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- A.
株式会社三菱総合研究所の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒株式会社三菱総合研究所のレポート
公開日:2019年6月25日
選考概要
- 年度
-
- 2020年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
本選考を突破するためには、インターンシップに参加しておくことが最大の近道。インターンシップは夏と冬にそれぞれ1週間または2週間程度で行われるので、本選考突破を狙うのであればいずれかに参加した方がいいと思う。インターンシップ参加段階ではそれほどシンクタンク業界のことについて知っていなくても問題なく、インターンシップを通してシンクタンク業務がどんなものであるのかのイメージや、会社の雰囲気を感じ取れると思う。面接では、同じシンクタンク業界の他社との比較よりも、なぜ他の業界でないのか、について深く聞かれたイメージがあるので、自分の専攻分野においてなぜシンクタンク業界を志望するのかを、自分の中でしっかりと整理しておくべきだと思う。
志望動機
「政策の現場実行」を官民巻き込んで行い、産業界全体の変革を先導したいからです。私は仕事を通して、社会に広くインパクトを与えられる「政策」に携わりたいと考えており、中でもいかに政策を現場で実行できるかが産業界全体の変革に直結すると考えています。政策の実行に当たっては、多くの利害関係者間での合意形成や新たな技術の導入など、現場で実際に解決しなければならない課題が数多く存在すると考えます。シンクタンクならば、官公庁の最新の政策動向を踏まえた上で複数の民間企業の戦略立案をコンサルティングすることができ、さらには政策動向が具体的な事業に落とし込まれ、現場レベルで発生する種々の課題を解決し、最終的な成果を出すまで見届ける「政策の現場実行」を体現できると考えました。特に貴社を志望する理由は、官公庁案件の比重が大きいためより政策動向に精通することができる環境にあるから、またインターンシップを通じて実感した利益追求だけでなく事業の社会的意義を大切にする貴社の風土を魅力に感じたからです。
入社後は、建設産業戦略に関わるテーマに取り組んでみたいです。建設産業はこれまで日本の社会資本整備を担う重要な役割を果たしてきましたが、近年は産業構造の転換期を迎えています。例えば、国内市場の縮小に伴う企業間競争の激化が挙げられます。この状況を踏まえ、国内の建設会社は海外建設市場への積極的進出を試みています。しかし実際には経験・ネットワーク不足や、新興国の建設関連制度、人材の問題等、今後乗り越えなければならない課題は山積している印象を受けます。この状況において私は、最新の官公庁政策の動向を理解した研究員として的確なコンサルティングを現場レベルで複数の企業に対して横断的に行う役割を果たし、工事受注件数増加など目に見える成果にこだわって日本の建設業界全体を海外市場進出の成功へと導きたいです。そのためにも、入社後はまず官公庁のインフラビジネス案件に積極的に関わることで最新の業界動向に触れ、自身の研究員としての専門性に磨きをかけたいと考えています。また一方で、今後の建設事業者は受注型のビジネスモデルだけでは生き残りが難しくなっており、従来の事業領域にとらわれずに事業を多角化し、提案型ビジネスモデルへ転換していく重要性があると考えられます。そのため、今後の建設産業のビジネスモデルを考える上では、建設産業のみならず、幅広い分野の知見や経験を有することが大切であると考えます。したがって入社後は,建設産業に関連した分野のみにとらわれることなく、幅広い分野に積極的に興味を持って取り組みたいと考えています。
インターン
- 実施時期
- 2018年10月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2019年01月
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
WEBテスト対策で行ったこと
一般的なwebテストの参考書を一通りさらった。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 20年目程度の部門長
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
三菱総研は専門性の高い研究員としての資質を見てると思うので、自分の研究テーマ、内容について的確に説明することが重要であると思う。
面接の雰囲気
インターンシップの時にお世話になった方もいて、比較的和やかな雰囲気で進められた。圧迫するような雰囲気はなかった。
1次面接で聞かれた質問と回答
ご自身の研究内容について教えて下さい。
火山噴火に伴う土木インフラへの降灰被害の軽減に向けた対策を研究しています。具体的には、実際に起きた噴火現象に対して数値モデルを用いた火山灰分布計算を行い、降下火山灰の定量的解析を行っています。2017年霧島山新燃岳噴火及び2018年草津本白根山噴火直後には、現地で降灰量測定調査を行い、現地調査結果と数値計算結果の比較を行うことで使用数値モデルの精度を検証しました。
本研究テーマを選択した背景には、日本国内の火山研究者不足があります。日本は火山大国ですが、近年は火山活動が歴史的にみて非常に穏やかであったことなどから研究の必要性が社会に認識されにくい状況にありました。しかし戦後最悪の犠牲者が出た2014年の御嶽山の噴火を契機に、火山研究者の不足や火山災害に対する事前準備の不足が社会的に問題視されるようになりました。このように研究の社会的需要が大きく、また研究者数の少ない分野にチャレンジすることにやりがいを感じ、本研究テーマを選択しました。
研究における独自性は、噴火予知に主眼を置かず、噴火後の速報的な火山灰降下範囲の予測によってその後の迅速な災害対応を可能とし、土木インフラをはじめとする社会への降灰被害軽減を図る点にあります。社会や行政の担当者は、いつどこで噴火が起こるのか、どのような噴火がおこるのか等の問題に対する解答を欲しがりますが、火山噴火のプロセスには常に多くの不確実性を含むため、現状では噴火予知を行うことは非常に難しいとされています。したがって現段階においては、噴火直後の速報的火山灰予測手法の確立が、その後の迅速な災害対応を可能にし、社会への降灰被害軽減に有効であると考えます。
本研究で使用する火山灰分布予測手法は、行政の災害対応のみならず、企業が火山噴火に対する事業継続計画(BCP)を策定する際にも役立てることができると考えます。特に降灰は、鉄道・航空・道路等の交通ネットワーク機能を広範囲にわたって低下させ、物流網に大きな影響を与える可能性が高いという特徴が挙げられます。仮に企業の生産拠点が大規模噴火による交通網の影響を長期にわたって受けた場合、取引先はリスク軽減のため、噴火の影響のない地域や海外の企業に発注をシフトする可能性があります。このような事態を避けるためにも、本研究で使用する火山灰分布予測手法を活用して、どの地域にどの程度の火山灰が堆積する可能性があるかをあらかじめシミュレーションすることで、企業における火山噴火に対する事業継続計画(BCP)の策定の際に役立てることができると考えます。
学業以外に力を入れて取り組んだことについて教えてください。
テニスサークルでのリーグ昇格を懸けた団体戦に力を入れて取り組みました。私たちのテニスサークルは学内最大規模の連盟に所属しており、その連盟においてリーグの入れ替えを懸けた団体戦が複数日程にわたって行われます。私たちのサークルは団体戦を選手のみならず全員で取り組むイベントと位置付けており、入会後の私は全力で取り組む先輩方の姿に魅了され、自分も主体的に団体戦に関わりたいと思うようになりました。
サークル幹部となった私は、それまでの団体戦で応援力の差がそのまま試合内容に大きく作用するケースを幾度と経験したため、団体戦に勝利するためにはサークル全体の試合応援体制の底上げが重要であると感じ、これを主体的に行うことでサークルのリーグ昇格に貢献したいと考えました。しかし、過去の経験から入会初期のサークル員は試合応援の輪の中に溶け込みづらく、応援に積極的に参加できていない傾向がある、さらには彼ら自身が団体戦を十分に楽しめていない傾向があることを課題に感じていました。私はその原因を、彼らがサークルに入会してまだ間もないため選手を身近な存在に感じられていないからであると考え、彼らと選手間の会話を積極的に促すことでこの課題の解決を図りました。しかし中には「自分の試合の準備に専念したい」と考える選手も複数おり、この方針はすぐに全体レベルまで浸透しませんでした。そこで私は彼らの想いも汲み取った上で、試合応援体制の強化が彼ら自身の試合を後押ししてくれることを表面的に伝えるのではなく、自身が過去に仲間の応援に勇気づけられたシーンを彼らと同じ選手目線から臨場感持って具体的に話すことで伝え、互いの落とし処を探しました。その結果、彼らは個人の試合終了後の時間を後日の団体戦へ向けて入会初期のサークル員との積極的な会話に割くことを表明し、実行してくれました。これらの取り組みの結果、団体戦の日程を消化するごとに入会初期のサークル員と選手間の会話の場面を数多く見かけるようになり、また彼らは試合応援に積極的に参加していく姿勢へと変化していきました。そしてチーム全体の試合応援体制の底上げが実現し、結果として私たちのサークルは念願のリーグ昇格を果たすことができました。
この団体戦への取り組みを通じて私は、チームが抱える課題に対し周囲を巻き込んで解決するためには、異なる立場の価値観を汲み取った上で個人に応じた柔軟な伝え方をすることが大切だと考えるようになりました。この経験は、多種多様な立場の利害関係者との対話を行う中でプロジェクトを進める貴社の仕事のスタイルにおいても役立てることができると考えます。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 30年目程度の管理職
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接であるので、最終的に三菱総研に入社する意志があるのかを確認するような質問をされた。迷いなく入社の意志を表明することが大切であると思う。
面接の雰囲気
前回の面接よりも面接官の年次があがり、前回に比べると多少形式だった面接が行われたが、雰囲気は依然として和やかだった。
最終面接で聞かれた質問と回答
当社に入社する意志はありますか。
はい、もしご縁がいただけるのであれば、是非御社で働きたいと思っております。インターンシップを通じてそれまであまり知らなかったシンクタンク業界について知ることができ、将来自分が社会に出てやりたいことを考えた時に、シンクタンク業界の研究員として、官民を巻き込んだ政策の現場実行性を高める仕事がしたいと思いました。同じシンクタンク業界の他社についても調べたり説明会に参加したりしましたが、自分の専門分野における研究員の方の人数の多さや、研究テーマの幅広さの点で、御社に魅力を感じております。またインターンシップを通じて感じた御社の研究員の方々の雰囲気も自分に合っていると思い、御社で働くことを希望しています。
博士課程に進んで研究を続けることは考えていませんか。
考えていません。自分は研究者タイプではないと思っています。自然現象と向き合い続ける研究のような仕事よりも、もっと人とのコミュニケーションによって成り立つ部分が多い仕事の方が、自分の長所をより多く社会に還元できると思っています。また、何か一つの事象についてひたすら向き合う研究活動よりも、私は複数の分野で結果を残すことにやりがいを感じるため、御社のように同時期に複数のプロジェクトを抱え、取り組む仕事のスタイルの方が、より自分自身がフィットできると考えています。また、今現在私は火山防災分野で研究活動を続けていますが、研究室の先生の専門が他分野であり、同じ研究室でそのまま博士課程に進むことができないのも理由の一つです。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定を出す前に、就職活動をやめてください、と言われた。就職活動を続ける意思を表明していたらどんな対応があるかは分からない。
内定に必要なことは何だと思うか
やはり夏か冬に1週間~2週間程度行われるインターンシップに参加することが、内定獲得への最大の近道であると思う。インターンシップの選考自体は、本選考に比べ厳しい質問もなく、自然な受け答えをすることができれば、それほど難しくないのではないかと感じた。インターンシップ中に与えられる課題にきちんと取り組み、インターンシップの経験を踏まえてシンクタンク業界を志望する論理的な回答を用意することが重要であると思う。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
なぜシンクタンク業界なのか、入社してからどんなことをやりたいのか、を等身大の言葉で自信を持ってしっかりと面接官に伝えることができたのが評価されたのでないかと思っている。聞かれたことに対して自然に受け答えをすることが大切だと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
他社の選考に比べるとやはり研究内容に関する質問のレベルが高く、細かいところまで質問をしてくる印象があった。しかし、日頃しっかりと研究に取り組んでいれば応えられない質問ではないと感じるレベルの質問だった。
内定後、社員や人事からのフォロー
これまであまり説明を受ける機会のなかった福利厚生について詳しく教えてくれた。
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三菱総合研究所の 会社情報
会社名 | 株式会社三菱総合研究所 |
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フリガナ | ミツビシソウゴウケンキュウショ |
設立日 | 1970年5月 |
資本金 | 63億3600万円 |
従業員数 | 4,583人 |
売上高 | 1221億2600万円 |
決算月 | 9月 |
代表者 | 籔田健二 |
本社所在地 | 〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10番3号 |
平均年齢 | 41.7歳 |
平均給与 | 1103万円 |
電話番号 | 03-5157-2111 |
URL | https://www.mri.co.jp/ |