
23卒 インターンES
技術系インターンシップ
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Q.
当社のインターンシップに期待することは何ですか.(300字以内)
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A.
貴社のインターンシップを通じ,本質を捉える力を養いたいと考える.貴社では社員の資質として本質を捉える力を重視されていると知り,それがES細胞・iPS細胞応用研究プロジェクトなどの先駆的な研究に活かされていると感じた.私は,化学・生物・物理を幅広く学んできた自分ならではの多角的な視点を活かし,貴社で先駆的な研究に携わりたい.その上で,中長期的視点を持ち,何が必要かを考える力は不可欠だと考える.そこで,インターンシップを通じ社員の方々から直接フィードバックをいただくことで,貴社の研究におけるマインドに触れ,自分が貴社で今後成長させるべき力について理解を深めたいと考える. 続きを読む
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Q.
現在の研究の概要を入力してください.(600字以内)
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A.
私はモデル細胞を用い,細胞での電気シグナル伝達の機構解明に取り組んでいる.生命活動の維持には,電気シグナルによる信号伝達が重要な役割を担っている.この機構を解明することは,生物などの分野での基礎研究や,神経疾患や心臓疾患の治療といった臨床医療を大きく発展させる可能性を持っている.従来,電気シグナル伝達の機構を解析するために生体での実測実験が行われてきた.しかし,電極の挿入による細胞の電気抵抗や電気容量の変化,細胞の変形や損傷による細胞機能への影響などの問題点から,測定の厳密性には疑問があった.これらの問題点を無視して実験を行うため,私はモデル細胞を用いている.私が用いているモデル細胞とは,水溶液,有機液膜,電気回路を用いて生体細胞の機能を模擬した系のことである.私は,電気シグナル伝達において重要な役割を持つチャネルというタンパク質の特性を,電気回路を用いて再現し,モデル細胞の機能を生体細胞に近づけることに成功した.そして,実験や治療などの目的で生体に電流を流すという応用例を想定し,構築したモデル細胞に様々な方向性,強度,持続時間の電流刺激を与えた.そこから,それらの刺激の影響を分析することで,生体に電流を流した際にどのように電気シグナル伝達が起きるかを考察した.結果,これまで詳細な検討が不可能だった電気シグナル伝達の機構について,原理的な解明の進歩に大きく貢献している. 続きを読む