【多様性を尊重する空間づくり】【23卒】 乃村工藝社 営業職の通過ES(エントリーシート) No.100132（非公開/非公開）（2022/11/1公開）

人にとって身近な空間づくりに関わりたく、貴社を志望します。私は、大学時代に○○支援に関わった経験から、例えば周囲の音や光をコントロールすることで集中力が維持されるなど、環境に少しの工夫を加えるだけで障害の有無にかかわらず多くの人の不快さや不便さが緩和されることを実感しました。さらに、「母親の○○」をテーマにした卒業論文執筆をきっかけに、人と空間とモノの関係について考えることに関心を持ち、空間という手段で環境づくりに携わり、多くの人の課題を解決したいと考えるようになりました。そのようななかで、貴社が掲げる「豊かな人間環境づくり」という経営理念に出会い、共感しました。 営業職については、実際に空間を利用する人に近い立場で、プロジェクトの開始から終了までクライアントに向き合うことができることに魅力に感じたため、選びました。 続きを読む

私は、営業職として、マジョリティ向けにならない空間づくりをしたいと考えています。先述した○○の例で言えば、普通の人には何も問題がない空間であっても、視覚や聴覚の障害を抱える当事者にとっては刺激が多く過ごしにくい場合があります。しかし、1人きりになれる空間や刺激を調整できる道具があれば過ごしやすくなります。もしそのような一見無駄に見える「機能的なゆとり」のある空間ができたとしたら、当事者ではない人にとっても、自分の体調などに合わせて環境を調整できる魅力的な空間になると考えられます。 このように、大部分の人に焦点を当てて空間のニーズをとらえるのではなく、その空間を利用するかもしれない人の多様さを想像して尊重した空間づくりをしたいです。ゆとりを持つことは、利潤追求をするクライアントにとっては難しいことだと思いますが、貴社でビジネスになる方法を模索し、何としても実現させたいです。 続きを読む

私が好きな空間は、地元の○○にある○○の待合室です。その理由は、訪れる人の状況を丁寧に想像してつくられており、ただ待つだけではない待合室だからです。 待合室に入ると窓側一面に天井まで届く大きな本棚があり、患者は多くの書籍を手に取って読むことができます。まるで図書館のような雰囲気で、病院に来たことの緊張感をほぐしてくれます。さらに、特徴的なのは、コンセント付きの作業スペースがあることです。背もたれが高い待合のベンチが椅子取りゲームのような形で円形に取り付けられ、背もたれと一体となった作業台はその内側の空洞にあります。中では学校の宿題やPCでの作業ができます。また、背もたれが高く周りからは見えにくいので集中できる環境です。 待合室の固定観念を排し、体調には問題がない人が多い一方で待ち時間が長くなりがちな病院ならではのニーズを捉えた思いやりが特徴の待合室です。 続きを読む