20卒 インターンES
コンサルタント
20卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
・学生時代に一番力を入れて取り組んだこととそこから学んだことは何かを記述ください。(300文字)
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A.
私は学部の卒業研究において挑戦的な課題を選び、最終的に学会での発表を実現した。 卒業研究では、私が’修める’と決めた学問である物理と全力で向き合おうと考え、複数ある研究課題の内、前例がなくその実験手法の開拓から手探りで始める必要のある最も挑戦的な課題を選んだ。その際、年度末の学会までに発表できる成果を出すことを目標にし、段階的に研究を行った。未知の手法開拓ではネックであると考えられる部分を試し、その結果からより良い方法へ改善していく作業を網羅的に行うことが必要であると学び、通常のカリキュラムであれば週2日のところを週6日で研究するといった継続的な努力を行った。 その結果、対象物質で未知の状態の観測に成功し、私の学科では通常修士以降で行う日本物理学会での発表を、学部4年の時点で実現することができた。この経験から、右も左も分からない状態から結果を出す方法、そしてモチベーションの保ち方などを学んだ。 続きを読む
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Q.
・どのようなことでも良いので、自分が世の中で一番詳しいと思うことについて教えてください(400文字)
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A.
有機物質中の電荷におけるガラス状態の形成メカニズム。 液体状態では物質を構成する粒子が比較的自由に動いており、固体状態では規則的に配列し静止している。一方ガラス状態はこの2状態の中間のような状態であり、物質を構成する粒子が不規則的な状態で静止(正確には人の時間スケールでは静止して見える)している状態である。 このガラス状態は結晶上に存在する電子(電流の元となる粒子)にも見られる。有機物質中でのそのような状態は、規則的に電子が配列するのが難しいような構造を、その物質がとることに起因する。ここまでは世の中でも知られているが、有機物質におけるガラス状態を形成する物質としない物質の違いとして、ガラス形成前の液体状態ですでにガラスを形成する際に生じる揺らぎが存在しているかが重要であり、揺らぎがあるときにはガラスが形成される。このメカニズムは自らの研究で培ったことで、自分が一番詳しいと考える。 続きを読む