【広く知る金融の魅力】【20卒】三井住友信託銀行の冬インターン体験記（文系/総合職）No.4619（大阪大学/女性）（2019/4/4公開）

金融業界の中でも銀行業務だけでなく、リテール、ホールセール業務、不動産、資産運用など幅広い業務を扱っていることから、信託銀行のインターンに参加すれば金融業界を広く知れるのではないかと思い応募した。また海外で働いてみたいという漠然とした思いもあって、海外に幅広く事業展開していることもきっかけとなった。

インターン選考はESとWEBテストだった。ESはとくに対策しなかったが簿記を勉強していたことからそのことを中心にかいて金融業界への興味を示した。WEBテストは成美堂出版のWEBテストクリア問題集を買って半分ほど解いた。

ホールセール業務/リテール業務

1日目にやったこと

会社の説明と、業務理解のためビジネスゲームがあった。ビジネスゲームの内容は学生が行員となった設定でチームで、審査員に営業をかける。売り上げを一番伸ばしたチームが優勝。

2日目にやったこと

リテール業務。個人営業を体験。個人の資産運用についてプレゼンテーションを行う。最初に資産運用にはどんな方法があるかといった説明を聞いた後、Aさんの担当の行員になったという設定で、Aさんの資産を家族にどうやって分配するか、税金対策をどうするかについて考えて行く。

3日目にやったこと

ホールセール業務。法人営業。企業向けに経営コンサルティングをするという設定。具体的にやったことは架空の鉄道会社の赤字路線の乗客獲得のために信託銀行がどのようなコンサルが行えるかということをディスカッションしプレゼンにまとめた。全体を通したフィードバックがあった。

特に審査はなかった。

なし

全体を通してお客様のことを考えなければ自分たちの利益につながらないというフィードバックを受けた。顧客は自分たちに潜んでいる潜在的な問題に築いていない。それを引き出すのが行員の仕事であるということ。

特に大変なことはなかったが、金融知識がみんなあまりないため、最初何から話し始めてよいのかがわからなかった。逐一わからないことを聞けるメンターなどもつくようなことがなかったためみんなよくわからないままディスカッションを進めている感じがとても強かった。

少ない情報から顧客がに最適な提案をするということ、潜在的な問題を見つけ出すことができるということ。また三井住友信託銀行の強みであるのは個別相談ができるカウンターがあること。コンサルティング力に他行よりも圧倒的な自信を持っていることが分かった。

ホームページをもう少しよく見てわからない用語について調べておけばよかった。またほかの大手二行との違いも比べておけばよかった。

形式的なインターンだと感じた。学生が議論しあって企画を行うというタイプだったため、実際はどうやって顧客と向き合うのか、一つの企画が立ち上がり、それが会社の利益につながるまでどのようなプロセスを踏むのか、実務の場面ではどうやった疑問が顧客から飛んでくるのかがイメージができなかった。

業務のシステム化が進む中、銀行が求めているのは頭がよく今後戦力になりそうな能力を持った人だと思う。金融の知識だけでなく不動産、税金のことなど様々なことのプロでなければならない。ちょっと金融に興味がある、くらいではこの銀行の持つ様々な業務をこなしてはいけないと思った。

銀行業務以上に幅広い業務を行っている点については成長できそうという点で興味を持てたが、リテール業務でBtoC業務があるというところで、あまり個人の話を深堀するのは好きではないし、BtoCのほうが顧客獲得が大変ということも聞いたためやりたくないと思った。

本選考に関することについてはほとんど触れられなかった。インターン合格者限定の座談会招待などがあった。いずれもインターン参加者に会社のことを深く知ってもらいのちの選考時に志望動機を考える際に有利になるというくらいだった。

外国語を生かして仕事がしたいという思いから海外で駐在員として働ける、ということに重きを置いていた。業界はとくに何を志望していたというわけでもないが、簿記を勉強していたことから金融ならば知識が生かせそうだと思っていた。また人材業界を少し見ていたため、そちらのインターンシップ選考にも参加した。またITも少し見ていた。

IT業界を中心に見るようになった。きっかけは金融業界の多くの部門にシステムが導入され人員削減が行われているという事情をはっきりと感じたため。それならば今後はITにたけた人材が不足するのではないかと考え、プログラミングなどのスキルが身に付く、文理問わずチャレンジできる環境のあるIT企業を目指すようになった。