17卒 本選考ES
技術職
17卒 | 東京工業大学大学院 | 男性
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Q.
大学・大学院での学業について記述しなさい。
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A.
私は、修士課程の研究としてEnergy Harvesting(EH)用圧電バイモルフ振動子に関する研究を取り組んでおります。EHは周囲環境に存在するエネルギーを電力に変換する技術のことであり、近年注目を集めています。EHは電池交換を必要とする小型電子機器に対して応用が期待されています。EHには様々な手法が存在しており、そのうちの一つに圧電振動子を利用する方式があります。圧電振動子を外部からの振動によって励振させると圧電効果が発生するので電力が生じます。この圧電振動子を利用するEHの課題点は、発生する電力に関する理論が全く構築されていないことが挙げられます。本研究では、EH用圧電バイモルフ振動子の物理現象を等価回路表現し、それを利用して電力に関する計算を行っております。 続きを読む
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Q.
大学時代、力をいれたことは何ですか?それに対して、詳しく教えてください。
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A.
私が現在力を入れていることは大学院の研究です。私は現在、EH用圧電バイモルフ振動子の理論解析に関する研究を行っていて、目標としていた一つの課題は振動子に交流電圧を印加した時の物理現象を等価回路表現することでした。研究を始めた当初は、何をすればよいのかがわからず、全く研究が進まない状況でした。そこで、私はまず、論文サイトから20件ほどの論文を精読して研究に必要な知識を身につけていきました。そして、論文精読から得た知識を元にいくつかの解決策を考えて、それらを実行しました。その結果、等価回路を求めることに成功しました。私はこの目標を達成する過程の中で、理論的に物事を考察するためには、それに関連した基礎知識を身につけることが重要であると実感しました。また、この過程の中で、技術者に必須の能力の一つである問題解決力を学びました。 続きを読む
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Q.
学んだことや能力を入社後にどのように活かしたいと考えているでしょうか。
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A.
私が第一希望としている仕事は航空機器のエンジン始動システム用機器の製品開発です。新しい製品を開発するときには、いままでの製品にはない問題や課題が生じるので、それらに対する様々な解決方法を考案して、実行していく必要があります。なので、製品開発には問題解決力が必須になります。私は大学の研究を進めていく中で、問題解決力を培ってきました。なので、貴社に入社したら、その能力を製品開発に活かしていきたいと考えています。また、製品開発では、多くの人と共に仕事を進めていくため、相手と仕事に関する議論をする機会が非常に多いと考えております。私は研究に行き詰ったときには、必ず指導教官と研究に関する議論を行ってきたため、自分の意見を的確に伝えることができるほどのコミュニケーション力を得ました。このスキルも製品開発に応用していきたいです。 続きを読む