した自身のESも参加した。

面接の選考がなく、インターンシップのみの選考であるため、ガクチカがしっかりしていれば大丈夫だと思う。学歴は重要視されていたと思う。

座学と社員教育に使われているトレーニングを実践する

ZOOMに入室→インターンシップ開始→ZOOMから退出

運輸系統の業務の3本柱、必要な考え方

運輸系統の業務の三本柱を学ぶ

1日目にやったこと

まず初めにJR西日本全体の会社概要説明、運輸系統の業務説明が行われた。その後、ブレークアウトセッションに分かれて社員教育に使われているグループワークを体験した。それが終了した後は運輸系統の社員との座談会があった。

運輸系統で働いている総合職の社員

なし

社員教育に使われているグループワークトレーニングでは、行動を選択して社員に伝え、進めていく形であった。それ以外には、座談会で様々な社員と話すことができた。個人に対するフィードバックなどは特になかった。

時間制限が設けられていないものの、グループワークにおいて、最後までずるずると同じことについて議論をしていたせいで、10段階ほどある中の3段階ほどまでしか進むことができなかった。他の班にプレゼンをすることなどはないので相対的な立ち位置はわからないが、もっと瞬発力やその場での判断力が必要だと感じた。

グループワークがあり、底で関わった。積極的に進めようとする学生と、他者の意見に賛同しているだけの人がいた。自分が主体的にしっかり進めていかないとグループワークが進まないなと学んだ。

実際に運転士などの経験をされている社員の方と話すことで、理不尽なクレームや災害時の対応の仕方や考え方を学ぶことができたのが良かったと思う。また、人身事故や福知山線脱線事故等すこしデリケートな部分についてもしっかり話して下さり、社員の方々の誠実さを感じることができて良かったと思っている。

質問の時間が比較的長くとられているため、聞きたいことをリストアップしておかないと無駄な時間を過ごしてしまう。よって質問は準備しておくと安心だと思った。

JR西日本は非常に規模の大きい鉄道会社であるため、実際にそこに働いているイメージがつかめなかった。博多や金沢、広島、和歌山など様々な地域に沿線が伸びており、頭では理解しているもののそのあたりに赴任しているイメージが全くつかめなかった。実際に現地に足を運んでみないといけないなと思った。

新型コロナウイルス禍で、JR西日本の運輸系統だけでなくJR各社の採用人数が非常に少なくなっているというのが理由の一つである。、採用人数は大幅に減るので、夏インターンに参加し、選考がすでに進んでいる学生もいる中で自分が極めて狭い枠の中に入っていくことは難しいと感じた。

社員の方々が非常に誠実であることが分かったからである。安全を第一に考えて、頭をフル回転させていく運転士をはじめとした業務を遂行してきた社員の方々とお話をする中で、頭が良く学生やお客様に対して誠実なのだなと感じられた。自分もこのような社会人になりたいと思えた。

インターン参加者は通常選考よりも早めにリクルーター面談が実施され、持っている疑問をすべて解消することができるからである。このような面談で得た生の話は本選考での志望動機を作る中でも非常に有利だと感じた。

インターン参加前は、インフラ業界、なかでも鉄道会社に行って見たいな～と思う程度であった。一方、インターンシップに参加することによって競合他社とのカラーの違いを明確に感じることができた。JR西日本は福知山線脱線事故の反省から、到着時間などよりも最も安全安心が大事だと考えており、このようなところはとても魅力的に映った。一方で規模感の大きさと転勤の多さを知り、どちらを優先するかを考えるようになった。

インターンシップ参加前は、いち乗客として当たり前と思いながら電車に乗っているだけだった。一方、中で働いている社員の方々とお話をするなかで、当たり前に電車を動かすこともすごいことだということを知って、ありがたいなあと思うようになった。また、そのような環境で働くためには相当な覚悟が必要だなとも思った。社員の方々が誠実で真面目な方が多く、良いイメージを持った。この語の就職活動でも、わずかな可能性に賭けて受けようと思った。