【挑戦と成長の商社体験】【19卒】双日の夏インターン体験記（理系/1dayインターンシップ）No.1970（大阪大学大学院/男性）（2018/2/7公開）

元々、総合商社に興味を持っており、夏にインターンを開催している商社が豊田通商と双日であった。両社とも複数日開催かつES選考のみという点で、選考難易度もそこまで高くはないと考えられる。とりあえず出してみようと思い、応募した。

ES選考のみであったため、特に対策はしていない。強いて言えば、様々な就活サイトの通過ES例を数本読んだ程度。

午前：プロジェクト体感ワーク/午後：トレーディング体感ワーク

1日目にやったこと

午前：プロジェクト体感ワーク→双日が実際に遂行したプロジェクトを学生レベルで構成し直すようなワーク。発表は立候補した班が軽く口頭で意見を言う程度。
昼：社員交流→若手社員が各班に一人ずつ配置され、お弁当を食べながらざっくばらんに商社パーソンの私生活について聞くことができる。
午後：トレーディング体感ワーク→トレーディング業務を擬似的に行う、オリジナルワーク。豊通で行われたワークと結構似ていたので、先に豊通のインターンに参加すると要領がわかり、有利かも。優勝班のリーダーは前で一言話す機会を与えられる。トレーディングワークについて的確なフィードバックが社員から班毎にいただける。

なし

午後のトレーディングワークに対する全体FBにおいて、理解に時間がかかり、ゲーム序盤に、全く行動できていない班が多く、ゲーム上の機会損失が大変多かった状況に対して「ルール理解云々の前にまずはリスクをとってポジションを取れ」という言葉が印象的。

午後に行った総合商社トレーディングワークでは双日オリジナルのルールが説明されるのだが、理解度合いに個人差があり、ゲーム序盤はチーム内でどのような戦略を取るか、コンセンサスを取ることが非常に難しいと感じた。頭を働かせながら、体も動かすゲームであり、心身共に結構疲れた。

プロジェクトワークとトレーディングワークを通して総合商社という業界を深く理解することができる。サマーの段階であるため懇切丁寧に説明してくれるので、一人で業界分析を行うよりも圧倒的にコストパフォーマンスが良い。社員交流を通して、商社パーソンのリアルな私生活に触れることができるのも、大変新鮮であった。

トレーディング業務やバリューチェーンの考え方などを身につけておくと、トレーディングワークを有利に進めることができるだろう。

今回は1dayインターンであったので、実際に双日で働いているイメージを具現化するには至らなかった。総合商社は配属部署、また担当する業務は十人十色であると聞く。OB訪問をできるだけ様々な年齢層に行うことが、働いているイメージをより明確にする近道であろう。

双日は新卒学生にとって大変人気な総合商社の一角で、倍率も高いと聞く。内定者も粒ぞろいで、体育会や語学に堪能な帰国子女が有利であると聞く。私は理系院生で体育会などには所属してこなかったため、縦の繋がりもあまりない。内定を獲得するには努力を要するだろう。

志望度が上がった一番の要因は、トレーディングワーク後の若手社員からの全体FBである。
非常に良く各チームを観察しており、的確なFBであった。「こういう社員になりたい」と率直に感じた。昼食の社員交流でも、好感度の高い社員さんが多く、「双日の人」が大変魅力的に感じた。

上述であるが、この夏の1dayインターンシップの参加が本選考に有利になることはない。冬の5daysインターンは本選考に直結のようである。冬インターン選考の際に、夏の1dayインターンシップ参加が加点されることがもしかしたらあるかもしれない。

私は「グローバル社会における日本のプレゼンス向上に寄与する仕事」を軸に就職活動を行っており、外資コンサルや総合商社を志望している。中でも、総合商社は昨今、事業主体となることがあったり、ベンチャーキャピタルとしての機能を保有し、経営マインドが養えるなど魅力的なファーストキャリアに惹かれ、志望している。

特に大きな変化はなかった。引き続き、外資コンサルや総合商社を中心に就職活動を進めている。商社就活をする上で、必須であるのが「OB訪問である」。OB訪問を重ね、様々な部署に配属されている人に出会い、社風を正確に理解し、志望動機と自身の価値観・経験をすり合わせる作業が内定を獲得する上で必要である。本インターンを通して、改めて感じた。