22卒 本選考ES
技術系(生物・化学系総合職)
22卒 | 神戸大学大学院 | 男性
-
Q.
ここ数年間に、あなたが自ら目標を掲げ挑戦してきたことについて、 周囲の人々とどのように連携したかを含めて説明し、そこから何を学んだか教えてください。1000文字以下
-
A.
アルバイト先の学習塾での指導方法の改善に挑戦しました。私は大学入学当初から今まで学習塾で働いています。それまでは、学生スタッフの主な業務は事務作業であり、教務作業は職員が中心で行っていましたが、4回生時に塾長が代わり、学生スタッフ主体の生徒指導へと体制が変わりました。しかし、体制が大きく変化したのにも関わらず、指導方法に関する研修・教育制度が無いため、方法や内容については学生スタッフ個々人に放任されていました。そのため、業務を行う上で複数の生徒に対する画一的な指導と、スタッフ毎の指導の質における差があることによって、生徒の成績に影響が出る可能性があることに問題意識を持ちました。そこで、学生スタッフとして生徒の助けになりたいという思いから、一人でも多くの生徒の第一志望合格を実現するために、生徒の個性に寄り添った指導の実現と学生スタッフ間の指導の質の向上に取り組みました。個人の面では、生徒の思考・特徴の理解に努め、苦手分野の洗い出しと取り組み方の振り返りの面談を週に1度行いました。面談の際には1週毎の目標と学習状況を聞き、達成できなかった要因を洗い出し次週の学習に活かすことで、個々の学習方法の確立を目指しました。次に、学生スタッフ間で指導の差が生じるのは、学生スタッフが過去の学習経験に基づいた指導を行っていることが原因だと考えました。そこで、改善のために指導方法と目標の共有化を目指し、スタッフ15人で協議し意見を取りまとめて、月に1度担当学年別のミーティングを開くことを塾長に提案・実施しました。さらに、各学年でリーダーを決めて、学年ごとに独立して動けるようにしました。また、担当学年別のミーティングを実施した後は、議事録の作成と生徒の指導方法を共有することで、各学年での取り組みを明確化し、全員が把握できるようにしました。結果、昨年度では、自身の担当生徒は10人のセンター試験成績が平均230点上昇し、6人が第一志望合格を達成しました。学生スタッフ全体では、生徒指導方法と全体の目標の共有化によって、指導の質を向上することができ、学生スタッフの体験に基づいた偏った生徒指導を改善することが出来ました。そして、校舎全体では第一志望合格率52%(前年比+13%)を達成しました。この経験から、主体的に考えて行動することと周囲へ働きかけることの重要性を学びました。 続きを読む
-
Q.
あなたの研究テーマについて教えてください。 ※研究テーマ未定の場合はこれまで学んできたことを記載してください。350文字以下
-
A.
液-液相分離現象とアミロイド線維形成の関連性について研究しています。液-液相分離はタンパク質溶液が水と油のように2つに分かれる現象で、アミロイド線維はアルツハイマー病などの原因物質とされています。私の研究では、アミノ酸の並び方に注目し、含まれるアミノ酸の割合が似た3種類のタンパク質を用いて、液-液相分離の形成要因とアミロイド線維の形成機構の解明を目指しています。研究方法は顕微鏡を用いた観察と、液-液相分離が進むと溶液が濁る特性を活かし、液-液相分離を促進する試薬存在下での進行状況を濁り具合で評価します。また、3種のタンパク質間でアミロイド線維形成を確認します。この研究が進展すると、様々な病原体であるアミロイド線維の形成を未然に防ぐことができるようになる可能性があります。 続きを読む
-
Q.
あなたの価値観について教えてください。 ―あなたが一番大切にしている価値観は何ですか?50文字以下
-
A.
自身が中心に立ち物事を推し進める際にも、最大限に楽しみつつ他者の喜びに貢献することです。 続きを読む
-
Q.
その理由を教えてください。100文字以下
-
A.
他者への貢献は私の物事に取り組む際の原動力だからです。また、取り組みの中心にいる私が“楽しむ”ことで、より周囲の人に楽しんでもらえると考えているからです。 続きを読む
-
Q.
それが具体的に表れたエピソードを教えてください。350文字以下
-
A.
大学2回生時に取り組んだスポーツサークルの夏合宿の改善が挙げられます。夏合宿は4泊5日間あり100人が参加します。企画する中で、行程通りに進めるための全体管理に難しさを感じ、同期と協力しました。まずは、統制を取るためには全体の状況把握が重要だと考え、10人単位の班の中から同期の男女を1名ずつ伝達・管理係に任命し、報告・連絡・相談を徹底しました。次に、個々が状況に合わせて行動できるように、夏合宿前に同期を全員集め、スケジュール・当日の動き方を共有し、合宿中にも再確認を行い、指示待ち状態が生まれないようにしました。その結果、全体の状況を把握し、最小限の指示で円滑に進めることができました。また、同期が自考して動けるため、私も合宿のメインである運動を余すことなく楽しみながら運営することが出来ました。 続きを読む