【20卒】ＳＭＢＣ信託銀行の総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.8010（早稲田大学/男性）（2019/7/23公開）

強みと弱み/学生時代に頑張ったこと/志望動機/自身の強みを活かしてどんなキャリアを歩んでいきたいか

志望動機とは別にキャリアプランを問うてきたので、企業研究をしっかり行ったうえで記述するようにしました。締め切りが３月上旬と早かったので、就活会議などの就活サイトで過去のエントリーシートの設問を参照し、自分の答えを練っておくと良いと思います。

一般的な玉手箱だったので、参考書を二周程度解きました。

言語・非言語・性格

周囲からなんと言われることが多いか、という質問に対する答えと面接時であまりギャップがなかったことが評価のポイントだったといわれました。

面接は完全個室で行ったため、面接官との距離が近く話しやすかったです。面接官はタブレットで評価をしながら聞いていました。途中英語で自己紹介をさせられる場面がありました。３０分の面接後、社員との座談会を３０分ほど行いました。

なぜ金融業界を志望しているのか教えてください

私が金融業界に興味を抱いている理由は、「人の夢の実現を支援し、笑顔を創り出す」仕事がしたいと考えているからです。私は大学時代、予備校のアルバイトに励んできました。その中で、大学生スタッフとして生徒の入学促進から志望校合格サポートまでを行い、人の夢の実現を支援してきました。この経験から、人の夢の実現支援が出来る仕事に魅力を感じています。このアルバイトの中で、「受講料が高い」という理由で予備校に入塾できず、夢を掴むきっかけを逃してしまう生徒さんを見てきました。この経験から、何をするにもお金は必要不可欠なんだと改めて感じました。そのため、お金に携われる金融業界で働き、多くのお客様への金銭的なサポートによって夢の実現支援をしていきたいと考えたため、金融業界を志望しています。

あなたは周りの人になんといわれることが多いですか？また、それはなぜですか？

私は周囲の人に、「常に周りに気を配っている人だね」と言われることが多いです。そのため、人の体温や室温を感知して送風量を適宜変えていく「エアコン」みたいだと言われたこともあります。このように言われることが多い所以は、小学校の頃からの自身の性格から来ているのではないかと考えています。小学生の時、教室が汚れていたら掃除を気づいたらしていたりとか、雑に並べられた食器を丁寧に戻すなどを率先して行っていました。また、中学、高校時代には口数が少ないなど友人の異変に気づいたらすぐに悩みを聞いてあげるなど、常に全体に目をやることを心がけてきました。こうした自身の性格もあり、周囲への気配りを忘れない人物だといわれることが多いのではないかと思います。

キャリアプランを明確に語ることが出来たことだと思います。どの事業部で働きたいのか、そしてそれはなぜなのかを話すことが出来たことが評価に繋がりました。

前回同様完全個室の部屋で行いました。どちらの社員さんも適度に相槌を打ってくれて、とても話しやすい雰囲気でした。

「学生団体」で取り組まれていた内容を教えてください

学生団体では、地方から来る修学旅行生に東京の街を案内するという活動を行っています。その際には生徒情報をもとに会議を行い、観光場所の選定や調査をしたうえで当日に臨みます。活動後にはアンケート調査を行うことで、次回の活動に繋げます。始めた当初は「生徒を楽しませること」に重きを置いていたため、ただ楽しんで終わりの活動になってしまっていました。そこで生徒の満足度を高めるために、大学生が共に行動するからこその「豊かな学び」を提供することが重要だと考え、相互理解に向けた対話を通じて、将来の理想像をイメージさせるなどの活動の工夫に取り組んでいきました。こうした工夫を継続した結果、生徒の満足度向上に繋がっていきました。

当社で描いているキャリアプランを教えてください

私が御行に入行したら、まずはプレスティア事業部でのセールス業務に携わり、個人のお客様と直に接し、資産運用のサポートをしていきたいと考えています。その中で、信託銀行ならではのサービスの幅広さを最大限活かせるよう、ニーズに対応したものを見極めることのできる眼を養い、成長していきたいと考えています。その後、プライベートバンキングの事業部にて経験を積みたいと考えています。プレスティア事業部で身に着けた知識や経験を活用して、今までよりも富裕層のお客様向けのサービス提供、事業承継のお手伝いなどを行いたいです。お客様一人一人の専属アドバイザーとしてお客様の資産形成を支援する中で、多くの人の夢の実現支援を行っていきたいです。

他業界や他社比較をしっかりと行っていた点だと思います。最終面接なので上記のような少し突飛な質問もされましたが、しっかり考えて答えたことが評価に繋がったと考えています。また、実際に支店に訪問した旨を伝えた時の反応がいつも以上に大きかったので、任意参加の支店訪問はぜひ参加しておくべきだと思いました。

部屋が厳かだったので、少し緊張しました。ですが、面接官の方がアイスブレイクとして「今日は授業とかなかったの？」など聞いてくれたので、ほぐすことが出来ました。

SMBC信託銀行に対するイメージを教えてください

私が御行に対して抱いているイメージは、「お客様目線が徹底されていること」です。御行は扱う商品の幅が広い信託銀行の中でも、外貨に強いことや「絵画信託」などの独自の商品を扱うなどの他行にはない特徴を持っていると伺いました。そのため、国籍に関係なく多くのお客様のニーズに対応出来るように感じました。また、セミナーや支店訪問、一年目社員の方との懇談を通じて、「お客様と対話して自己を成長させ、ニーズに応えたい」という想いで働いている社員の方が多い印象を受けました。これらの理由から私は、御行自体もそこで働く社員の方も皆、他社よりもお客様目線第一でお仕事に取り組まれているのではないかというイメージを抱きました。

コンサルティング会社と金融機関の違いってなんだと思いますか？

コンサルティング会社と金融機関では、「人」を商材にして働くという点では似ていると考えています。ですが、両者のインターンシップに参加したり社員の方々から話を伺う中で感じた違いとしては、コンサルティング会社は金融機関よりもどちらかというと指導的な側面が強いのかなという印象を受けました。お客様の経営課題を解決に導いたりする中で、寄り添うよりも矯正するという働き方なのではないかと感じました。一方で金融機関は、コンサルティング会社よりもお客様と足並みを揃えて支援していく働き方が出来るのではないかと考えています。ある金融機関の社員の方にお話を伺った際に、「コンサルティング会社では出来ないような寄り添った支援を行っている」と伺ったので、このような違いを印象として感じています。

納得いくまで就活を続けさせてくれるスタンスでした。一週間に一度電話はかかってきましたが、就活状況を聞くだけだったので、特に強制はされませんでした。

信託銀行の中でもなぜSMBC信託銀行を志望しているのかを、しっかり答えられるようにしておくことが重要です。実際に最終面接では、「SMBC信託銀行のイメージ」について問われました。事業領域はもちろんのこと、どんな社員さんが働いているのかなどを支店訪問などの感想から話せると説得力が増すと思います。また、外貨に強いという特徴から、支店には海外のお客様も多く来訪するそうです。そのため一次面接では英語の自己紹介を指示されますが、話せるかどうかよりも話そうとする意志があるかどうかを見られていると思います。言葉に詰まっても、話そうとする意志を見せるようにしましょう。

「人」が詳細となる金融機関にとっては、働いている社員の印象から他社比較をするのも有効な手段だと考えました。実際に支店訪問や座談会の感想を伝えた際の面接官の反応が大きかったので、実際に足を運んで感じたことを伝えると熱意がアピールできて内定に繋がるのではないかと思います。

突然の英語自己紹介にうろたえず、話そうとする意志を見せることが重要です。各面接フェーズで逆質問の時間が長めに取られているので、事前に準備していくと良いと思います。一次面接の段階で「周囲から何と言われているか」を聞かれたので、自己分析は万全の状態で臨みましょう。