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日本製鉄株式会社 報酬UP

【鉄の未来を担う技術者】【21卒】日本製鉄の総合職の本選考体験記 No.8550(東京工業大学大学院/男性)(2020/6/24公開)

日本製鉄株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2021卒日本製鉄株式会社のレポート

公開日:2020年6月24日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 総合職

投稿者

大学
  • 東京工業大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

鉄鋼業界というBtoBの企業だけに業務内容のイメージを持つことが厳しいと思うので、予め年内に説明会や工場見学等で社員の方からどんな業種がありそこでの実際の業務内容を聞く事が大切。もちろん年明けの選考開始後にも工場見学はあるが、その段階で初めて知りましたという状態だとライバルに差をつけられないため。きちんと業務内容を把握した上で、どの仕事をやりたいかとその理由を考察すれば社員の方と有意義な意見交換が出来ると思う。また、JFEスチールとの違いは必ず聞かれるので、この点に関しても実体験をもとに話せると良いためJFEの説明会や工場見学にも足を運ぶ事がおすすめ。もっとも、日本製鉄の選考に使うためというよりかは、実際に自分の目で両社を見ると会社のカラーというのは各々感じる所があると思うので、その上で自分に合う方を選択することが望ましい。

志望動機

まず自分の目で見て圧倒されるものを作りたいという軸の下で,様々な製品の製造現場を見学した結果,自分はプラントの製造に携わりたいと感じプラント業界の中で企業を見てきた.また,プラントの種類の分け方としては何を作っているかという意味で,化学,石油,LNG等あるが,自分は技術者としてどう関わるかという点でオーナーズエンジか否かで分類した.自分がオーナーズエンジに魅力を感じたのは,働き方として現場に出たい,実際に物を作っている実感を持ちたいという希望があり,自分が勤務する場所に壮大な設備が備わっている事や,設計だけでなく建設に立ち会える事やその後の運転や改善まで一貫して設備に携われる点に自分の理想の働き方にマッチすると感じたためである.その中でも鉄鋼を選んだのは,他のプラントにはない圧倒的なダイナミック感を製鉄所の熱延工程の見学で感じたため.また,自分がやりたい事に対して相手を論理的に納得させられればそれが実現出来ると伺った.上から与えられた仕事をただこなすだけでなく,ロジックで勝負することで仕事の幅が広がる環境は自分の成長に繋がる.

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2019年12月

1次面接 通過

実施時期
2020年02月
形式
学生1 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
技術系の主幹のかた
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

事前にインターンや説明会で業務内容を把握した上で自分が何をやりたいかを具体的に話せたところを評価して頂いたと感じた。

面接の雰囲気

肩肘張らずにと言われたものの、いざ面接が始まると矢継ぎ早に質問が飛んでくる事に加え中にはトリッキーな質問もあり、雰囲気としては厳し目だと感じた。

1次面接で聞かれた質問と回答

やりたい仕事と自分の強みがどういかされるか

私は設備技術として製造工程の安定操業を実現したいと考えている.具体的には,保全業務を通し現状の設備の構造,操作方法,脆弱性および整備性等を習得し,そこで得られた知識や経験を設備設計に活かすことで,安定的な鉄の生産に対し技術を以って貢献したいと考えている.工程としては、熱延工程に携わりたい.熱延工程の見学で感じた迫力,音,熱気や視覚的に魅力を感じた.また,自分の専門は構造系だが,イメージだと上工程は材料系のフィールド.下工程を見ると鉄の形状が一番変化するのは熱延工程であり,それだけ鉄にも設備にも大荷重が加わる環境であると伺える.そういった設備の過酷な使用環境のなかで精度や耐久性に関する議論をすることが自分の専門が活かされるし実際にやりがいもあると思う.
また,インターンシップで保全業務を行った経験から,問題に対し納得の行く限り考察する姿勢は,責任感の大きな設備技術の業務には必要不可欠だと感じた.

なぜ鉄か、鉄を通して社会をどう変えたいか

正直に言うと鉄自体ではなく一貫してこの設備の迫力に魅力を感じて鉄鋼を志望した.しかし,鉄は素材という側面から,産業や社会に広く用いられていて,具体的にはインフラのような生活の基板になるものであったり,建造物の基礎や自動車のフレームなど大荷重にも耐えなければならない構造の核となる部分に対し,替えの利かない素材という点は魅力だと感じる.また、例えば素材の特性が変われば製品の構造やデザインにより幅が生まれる.例えば自動車でこういうエンジン性能やデザインがほしいとなった時に,現状の強度では耐久性であったり安全性が担保されないが,より剛性が高くかつ加工性に優れた鉄が生まれることで構想でしかなかったものが実現化される.鉄はそういった形で産業の未来に対する可能性を秘めていると感じるので,設備技術として鉄の生産現場に従事することで,その一端を担いたい.

2次面接 通過

実施時期
2020年03月
形式
学生1 面接官2
面接時間
20分
面接官の肩書
技術系室長
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

鉄鋼業界の今後に対する個人的な意見を求められた際に、自分なりに考察して回答できたことを評価していただいたと感じた。

面接の雰囲気

和やかでもなければ厳しくもなかったが、こちらの回答に対し年次の高い方からの意見を聞くことが出来とても有意義だった。

2次面接で聞かれた質問と回答

なぜ日本製鉄を志望するのか(JFEとの違い)

自分は設備技術に従事したいと考えている.設備技術のノウハウとは,設計を行い実際に備え付け運転やそこでのトラブルの改善を行う事で蓄積されていく物であるため,設備の数や携わって来た年数を考えるとJFEスチールと比較し日本製鉄のほうがより多くのノウハウや技術を吸収出来,成長に繋がる.また、工場の規模や生産量を考慮すると,日本の鉄鋼業界で世界の市場で勝負出来るのはJFEではなく日本製鉄だけだと感じた.また、OBの方から日本製鉄は日本企業のお手本にならないといけないとお聞きした。そういった使命感を持って日本を支える意識を感じながら働ける環境はここしか無いと思った。また、官営の流れを汲む歴史にも魅力を感じた。

自動運転で車に鉄は必要無くなるのか

今後も多くの構造は鉄で賄われると考えている.教習所では普段アクセラを乗っていたが一度ベンツに乗ったことがあり,少しの間ハンドルを握っただけで剛性の違いやそこから生まれる安心感というものを感じた.今後自動運転が普及していく中で,自分でハンドルを握ってコントロールする機会は減っていくと思う.そうなると,車に対して身を預けられるという安心感や信頼感はより重要な指標になると思うし,それはやはり車両剛性によって保証される物である.そのため,鉄の生み出す剛性というのは今後も必要不可欠であると思う.また、素材を変えると車両の製造方法も変わり、自動車会社のラインもすべて新規に立ち上げなければならないのでそこまで大掛かりの設備投資は近い将来は厳しいのではないか。

最終面接 通過

実施時期
2020年05月
形式
学生1 面接官3
面接時間
50分
面接官の肩書
人事1 技術系の室長2
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接を兼ねた研究面談であったため、研究内容や面接官の感じた疑問点に対し納得の行く回答ができたところを評価して頂いたと感じた。

面接の雰囲気

研究内容に関しての質疑応答が40分ほど続いた後に人事の方から志望動機や希望職種の質問が10分ほどなされた。厳しくは無いが、研究目標をきちんと見定め論理的に遂行しているかを見られていた。

最終面接で聞かれた質問と回答

会社にどう貢献出来るか

自分で納得行くまで考察したり吟味する姿勢は,膨大な規模の装置を扱う設備技術における安全遵守第一に大いに貢献出来ると考えている.また,研究で学んだ一番重要なことは、専門知識を習得することではなく,それをどう正しく使うかという所である。目的はなにか,現状の問題点と改善点を検討しそれをどう実行するか,のプロセスにいかに論理性を持つかといった事を学んだ.これは,会社の業務でも有用だと考えており、現状の設備や製造プロセスの問題点はなにか,どうすれば無駄なく改善まで実行出来るか,そういった効率的な仕事をする上で役立つと思う.また、私の長所は,困難に対し前向きな姿勢を持って取り組む事が出来る点なため、業務で躓いても粘り強く取り組むことが出来る。

技術者としての目標はなにか

技術者としての目標は困難な仕事にこそ挑戦して他人と共に成長する事を目標としている.やはり仕事は他者や他の企業との相互的な関係,言ってみれば助けあいで成り立つものだと考えている.客先から困難な要求をされた場合にも,頭ごなしに無理と断るのだはなく,自分の技術を深めたり逆にこちらから提案しするといった姿勢を持ちたい。また、年次によらない意見交換のしやすい環境作りを心掛けることで、活発な議論を生み仕事に関わるもの同士全体で高めて行きたい。実際に御社のインターンシップに参加した際に、実習中に技術的に理解の及ばない点があった時にも学生相手でも納得の行くまで議論していただいた事から、そういった組織作りを目指したいと感じた。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

他社の選考状況を踏まえた上で、是非うちにと言って頂いたが同期の中には他社の選考をやめるように支持された者もいた。

内定に必要なことは何だと思うか

理系大学院生としては、研究に真面目に向き合うことが何より大事だとかんじた。研究面談は40分に渡りひたすら質疑応答が繰り返されるため、背景や自分が何を工夫して研究に取り組んでいるかが問われる。研究結果ではなく、目標設定に対して論理的な筋道を立てて実行していることをアピール出来ると良いと思われる。また、全般的に選考ルートが大学や学科によってまちまちと言った不透明なものなので、インターネットの記事以上に同期間で情報共有することがおすすめ。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

理系大学院生であれば研究に対する理解度が最も重要。普遍的なところでいうと、自分のやりたい仕事が鉄鋼でなければならない志望動機でないと、選考中に他の業界を進められたりするので選考色が強くなる前に工場見学や説明会に参加し社員の方により具体的な内情を聞き、自分がこの会社で働くイメージを持つことが大事だと感じた。

内定したからこそ分かる選考の注意点

選考ルートがあまりに不透明で、大学や学科によっても選考回数やフローが異なる事は注意したほうがいいと感じた。また、工場見学のあとには懇親会が開かれるが、そこにいる社員は学生との対話を通し評価を上に上げているようなので気を抜かないほうが良いと思う。

内定後、社員や人事からのフォロー

例年であれば内定者懇親会を設けていただけるそうだが、今年はコロナの影響で現状特になし

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 会社のブランド・知名度
  • 社員の魅力・実力
  • 福利厚生・手当・働きやすさ
  • 給料・待遇

入社を迷った企業

川崎重工業株式会社

迷った会社と比較して日本製鉄株式会社に入社を決めた理由

もともと日本製鉄が第一志望だったので特に入社を迷ったわけではないが、選考中にOBのかたから非常によく面倒をみてもらった事や入社後の配属に対し自分の希望が通りやすい等の理由から入社を決めた。川崎重工では選考ルートが全社採用が多く、入社後に希望の部署に配属される保証がないうえに入社後の配属変更は転職以上に厳しいらしく、会社の体質というよりかは配属のリスクを優先した。鉄鋼業界は向かい風ではあるが、日本製鉄のような大企業が倒れるときは日本崩壊のときくらいだと独断と偏見で判断した。

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日本製鉄の 会社情報

基本データ
会社名 日本製鉄株式会社
フリガナ ニッポンセイテツ
設立日 1950年4月
資本金 4195億円
従業員数 113,639人
売上高 8兆8680億9700万円
決算月 3月
代表者 今井正
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号
平均年齢 39.9歳
平均給与 829万円
電話番号 03-6867-4111
URL https://www.nipponsteel.com/
採用URL https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/
NOKIZAL ID: 1138289

日本製鉄の 選考対策

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