【22卒】島津製作所の冬インターン体験記（理系/技術系）No.14575（京都大学大学院/女性）（2021/5/18公開）

自信が主体的にワークを進め、周囲を巻き込んでいく形であった。全員の意見を引き出しながらワークを進め、優勝することができた。

自分の使ったことがない機器と社会的な影響について知ることができた。特に、乳がんの早期発見につながる機会や、脳の働きをイメージングする装置など、医療に大きな影響を与える機械が印象的であった。また、同レベルの内容でも資料をしっかりと創り上げることで、印象が良くなるんだということも学んだ。

進行スピードが想像以上に速く、短時間で機械についての文章を読まなければいけないため、島津製作所の機会について知識があれば少し有利にワークを進めることができると思う。

今回はビジネスを体感するワークであり、実際の研究内容や業務内容を知るものではなかったということが大きな理由である。一方、インターンシップ後に行われた専攻分野ごとのセミナーに参加することで、具体的に働く姿について想像できるようになったと思う。

インターンシップへ参加することによって本選考の通過に有利になるということはなかったためである。また、過去の選考情報によると、研究分野と会社とのマッチ度や研究へどのくらいコミットしているかが面接で重視されるらしいので、そこも大きな懸念事項となった。

志望度が上がったというよりも、自分の選考でも働ける分野がある、と人事が明言していたことが安心材料となった。この手の会社では、機械系や情報系の研究をしている人が重視される場合も多いが、そんなことはなさそうだと思った。また、人々の健康に貢献できるという点で自分の軸に合っていると思った。

インターン参加者はセミナーに参加できるが、早期選考に呼ばれることはなかった。一方、専攻分野によっては早期選考が開催されているところもあるらしい。少し不公平に感じた。

インターンシップ参加者限定のセミナーが存在する。2つのセミナーに参加したが、一つは施設見学の映像を見るようなものだった。もう一つは専攻ごとのセミナーで、みっちり社員に話を聞くことができた。

インターンシップに参加する前は、専門分野を生かして人々の健康に貢献したいという軸で企業を探しており、製薬メーカーや食品メーカー、化学メーカー等を視野に入れていた。今回島津製作所のインターンシップに参加することで、機械系のメーカーでも専門性を活かせ、健康に貢献することができるということを学んだ。このインターンシップ参加後は、機械系のメーカーも視野に入れ始めた。

インターンシップ前は、ネット上の情報などから日経大手のお堅い社員ばかりなのかと思っていたが、中途採用の人事や若くして活躍している社員の姿を見ることでお堅いイメージが少し払しょくされた。一方、長い期間勤め上げている年長者はまだお堅い人もいるのだろうな、と思える場面もあった。今後、若手が会社を変えていくと思うと面白そうな会社だなと思った。