【香りで暮らしを変える】【23卒】エステーの研究開発コースの本選考体験記 No.31533（東京農工大学大学院/男性）（2022/6/20公開）

趣味特技、学業、学業以外、協働して成し遂げたこと、挑戦したいこと、キャッチコピー、アピール写真

採用サイトのマイページから提出

webで入力

各詰問の文字数はそうでもないが、数が多いため、ネタをうまい具合に分散させる必要がある。

就活会議等で通過したESを読んだ。企業ホームページで製品群や企業理念、方針をチェックし、書類に盛り込んだ。

就活会議

SPIの問題が載っているサイトにある問題を解いた

玉手箱

40分

SPIの問題が載っているサイト

zoom入室、面接、退室

最初のエピソードをとにかく深堀してきたため、それに対して自身が普段から考えていることを的確に返せたことが、評価に繋がったと考える。

最初の雑談から、和やかな雰囲気を感じた。相手の話を聞き出すセンスのあふれる面接官で、とても深堀された。

なし

就活会議

人柄、考え、行動、思いが表れたエピソードを1つ

『共同研究での特許出願』を『研究室の後輩』と協働して成し遂げた。私は、主研究テーマとは別に、企業との共同研究を行っている。そこには、後輩学生4人が参画しており、私はチームを纏め上げ、計画的に実験を進めるリーダーポジションを担っている。共同研究は、定期的に報告会議があり、一定の成果を挙げ続けなければ、契約を打ち切られる可能性がある。リーダーであった私は、後輩学生と頻繁に進捗を共有し的確な指示を送りながら、自身の実験も進める必要があった。私の奮闘と後輩学生との協働から、順調に成果を上げることができ、特許を出願、さらに取得間近の状態まで進むことができている。結果、企業から契約延長の打診を頂き、今年度も共同研究を継続することができている。

共同研究に携わった中でのやりがい

これまで何かとチームで何かを成し遂げる経験はしてきたが、リーダーとしてチームを引っ張った経験はなかったため、そこにやりがいを感じていた。メンバーが常に適切な仕事を担い、順調な成果を挙げられるようコミュニケーションを取ったことは、今後の企業研究者としても活かすことができる経験であると考えている。また、主たる研究と並行して共同研究を進めていたことにも、やりがいを感じていた。主研究は論文が、共同研究は特許がゴールであるということもあり、同じ研究だとしてもかなり毛色が異なる。研究内容も全く別物であったため、目移りしやすい私としては飽きることなく双方の研究を順調に進めることができた。企業での研究は、複数テーマを持つことが常であることから、主研究と共同研究を並行して進めた経験を活かすことができる。

zoom入室、面接、退室

研究概要書を二次面接前に提出するが、この資料に関しては一定の評価を得られたと考える。しかし、研究の将来性説明等であまり納得させることができなかった。

総務部は一次面接似た位の人であったが、研究部と開発部の面接官は部長レベルの人が出てきた。一次に比べて厳かな雰囲気。

なし

就活会議

研究概要の説明を簡潔に

『○○を用いた有機合成反応の研究』に力を入れた。○○は、○○を利用可能な触媒である。○○を用いる有機合成反応は近年、持続可能な反応開発が可能であるとして注目を集めている。しかし、これまで主に○○が用いられ、資源枯渇や環境負荷の観点で問題があった。そこで、私は資源豊富かつ低毒性な『○○』に着目し、真に持続可能な有機合成を目指して、この○○を用いた反応開発を行っている。○○より優れた触媒であることを示すために、『○○』にトライした。この化合物は、○○では活性が足りず合成不可能であったが、高い活性を持つ○○であれば、〇〇％生成することができた。この成果は、本反応系が『有用かつ持続可能な有機反応』であることを示し、英文雑誌にて論文報告することができた。

特許出願に関わったことで感じたこと

一番感じたことは、論文投稿とは考え方や進め方が大きく異なる部分があること。論文は、世界の研究者の誰しもがやっていないこと、がまず念頭に置かれる。コンセプトとしては誰かが同分野研究者であれば思いつくことは可能であるかもしれないが、論文として世に出ていない新規性を求められる。また、論文では仮説を裏付ける実験が一般的に必要であり、その量は多ければ多いほどその論文の価値を高める。対して特許は、誰も思いつかないような発見をしたこと、をアピールしなければ特許として認可されない。新規であっても、他者が簡単に想像することができるような発見では、実験量を重ねても特許とはならない。これらの違い、特に企業研究員としては特許について、学生のうちに特性を知ることができたのはアドバンテージになったと考えている。