【22卒】ゆうちょ銀行の冬インターン体験記（文系/総合職）No.14506（一橋大学/男性）（2021/5/12公開）

リアルで直接社風を体感することができたうえ、他の就活生とも深くお話しすることができたので、大変刺激になった。

ゆうちょ銀行自体、郵政民営化によって株式会社化された銀行であり、他の都市銀行や地方銀行と比較して公共性のある銀行である。住宅ローン融資なども制限されており、大まかには顧客の資産運用が中心ではあるが、日本国内の膨大なネットワークを駆使しして、世界で見ても大きな機関投資家であるということをインターンシップを通じて学ぶことができた。

事前に他のメガバンクや地方銀行のビジネスモデルを調べて理解しておくと、より一層ゆうちょ銀行の特異性を理解できると思う。

各日程ごとに3人の社員さんとお話しすることができ、インターンシップを通じて合計9名の社員さんとお話しすることができる。人事部だけでなく、複数の部署のおはなしを伺えるために、興味のある職種について理解を深めることができる。また福利厚生やワークライフバランスについても教えてくださり、勉強になった。

インターンシップに参加して内定が出るとは思わないが、金融業界について詳しく勉強して、さらに全国的に何かしら影響力の大きな仕事をしてみたいという具体的な案がある方にとっては内定が出やすいのではないかと思う。自分にとっては、仕事をすることで学ぶことができるものが少ないように感じた。

公共性を持った銀行だからこそ、やはり事業の規制や制限が多いように感じられた。社員の方々のお話しを伺っていても、その点を指摘される方が多く、スピード感なども遅いらしい。それであれば、メガバンクの方がよりダイナミックな仕事ができると思い、やや志望度は下がった。

インターンシップに参加したからと言って、内定が出るわけではない。しかし、インターンシップ参加者限定の模擬面接会で、面接官をしてくださった社員さんが、リクルーターについて下さり、相談に乗って下さるので、他の就活生に比べれば有利であると思われる。

直接的に本選考で優遇ルートに乗るというわけではないが、インターンシップ参加者限定の模擬面接会や個別相談会を何回か開催してくださり、担当の社員さんが何度か電話で相談に乗って下さる。

もともと金融業界に志望を絞り始めていた段階で、メガバンクや地方銀行などとの違いを学びたいと考えてインターンシップへの参加を決意した。その点からすると十分に企業理解にはつながったが、やはりメガバンクなどの方が影響力が大きく、幅広い企業の方と接する環境が備わっているのではないかと感じたために、メガバンクへの志向が一層強まった。

ゆうちょ銀行は民営化した経緯もあることから、お堅いイメージを持っていたが、実際にインターンシップに参加してみて、民営化以降の社員の割合が大きく、企業体質もベンチャーに近いような印象を受けた。また、多くの社員の方とお話しすることにより、ほんとうに温和な方が多いように思われ、ワークライフバランスも整った職場環境であると感じた。