
22卒 本選考ES
技術系

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Q.
あなたが大学(大学院)時代に経験した最も大きな失敗(トラブル)を教えて下さい。また、その失敗(トラブル)から何を学び、それを現在どのように活かしているかも教えて下さい。(~400字)
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A.
私が経験した最も大きな失敗は、ボウリング場アルバイトのイベント勧誘業務での失敗です。私は趣味でボウリング場のイベントに参加していたため、イベントについてよく理解している自信がありました。そこで、この経験をイベント勧誘に活かすことで難なく参加者を獲得できると考えていました。しかし、思うようにお客様から関心が得られず、お店の目標の参加人数を達成できないという失敗を経験しました。これは内容を詳細に伝えようとするあまり、一方的な説明となっていたことが原因でした。そこで説明方法を改善するべく、勧誘時のお客様の表情や質問を記録し分析しました。そして、様々なお客様に合わせた私なりのイベント勧誘手順を確立したことで、参加者を3倍に増やし目標を達成することができました。この経験から、「客観的に見つめ直す」ことの重要さを学びました。現在でも、独りよがりの言動に注意し、相手の目線を考えた会話を心掛けています。 続きを読む
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Q.
あなたがこれまでに興味を持った学問または研究テーマについて、その内容・なぜそれに興味を持ったか・その中で自身が工夫したこと・そこからどのようなことを学んだかについて、専門外の人にも分かるように説明して下さい。(1000字)
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A.
私はアップコンバージョン(UC)と呼ばれる現象を効率的に起こす方法を研究しています。UCとは、低エネルギーな近赤外光が高エネルギーな可視発光に変換される現象であり、ランタニド(Ln)と呼ばれる発光性の金属間で生じるエネルギー移動により発現することが知られています。この現象を応用することで、生体への悪影響が小さな近赤外光を利用した、革新的な新規がん標識薬の創成などが期待できます。効率的なUCには、Ln同士を近接させることが重要です。本研究では、Ln間距離を制御する手段として、複数の金属と有機分子から構成される「異核錯体」に注目しました。異核錯体は有機分子によってLn間の距離を近位置に固定するため、効率的なUCが期待できます。しかし、Lnは全て類似した性質を持つため、同一のLnから構成される「同核錯体」が同時に形成することが課題となっています。これまでに、目的の異核錯体のみを選択的に合成できた例は存在しません。そこで私は、Lnとよく似た性質のカルシウム(Ca)に注目し、金属の置換反応を利用するという全く新しい手法を着想しました。まずLnとCaを用いた異核錯体を形成させた後、Caを異なるLn’で置換することで異核Ln錯体の選択的な合成を狙います。私がこの研究に興味を持ったのは、異核錯体の選択的合成という前人未踏の課題を、私の手で解決したいと強く感じたからです。私なりの創意工夫で困難な課題の解決を目指すことで、未知の技術や研究領域を切り開くことができる研究者として成長したいと考えました。しかし、Ca置換を用いた選択的合成法を着想するまでの道のりは非常に困難でした。前任者の手法では目的物を3割程しか合成できず、既存の手法から発想を転換することが必要でした。そこで,私は「徹底的に検討し、確実な考察を積み重ねる」ことを最も意識して研究に取り組みました。結果を求めると闇雲に実験数を増やしてしまいがちですが、不確かな考察を乱立させても成功から遠のくばかりだと考えました。そこで、ほんの僅かな条件や合成手順の違いによる変化を入念に検討し、一つ一つの失敗の原因をあらゆる面から考察しました。この地道な検討を重ね、確信できる結論を結び付けていくことで、従来の問題点を克服した画期的な合成手法にたどり着くことができました。この経験から、「焦らず堅実に物事を進める」ことの重要さを学びました。 続きを読む
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Q.
自己PR(400字)
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A.
私の強みは「現状に妥協せず努力できる向上心」です。私の研究は当初、分析中に偶然生じた一本のピークを調べるという明確な目的のない研究テーマでした。この研究から新たな価値を見出すべく、毎日15個以上のサンプルを調製し実験を行うことで、研究の発展を目指しました。そして一見失敗に思える結果に活路を見出すことで、前例のない画期的な手法の研究テーマを自ら創出し、学会発表を果たすことができました。さらに、この結果に満足することなく、より多くの研究に影響を与えたいと考えました。そこで、研究室が抱える未解決の研究課題に注目し、私のこれまでの研究成果をベースとした解決策を提案し、試行しました。この取り組みにより、困難とされた分子の合成や分子機能の大幅な向上を達成し、過去に断念された2つの研究を再起させることができました。貴社でも一切の妥協なく新たな価値を探求し、多様な社会のニーズに応える製品を開発したいです。 続きを読む
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Q.
当社を知ったきっかけを教えて下さい。
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A.
研究室の先輩が貴社で働いていることをきっかけに貴社のことを知った.説明会やインターンを通して,数多くの「世界初」や「世界一」を生み出す高い技術力と幅広い事業領域に魅力を感じ,志望しました. 続きを読む