22卒 インターンES
研究職
22卒 | 大阪大学大学院 | 女性
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Q.
中外製薬のインターンシップに参加することで何を得たいですか?(500文字以内)
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A.
私が学びたいことは二つあります。一つ目は、貴社の研究職の具体的な仕事内容を知り、働くイメージを掴むことです。私は人々の健康に貢献し、笑顔あふれる世界にする研究者になりたいと考えています。健康は幸せな毎日を過ごす上で欠かせない重要なことであると考えるからです。製薬だからこそ高い効き目と安全性を誇り、多くの手段で健康に関わることができると考えました。特に、独自のサイエンス力と技術力を持ち、未知の領域に次々と挑戦する貴社では、一人ひとりに寄り添い、多くの人に向けて、革新性の高い新薬を提供できると魅力を感じたため、貴社を志望しました。インターンシップを通して、社員の方々とコミュニケーションをとり、貴社がどのように研究を進めているのかを学び、自分に足りていないことを自覚する機会にし、今後に生かしたと考えています。二つ目は、他職種の方々との関わり方を知り、製薬企業の全体像を学ぶことです。企業において必要不可欠であるチームで取り組むということの楽しさや難しさを感じながら、周囲との協働により、新たな考えを生み出す経験をしたいと考えています。これにより、貴社での他職種の方との連携の取り方を学びたいです。 続きを読む
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Q.
「現在、ご自身が取り組んでいる研究の概要を教えてください。」(500文字以内)
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A.
私の研究テーマは「キラルな界面活性剤を用いた速度論的抽出分離の開発」です。界面活性剤を用いることで、界面通過の速度を下げて、抽出速度の違いによる分離の実現を目的としています。界面における物質通過において、拡散過程と界面通過過程が考えられます。この物質通過において、拡散が律速段階であることがわかっています。律速段階というのは、一連の反応がいくつかの段階に分かれている場合、その一連の反応の中で、最も反応速度が小さく、その反応が全体の速さを決めている段階の反応のことです。つまり、この物質通過において、界面通過で起こる反応は速すぎて、界面の寄与がみられないという問題点があります。そこで、界面通過に着目する方法を検討中です。キラルな界面活性剤を用いて物質移動の制御が可能になれば、分子選択制やキラル選択制を向上させた新規分割法の開発に繋がると考えています。これが実現すれば、将来的に、医薬品など生体に関係する分野で役立つと考えています。例えば、二つの物質のいずれか一方が望まない効果や副作用を生じる場合、それぞれを分離することが可能になれば、それらの作用を排除することが可能になると期待しています。 続きを読む
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Q.
「研究に取り組むにあたって、発揮しているご自身の強みを教えてください。(知識、スキル、性格面など、何でも結構です。)」
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A.
私の強みは、向上心があることです。私が研究に取り組むにあたって、この強みを具体的に発揮していることが二つあります。一つ目はわからないことはすぐに調べて、それでもわからないことは指導教員に聞くことです。ただ、単に質問するのではなく、「自分はこう考えているのですが、どうでしょうか。」というように自分でまず考え、自分の意見を述べた上で質問することを意識しています。このことから、たとえ自分の考えが間違っていても、自分がどのように考えたからその考えが出てきたのかということがわかり、より研究の理解が深まっています。二つ目は、事前に計画をたてて、効率的に実験を進めていくことです。私が行う実験には、長くて三時間かかるような測定もあるため、その間の時間が無駄にならないように、一週間のスケジュールをたてて、その時間に他の実験や解析を進めるように心がけています。また、実験中に気が付いたことや問題点をノートに書き出し、日々ステップアップすることを意識して取り組んでいます。このような私の強みは、限られた時間の中で成果が求められる創薬研究の現場においても、生かすことができると考えています。 続きを読む