【未来を切り拓く】【19卒】日鉄エンジニアリングの冬インターン体験記（理系/総合職）No.2702（北海道大学大学院/女性）（2018/4/6公開）

インターンに参加すると採用の選考が有利になると聞いたため。研究室OGからの誘いがあったため。工場見学でガス化溶融炉を見ることができると聞き、一度見てみたかったため。懇親会等で社員の話を聞きたかったため。

書類選考があるため、ES対策は行った。しかし、研究室OGを通して人事からインターンの誘いがあったため、書類選考はしないと言われていた。

ESCAPの受注前業務

1日目にやったこと

世の中の需要に対してエンジニアとして何ができるのかグループディスカッション。具体的には、世の中的に二酸化炭素排出量の規制の流れがあることに対しどういった技術でウィンウィンにやっていくのか考えた。また、夜には懇親会があった。

2日目にやったこと

1日目の内容から、具体的な技術としてESCAPを提案することになった。2日目は、班ごと(一班6人ほど)に一つのエンジニアリング会社として、ESCAPを顧客に売るための戦略を立てた。また、午後からはガス化溶融炉の見学に行った。

3日目にやったこと

2日目の作業の続きで、入札に向けて必要な書類の作成を行った。午後には会社説明と社員との座談会が開かれ、そのあとに落札結果と順位発表と各班に対するフィードバックを社員からもらった。その後、その会場で懇親会が開かれた。

ESCAPを導入しようとしている顧客

クオカード

時間がないのだから、気付いたらすぐにチーム内で共有しなさいと社員から言われたこと。各々自分の作業で手一杯だから、その共有の仕方も考えないとうまく共有できなくて難しいと感じた。

作業時間がタイトすぎてきつかった。こんなスピード感で仕事をしているのかと社員に聞いたら、そうだと言われ信じられなかった。インターン中、社員が学生の動きをしっかりチェックしていると聞いていたが、そんなことは気にしていられないくらい時間がタイトだった。

プラントエンジニアリングは、ただプラントを造るだけではなくプラントを取り巻く企業や自治体などとの関係も造っているということに気付かされた。周りの関係団体が皆ウィンウィンになるような技術や関係性を提案することの難しさと面白さを感じることができた。

事前知識が殆どないうえで何が出来るのかを見られているインターンだったと思うので、事前の準備は必要ないと思う。しかし、班の中での役割分担や自分の立ち回りなどは事前に考えて行動した方が良かったと思う。

一つのプロジェクトにかける時間などについては本当の仕事とは異なるためイメージがしづらかったが、文系と理系が各々の得意分野で力を発揮しつつも完全に分業することはせずにお互い協力し話し合いながらプロジェクトを進めていくという仕事の流れは理解することができた。

インターンでの態度などが本選考でプラスに働くことはあると思う。例えば本選考のフローが他の人よりも少ないなど。また、人事の人と顔見知りに慣れることは強いと思った。しかし、それだけで完全に有利になることはなく、本選考でいかにアピールできるのかにかかっていると感じた。

懇親会や座談会で様々な社員と喋らせてもらい、みんなやりがいをもって楽しく働いているということを感じ取ることができた。また、進路に悩んでいるという話をOGに話していたところ、人事にもその話しが伝わっており、懇親会で人事の方から相談に乗ってくれた。

インターン参加者の中で人事の目に留まった人は、懇親会に呼ばれるなどしているらしい。私は研究室を対象とした見学会に呼ばれ、本選考になってから最初の説明会兼グループディスカッションは免除された。

人々の生活基盤を支える仕事がしたいと考え、いまある生活を維持発展させていくためには現状の体制を維持するのではなく変えていく必要があると考えていた。そのため現状の体制を変えていくことができる業界を志望していた。具体的には、ソフト面で変えていくことができる国家公務員、シンクタンク、ハード面で変えていくことができるプラントエンジニアリングを志望していた。

プラントエンジニアリングは、顧客とプラントを操業する現場のどちらの声も聞いたうえで最適なものを提案していくことができると感じ、より志望度が上がった。国家公務員やシンクタンクは上流にいすぎて現場の声を反映することができず理想を押し付ける形になっているのではないかと感じた。プラントエンジニアリングは、現場の声を聴くことができているから現実的なものを提案していけると感じた。