【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】会社トップ、技術部長、人事部長【面接の雰囲気】最終面接では、自身の研究内容について終始ダメ出しでいわゆるこれが圧迫面接なのかと感じながらの面接でした。【当社の志望動機と希望配属分野を聞かせて下さい。】私は新素材の研究開発を通して社会にインパクトを与える仕事がしたいと考えています。素材メーカーは表舞台には出ないですが、モノづくりに素材開発は欠かせませず、非常に重要な職業分野であると考えています。貴社は「独自性のある素材開発で、新たな価値を創造。」というテーマを研究開発において掲げ、総合メーカーになるのではなく得意分野でNo.1を目指されています。このような戦略を取り、数々の材料で世界トップシェアを誇る貴社でなら社会にインパクトを与え得る仕事ができると魅力を感じています。興味ある事業分野は「電子材料事業」になります。電子材料事業では希土類磁石の研究開発に興味があります。私はエネルギー関連の事業に興味がありまして、そのような考えから大学院では太陽電池を扱う研究室に所属しておりました。御社の希土類磁石は、風力発電のタービン等にも用いられており、より高性能な希土類磁石を開発することはエネルギー問題解決の一助になり非常に魅力的に感じております。また、希土類磁石とこれまで行っていた太陽電池開発の研究は一見無縁のように見受けられますが、私は材料工学の中でも熱力学をベースとして材料のプロセス開発等も行っておりましたので、これらの経験知見は希土類磁石の合成にも活かすことができると考えています。仮に入社できた場合には、大学院で培った問題解決能力、幅広い知識を活かして新素材の開発や貴社製品のシェア拡大に貢献していきます。【博士後期課程で行っていた新規太陽電池材料に対する研究は変換効率も低く実用化にはほぼ遠いように思えるが研究の意義はあったのか?】博士後期課程での研究ではZnSnP2というレアメタルフリーな材料を用いて新規太陽電池の研究を行っています。既存材料では変換効率が15%ほど達成されていますが、プロセスが複雑であったり、レアメタルの使用でコスト面で改善が求められています。私の研究では変換効率4%程度を記録しまだまだ実用化には及びませんが、既存の材料(Si, CIGS)は何十年と研究の歴史があります。それに比べ私の材料では、太陽電池材料として本格的に研究され始めてからまだ5年ほどであり、まだまだポテンシャルがあると感じています。また、大学の研究機関というものは企業が手をつけにくい萌芽の意味合いの強い研究を進められるというのが強みであると感じています。そのような研究から、新たな分野が創出されたり、そこから得られた知見が既存の技術に応用できる場合もあると思います。ですので、私の研究も今後さまざまな分野で活かされていくものと信じております。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】研究へのダメ出しが多かったので手ごたえはなく、評価されたと感じるポイントは正直分からなかったです。面接後に人事の方から「わざとこういう質問をして、受け答えを見ているとこもあるからあんまり気にしないでください」と言われましたが、印象はよくなかったです。
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