【未来への挑戦、厳かな面接】【23卒】エステーの研究開発コースの2次面接詳細 体験記No.31533（東京農工大学大学院/男性）（2022/6/20公開）

zoom入室、面接、退室

研究概要書を二次面接前に提出するが、この資料に関しては一定の評価を得られたと考える。しかし、研究の将来性説明等であまり納得させることができなかった。

総務部は一次面接似た位の人であったが、研究部と開発部の面接官は部長レベルの人が出てきた。一次に比べて厳かな雰囲気。

なし

就活会議

研究概要の説明を簡潔に

『○○を用いた有機合成反応の研究』に力を入れた。○○は、○○を利用可能な触媒である。○○を用いる有機合成反応は近年、持続可能な反応開発が可能であるとして注目を集めている。しかし、これまで主に○○が用いられ、資源枯渇や環境負荷の観点で問題があった。そこで、私は資源豊富かつ低毒性な『○○』に着目し、真に持続可能な有機合成を目指して、この○○を用いた反応開発を行っている。○○より優れた触媒であることを示すために、『○○』にトライした。この化合物は、○○では活性が足りず合成不可能であったが、高い活性を持つ○○であれば、〇〇％生成することができた。この成果は、本反応系が『有用かつ持続可能な有機反応』であることを示し、英文雑誌にて論文報告することができた。

特許出願に関わったことで感じたこと

一番感じたことは、論文投稿とは考え方や進め方が大きく異なる部分があること。論文は、世界の研究者の誰しもがやっていないこと、がまず念頭に置かれる。コンセプトとしては誰かが同分野研究者であれば思いつくことは可能であるかもしれないが、論文として世に出ていない新規性を求められる。また、論文では仮説を裏付ける実験が一般的に必要であり、その量は多ければ多いほどその論文の価値を高める。対して特許は、誰も思いつかないような発見をしたこと、をアピールしなければ特許として認可されない。新規であっても、他者が簡単に想像することができるような発見では、実験量を重ねても特許とはならない。これらの違い、特に企業研究員としては特許について、学生のうちに特性を知ることができたのはアドバンテージになったと考えている。