【19卒】森ビルの夏インターン体験記（文系/総合職）No.1699（2018/2/6公開）

サマーインターンでは日系、外資、大手、ベンチャーなど幅広く見たかったため、自分が全く知らない不動産ディベロッパーという業界の日系大手について学ぶことで自身のキャリア観の形成に役立てるため。また、森ビルの施設そのものをもともと自分が好きであり、その裏側にも興味があったため。

ワンキャリアの森ビルのページの選考体験談を全て読み込み、面接前には実際にアークヒルズを見学したりして、自分の意見が言えるように準備した。

WEBテスト → 最終面接

目的意識を持って物事に取り組むため、インターンも有意義に取り組めそうなところと、面接官の質問に対して自分の言葉で答えていたところ

学生時代に力を入れたことを教えてください。

私は周囲の人にお世話になるばかりではなく自分も何か貢献したいと感じていたため、昨年の冬に、4ヶ月間の「松下村塾」（応募者の中から選抜された３０人が個別に志を叶えるビジネスを提案するコンテスト）に出場した。私は食を通じて高齢者と日本で働く外国人の孤独感を解消するビジネスを提案して優勝し、現在実現に向け株式会社イトーキにて活動している。一人で食事をするか否かで孤独感は大きく異なり、自分自身の経験に加え、東大の調査では孤食が多い高齢者の男性はうつ病になるリスクが２．７倍であるという結果が出ているため、私は「食」と「孤独感」というテーマを設定した。新規事業ということで、最初は0から１を生み出そうとしてビジネスモデル構築に悩んだが、自力で0から生み出すことばかりがクリエイティブなのではないとメンターに言われ、自分が目指すものに向けてアレンジするべく既存のビジネスや取り組み事例を調べ、ブラジルの英会話学校の取り組みを参照しながら、自分がサポートしたい人々に最も効果的だと思われるビジネスモデルを考案した。大変さから出場者の半数以上が離脱する中、私は課題解決に執念を持って取り組み続けた結果優勝した。

なぜ、総合ディベロッパーに興味を持ったのか、改めて説明してください。

私は、大学入学当初より東日本大震災で親を亡くした遺児の支援団体で活動している。その活動の一環として被災地に行き、全ての建物が消失して土台しか残っていないという悲惨な状況を目にして、そこに街があったということが信じられなくなるほどの強い衝撃を受けた。また、団体の子供や保護者との対話を通じ、生まれ育った街が一度になくなるという凄まじい経験が彼らに与えた悲しみや戸惑いの大きさを感じる場面が多かった。それらの経験や、被災地の復興に尽力している人々との交流・ビジネスコンテストでの０から１を生み出す喜びを知った事を通じ、関わる全ての人が誇り・愛着を持て、災害に強く持続・発展していける街を新たに作り出す事に興味を持った。様々な層の細かなニーズに柔軟に対応した街作りをするには、行政機関でも工事を請け負うゼネラルコンダクターでもなく総合ディベロッパーが最も適していると考え、興味を持った。

「森ビルらしさ」の体感

1日目にやったこと

森ビルのこれまでの施策についてのインプットと、「理想の街」というテーマでのグループワークがメイン。インプットにおいては、東京五輪誘致にも使われた都市模型を見せていただいたりして貴重な経験ができた。

2日目にやったこと

２日目の朝にそれぞれの部署についての説明があり、実際に部署が発表されて午前中にそれぞれの部署であいさつをする。その後、社員から与えられた課題に同じ部署に配属されたメンバーと取り組む。

3日目にやったこと

午前中は部署配属で、２日目の成果を部署のリーダーに発表したり、質問したりする機会がある。午後からは１日目のチームに戻り、それぞれの部署で学んできたことを活かして「理想の街」をまとめる。

様々な部署の若手

なし（というか優勝チームなども決めなかった）

人々のインサイトをどこまでも追及する重要性。「Aの理由はB」と考えてそこで思考を止めるのではなく、Bやその裏側の裏側まで追求しつくすことが求められており、非常に驚いた。

正直大変だったことは全くなく、普段利用している施設の裏側や今後の世界の都市のあり方について学べる、非常に貴重な機会となった。社員の仲も良くて和気あいあいと仕事に取り組んでおり、それでいて社員一人ひとりが「森ビルらしさ」をいつも胸に仕事をしているため、非常に素敵な会社だと思った。