【自動車業界の挑戦】【17卒】コンチネンタル・オートモーティブの冬インターン体験記（エンジニア）No.321（東京都市大学/男性）（2017/12/14公開）

昔から自動車が好きだったので、自動車業界と自動車部品メーカーの仕事について深く知りたかった。また、外資系企業で、さらに大企業の雰囲気を知りたかった。

私は自動車に以前から興味があったので、自動車業界に関する基本的なことは知っていました。その知識はインターン合格につながったと思います。

インターンシップの課題はそのインターンシップで学んだことについてきちんとプレゼンテーションできるか

1日目にやったこと

まず最初に自己紹介をそれぞれやって、自動車業界とコンチネンタルについて説明を受けた。昼食は弁当を15新卒の方と一緒にとった。それからNASAゲームというコンセンサス能力を鍛えるグループワークを行った。その後は、ブレーキの仕組みについて詳しく説明を受けた。

2日目にやったこと

それぞれ2人づつ班に分かれて、職場体験を行った。午前中は、車輪速センサーの性能を検証することで納品先の要求に答えていることを保証するという業務の体験をした。昼食は午前中の社員の方と一緒にとった。午後は、NOxインジェクターの設計開発現場で実際にどのように仕事をしているかを教えていただいた。

3日目にやったこと

午前中は1日目と2日目でやったことや学んだことについてパワーポイントにまとめる作業をした。午後は社内の英語教室で一時間英語の研修を受けた。それから今までお世話になった方、全員の前でプレゼンテーションを行った。最後に懇親会があった。

職場体験でお世話になった方/人事の方

なし

実際にフィードバックがあったのは最終日のプレゼンテーション後だったのですが、全員よく発表できてますねというありきたりなものでした。

まず初日が雪で電車が遅れて大変だった。職場体験ではかなり専門的な知識が要求されて、正直何をやっているのかよくわからなかった。英語教室はいい勉強になったが、とても辛かった。

トヨタや日産などの完成車メーカーがあり、そのメーカーからの依頼を受けるのが自動車部品サプライヤー。そのサプライヤーにはボッシュやデンソーなどの会社がありコンチネンタルもここに位置していること。さらにその部品を作るための部品を作るサプライヤーがいるという構造になっている。NASAゲームを通じて自分の考えを相手に理解してもらうことのむずかしさを学んだ。これは自分の苦手なところだということを実感した。いろいろな人とのコミュニケーションがあり、分からないことやできないことに対する姿勢、そういった困難に立ち向かう力が必要。

自動車業界についてはもっと深く知っておくべきだった。具体的には、完成車メーカーとサプライヤーの関係など。あとは技術的なことはどうしようもないが、ある程度は勉強しておきたかった。

2日目の業務体験において、2つの部署でそれぞれ体験を行ったが、やっていることや雰囲気などが全く違うため、入社後の配属先によって大きく変わってくると感じた。しかし職場の雰囲気自体は悪くないことが分かった。

初日に行ったNASAゲームというグループワークにおいて、最も求められる能力として自分の考えていることを相手に論理的に話すことで、合意を得るというもので自分にかけている能力だと感じた。最終日のプレゼンテーションにおいて、他の学生の発表のレベルがとても高かったことが印象に残っている。

グループワークを通じて、同じ人種で同年代の相手とすらまともにコンセンサスを得られなかったことから、外資系企業で他人種で他世代の相手と一緒に仕事が出来るのかと不安に思った。また、技術系総合職としての募集だったのでどの部署に配属になるのか不透明。

インターンシップ参加者限定の選考を行ってくれた。またインターン生との交流で前もって選考について知ることが出来た。

私は子供の頃から自動車とコンピュータに興味があり、自動車の制御の分野で設計開発業務に携わりたいと考えています。それは、ESCの装着が義務化されるなど近年自動車の制御の分野は将来性があると認識しており、私が学んできたことが活かせると考えているから。

自動車部品メーカーということで、技術者として関われる範囲は大きいと思っていたが、実際は設計開発よりも性能評価や検証の部署が殆どで、大企業の不透明さを感じた。コンチネンタルの強みとして自動運転などの先進的な車両制御などが挙げられるが、実際にそこに関われるか疑問に思った。