【音楽と技術の調和】【19卒】ＤＭＧ森精機の総合職の本選考体験記 No.5497（大阪大学/女性）（2018/9/10公開）

志望動機/学生時代に熱意を持ってチャレンジし、成長できた経験/入社後どのように活躍したいか

学生時代に力を入れたことについては、冬にマイナビのセミナーで添削してもらいながら書いたものがあったので、それをベースにこの会社に合うよう少しずつ変えて使った。

自己紹介をするように言われるが、志望動機を話す人もいれば学生時代の取り組みを話す人もいる。話し方を見られているような気がするので、事前に考えて練習していくことが大切。

呼ばれた学生が6人ずつ部屋に入り、一人ずつ順番に自己紹介する。時間が決められていて、面接官がストップウォッチで1分半計る間に話し、話していても時間切れになれば強制終了。自己紹介の内容について聞かれることはなく、逆質問の時間も与えられない。面接官は頷きながらメモを取っている。面接以外の待ち時間は筆記テスト。

1分半以内で自己紹介をしてください。

大学ではドイツ文学のゼミに所属しております。グリム童話から読み解けるドイツ人の気質や国民性について研究しています。学業以外ではジャズトランペットに打ち込んでおりまして、大学のジャズ研究部に所属して関西各地でライブ活動を行っています。一年間のドイツ留学の際にも楽器を持参しました。現地のジャズバンドのオーディションを受けてそこで活動しました。留学先の大学での学業に励んだだけではなく、このような活動によって積極性とコミュニケーション能力を磨くことができました。日本とドイツの技術的な協力を通じて世界に新しい価値を提供していらっしゃる御社に感銘を受け、志望させていただいております。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。

筆記テストについて（面接は自己紹介のみで逆質問もなし）

6人ずつ呼び出されて別の部屋に移動して面接が行われるが、面接中以外の待ち時間では筆記試験を解く。6人は、大学が被らないように事前に組んでいるようである。試験は英語、国語、数学の三科目のペーパーテストで、高1の定期テストのような問題が出される。全体的に簡単だが、今数学から離れていて、なおかつ数学が苦手だった文系学生が全くの無対策で臨むと厳しい。二次関数や三角比の基本的な問題が出題される。高校時代に使った公式集で基本的な公式を思い出しておくとよい。数ⅠAⅡBで十分。英語と国語は簡単なので対策は必要ない。国語は現代文のみで、漢字も少し出題された。英語は短めの長文。終わったら各自人事に提出し、好きなタイミングで帰って良い。

就活の軸がはっきりしていて、森精機を志望する理由が論理的に伝わったこと。もう一社同じくらい入社したい企業があることは正直に言ったが、そのことも就活の軸を交えてしっかり説明できたので逆に評価された。

完全に雑談に近い雰囲気。人柄を見られているように感じた。人事部長のみが質問してきて、一次面接のときの面接官がメモを取っていた。

趣味について教えてください。

趣味は6歳の時始めたピアノと小学校のブラスバンドの時からやっているトランペットです。ピアノはクラシックをずっと習っていて、高校三年生のセンター試験前の時期にあった発表会までずっとレッスンに行っていました。勉強や部活と両立してこつこつとピアノを続けて来られた経験は粘り強さをはぐくみました。また、ピアノでドイツ語圏の音楽をよく弾いていて、この文化圏に憧れがあったことがドイツ語を専攻す動機になりました。トランペットは中高は吹奏楽、大学からはジャズをやっています。バンドで全国大会出場経験もあり、現在は関西各地でライブ活動をしています。留学先のドイツにも楽器を持参してドイツ人とバンド活動をしたり、留学先の街のバーで演奏しました。

この会社の志望度はどれくらいで、どの企業と迷うか正直に答えてください。

御社と富士通の二社が第一志望で、その二社の志望度は今のところ同じくらいです。直接は目に見えない形で社会を支えている日系のメーカー企業で、なおかつ専攻のドイツ語を生かせるという二点を就活の軸にしています。御社は世界最大の工作機械メーカーであり、実態が半分ドイツ企業でもあるという点で確実にその二点に当てはまります。一方で富士通はシステムという技術で社会を支えているという点と、ドイツ企業であるシーメンスとの風力発電のシステム等の協力が進んでいてヨーロッパ方面へのさらなる進出が期待できるという点で魅力的です。この二社の志望度は圧倒的ですが、もし二社ともから内定がいただけることがあれば相当悩むと思います。

オフィス海の『史上最強SPIテストセンター超実践問題集』を繰り返し解いた。

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ライフヒストリーを聞かれることは事前にわかっていたので、論理立てて話せるようにある程度考えて行った。何を聞かれても簡潔に論理的に話すように意識したので、「理系っぽい」と言われて褒められた。

面接自体は雑談の様な雰囲気だった。社長に失礼がないようにだろうが、待合室で人事部の社員が社長の顔色を窺って話すように、とか、社長の嫌いな言葉を使わないようにといって執拗にアドバイスをくれたので逆にプレッシャーを感じた。

あなたのライフヒストリーを語ってください。

メーカー企業でエンジニアとして働く父のもとに生まれ、御社のように社会を陰ながら支える製造業での仕事に誇りを持っている姿を見て育ちました。幼少期からピアノとトランペットに打ち込んでおり、音楽の道に進むことも考えましたが、英語が得意でオーストラリアに語学研修に行ったことをきっかけに語学の楽しさに目覚め、大学では語学を専攻することにしました。英語以外の言語も習得したいと思い、専攻語を決めるときに、自分の興味は慣れ親しんできたクラシック音楽の聖地であるドイツ語圏であると思ったためドイツ語専攻を選びました。大学からはドイツ語とジャズトランペットに打ち込んでいます。三回生の後期から一年間ドイツに留学し、そこでも演奏活動と勉強に力を入れました。またドイツの工業力の高さや国としての素晴らしさを感じ、ドイツに関連する企業で働きたいと思うようになり現在に至ります。

落ち込んだ時はどのように対処しますか。

趣味の音楽に打ち込んで気分転換もできますが、私は嫌なことが起きてから、落ち込んだり、怒ったり、感情が動かされるまでの過程を常に意識しています。人はいつでも、嫌なことが起きて条件反射的に落ち込むのではなく、嫌なことに反応して、落ち込むのか、受け流すのか、ポジティブにとらえるのか意識的に選択してから嫌なことに対する感情が現れるのだと私は考えます。私は物事に対して受動的に落ち込んだり怒ったり反応しているのではなく、常に自分の意志で捉え方を選択しているので、容易に感情に振り回されることはありません。気分転換やストレスを発散することを考える前に、そもそも自分の感情をコントロールすることを意識しています。