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古河電気工業株式会社 報酬UP

【素材力と技術革新の魅力】【21卒】古河電気工業の技術総合職の本選考体験記 No.10413(東京理科大学大学院/男性)(2020/7/16公開)

古河電気工業株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2021卒古河電気工業株式会社のレポート

公開日:2020年7月16日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 技術総合職

投稿者

大学
  • 東京理科大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

素材力を活かす技術力、技術力を活かす社風や技術者が特徴だと思った。そこで本選考前では、先輩社員の日々の業務の取り組み方、ノウハウの養い方、社報やニュースリリース、古河が得意とする技術や素材などを調べまとめた。他の志望していた企業は性格や適性に重きをおいて対策したが、古河はその点特異であった。そしてそれら情報をもとに、自身の専攻(化学系)を古河(電気や電子、機械系が多いイメージだった)でどう活かせるかを考えながら話す内容を考えていった。本選考では学生の性格や適性などももちろんだが、やはり技術者としての素質を見ていると感じた。これらの、古河の強みと自身の強みをどう活かし、技術者としてどうパフォーマンスしていくかを考えたことは、選考に対してかなりプラスにはたらいたと思われる。

志望動機

(Pettern1)培った素材力と絶え間ない技術革新により、素材の可能性を最大限活かすことで社会に広く的確に貢献できる点が魅力に思ったからだ。私の就活の軸は、社会に遍く普及する製品のモノづくりを通して、人々や企業を支え社会に貢献できることに置いている。御社はアルミや銅や光通信素材等の素材を、送電・電装・光ファイバなど最大限に活かせるカタチにできる技術力と追及力がある。私もこの素材力や技術力を支える一員となり、私の強みをもとに周囲へ働きかけ新しい切り口から革新したいと思った。それにより次の時代が求める製品を生み出し、御社や社会に貢献したいと考える。
(Pettern2)「古河」を知ったのは「古河気合筋肉」の電車広告である。マイナビで「非鉄メーカー」で探したところ、その「古河」と似た名前であった御社を気になって登録したのがきっかけである。事業範囲がものすごく広くしかも規模も大きい企業だと知り、今までロゴしか知らなかったというギャップと共に感銘を受けた。世界初技術やトップシェア製品、ノーベル賞を支えていたことより、技術力が並大抵ではないと感じた。その後就活の軸が定まり、御社は「素材力を活かす技術力・追及力」が魅力に思った。私の強みを乗せることで素材の新しい可能性を製品化し貢献できると思い志望させてもらっている。

エントリーシート 通過

実施時期
2020年03月
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

ESの内容・テーマ

あなたがこれまでに興味を持った学問または研究テーマについて、その内容・なぜそれに興味を持ったか・その中で自身が工夫したこと・そこからどのようなことを学んだかについて、専門外の人にも分かるように説明して下さい。※改行せずに、ご記入下さい。1000文字以下/あなたが大学(大学院)時代に経験した最も大きな失敗(トラブル)を教えて下さい。また、その失敗(トラブル)から何を学び、それを現在どのように活かしているかも教えて下さい。※改行せずに、ご記入下さい。400文字以下/当社を知ったきっかけを教えて下さい。100文字以下/自由記述欄となります。自己PR、志望動機などご自由にご記入下さい。※改行せずに、ご記入下さい。400文字以下

ES対策で行ったこと

1000文字の研究内容の質問があったため、端折らずなるべくわかりやすく書くようにした。面接で技術面接がメインになると思われたため、あえて突っ込みどころを置くことで対策しやすくした。

WEBテスト 通過

実施時期
2020年03月
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

WEBテスト対策で行ったこと

問題と回答パターンを暗記した。時間短縮のため正確な暗算ができるようにした。

WEBテストの内容・科目

言語、非言語、性格診断

1次面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
30台人事
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

恐らくほとんどの学生が通過し、社交性に難がある者が落とされる段階だと思う。よって質問に対する必要かつ十分な受け応えや、にこやかにはきはき話すことが評価のポイントだと思われる。

面接の雰囲気

和やかな雰囲気で、よくこちらの話を聞いてくれている印象。面接官はこちらの発言が終わると軽く要約して、「っていう感じですかね?」って毎回聞いてきた。聡明な方だと感じた。

1次面接で聞かれた質問と回答

専攻が化学工学ということで、工学の知識について(化工の知識はあるか、プログラミングはやったことあるか)

撹拌器や管路・流路についての知識は、学部で履修していいたため一通りある。レイノルズ数やヌッセルト数などを用い損失を計算したり、放熱や熱容量で伝熱を計算したり、相図で蒸留塔を設計したりした経験がある。しかし今の研究室の分野や研究の内容は、有機無機ハイブリッド化学や材料化学や光化学に近い。分析機器は一般的なものを用いており、化学工学特有機器などは使用していない。プログラミングはやったことがないが、学部時代に化学工学実験というものがあり、そこで3DCADで管路設計をした経験がある。よって基礎的な知識はありベースは他の学生よりもあると思うため、再び学習しなおせば再習得は比較的早くできるものと考えている。

研究の基本的な進め方と評価方法について(合成して水素生成評価、XRDなど)

週に一回のゼミとその後のミーティングをもとに方針を決めている。ゼミ一回につき4名ほどが発表し、全体からの質疑と応答をする。その後は研究室内で目的別に分かれている3つの分野でそれぞれ話し合いをし、進捗とその週の目標を立てる。私はMOFという特殊な材料を使っているので、MOFの観点から意見を言ったり、それ以外の材料からMOFに使えそうな要素を探ったりしている。評価法は光触媒粉末に光を照射し得られた水素を定量することで行っている。分析ではXRDやSEM、TEM、ガスクロ、XPS、ICP-OESなどの材料化学的なものは一通り行える。あまり計算化学は用いていないが、それでもバンドギャップを求めるために外部の教授にDFT計算などを依頼したこともある。

2次面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官3
面接時間
30分
面接官の肩書
30台人事、40台製造、?台解析技術
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

様々な技術者が多く活躍している職場だと思うので、私でしかできないことや技術をまずは担当したいと話したことが良かった。自分があれもこれもやって活躍できるというよりは、大勢いる技術者のうちの一人になりそこでどう輝けるかが古河では大事だと思う。まずは優秀な技術者が多い古河の中で自分ならではの技術を磨き、その後自分の技術を周囲に活かしたいという挑戦心・自分の技術に周囲の技術を取り込める巻き込む力をアピールすべし。

面接の雰囲気

和やかで笑いも起きる雰囲気。面接官3人のうち2人はこちらの画面では見えなかったが、声のトーンで朗らかな雰囲気が伝わってきた。

2次面接で聞かれた質問と回答

なぜ様々な企業から古河電工を選び志望しているのか

御社は素材の力を最大限引き出す技術力を持ち、社会にインフラなどという最大の形で貢献している点が魅力に映った。その技術力に私も加担し支えていきたいと思い、また様々な技術者から刺激を受け成長し更に周囲に還元したい。それにより御社と自身の成長が望めると思ったからだ。就活開始時は、学部の授業や研究の知識を活かせるところで働きたいと思い、モノづくりを一つの観点に化学に関わるメーカーを広く見ていた。その中で研究開発は、まさに「モノを創り出す」ということで製造や管理に比べ魅力に思った。様々なメーカーの中で、創り出したものが社会に広く広まり使われることで貢献させたいと思い、世間に広く普及する製品や業界No.1の製品を多く保持するメーカーに興味を持った。そんな中で私が得意とする挑戦心や周囲を巻き込む力を使い、その企業の長所が更に活きたらいいと思い、社風や体制がマッチする企業に絞っていった。その中で御社は素材の力を最大限引き出す技術力を持ち、社会にインフラなどという最大の形で貢献している点が魅力に映った。電気や機械などの割合が多いであろう御社の中で、私独自の誇れる技術を成長させ武器にし、果敢に困難に立ち向かい周囲に働きかけたい。それらによりクリティカルな研究開発から革新的な製品を生み出すことで、御社や社会に貢献したいと思い志望した。

入社したらどんな職種がいいか、携わりたい商品や分野は

研究開発職につき、まずは私の専攻分野に近い蛍光ナノ材料を担当し、いち技術者として完成したい。そこでは私の強みを活かして業務に取り組みたい。私の性格はポジティブで行動があるということだ。それが挑戦心や周囲を巻き込み解決する力の要因となっていると考える。このことから、他の人がためらってしまうようなことにも挑戦し、様々な人の協力を仰ぎ加担してもらうことで業務に臨めると思う。私は化学系出身であり、御社の一員となった場合にはマイナーであるかもしれない。だからこそ一本の得意な技術・知識を持ち独自性を追求し、周囲に働きかけることで自身の知識や技術を活かせる立場にあると思う。このとき、私のバックグラウンドや観点からしか着手できないような研究に挑戦し、これを御社の技術力・素材力を担う他の社員と協力し進めることで、御社の中で大きく貢献できると考える。

最終面接 通過

実施時期
2020年05月
形式
学生1 面接官4
面接時間
30分
面接官の肩書
50台技術、40台人事、30台人事、30台人事
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

ガクチカは聞いてこないかったので、技術的に不安な回答を補完する形で性格面も主張した。それが上手くいき、技術面で困難があっても乗り越えられる人物であると評価されたと思う。

面接の雰囲気

穏やかな雰囲気。年次の高い技術の方と質疑応答がほとんどだった。臆せず自分なりの意見を根拠をもって話せば気圧されることはない。

最終面接で聞かれた質問と回答

研究テーマ担当までの流れ、自身で進めるのか他の人と一緒に進めるのか、一日の研究室での過ごし方

私の所属する研究室は独自でテーマを立て目標まで走破する。私も自分自身で使えそうな材料を選択し、評価法なども考えた。例年だとテーマ想起までを苦労する学生が多いが、私は長所である挑戦心を発揮し乗り越えた。中国へ海外遠征をし共同研究や学会の場に立ち会うことで、刺激を受け新規材料を選択し評価するというテーマを立ることに成功した。担当したテーマは自身で考えることも多いが、先輩や教授とも相談しつつ総合的な考えのもと進めていっている。私の一日の過ごし方は比較的柔軟である。私の研究室はコアタイムが無いので自由に登下校ができる。朝型なので7時の校舎開放に合わせ登校し、機器の予約などをもとに実験をする。気晴らしに皇居へランニングに行ったり筋トレをしたりする。午後から実験台に人が増えてくるので、デスクワークを中心に進める。18時のアルバイトに向け16時ごろに研究室を発つ。

(1)希望する職種と活かせる性格や知識(2)希望する研究開発以外の職種になる場合もあるがその際はどう考え働くか

挑戦心と周囲を巻き込む力を発揮し、研究開発職で活躍したい。様々な技術者がいる御社の中で、まずは自分の専門を磨き一人前の技術者として通用できる人物になりたい。その後は強みを活かし他の分野へ挑戦したり、周囲の技術者を巻き込むことで他の分野や技術を集約し新たな価値を生み出していきたい。これは様々な素材力とそれを活かせる技術を扱う方々が多い御社でしかできないことだと思う。(2)私は何事も前向きにとらえ行動できることが長所だと思っている。そのため志望する研究開発以外の職種になった場合でも、任された職務に前向きに取り組んでいきたいと思う。なぜ自分がその職を任されたかを考え、その任された要因(長所)を伸ばし、その場で最高のパフォーマンスができるように努力するだろう。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

詳しくは不明だが、内々定受諾まで2週間程度は待ってくれると思う。選考に対して、「他社は他社。うちはうち。」というスタンスがあると言っていたので、そこがどう表れるかでまた変わってくる。もしかしたら内定通知後は拘束されるかもしれないし、一方で就活を続けていって他社の方が良いと感じたら移ってもいいと言うかもしれない。

内定に必要なことは何だと思うか

理系学生が受ける一般的な企業よりも「優秀」な技術者が「多く」いることを認知理解し、対策することがより大事である。しかしながら、古河を動かす歯車のなかの一つになるという考えでは甘い。様々な技術者と協力し、磨き上げた自身の技術を提供でき、周囲の優秀な技術を自身に取り込み、その結果成長と発展をもたらす人物たるという考えの方が良い。もちろんそれらを支え可能にするマインドや長所や性格も主張しなければならない。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

やはり理系学生が受ける一般的な企業よりも「優秀」な技術者が「多く」いることを認知理解し、対策することがより大事であった。素材力、技術力、技術者をキーワードとして面接対策をした。そこで技術面では自分自身の技量が足りないと思ったため、技術を前向きに取り込む姿勢や習得した技術を周囲に還元できる性格であると主張する方向に持っていった。

内定したからこそ分かる選考の注意点

技術面接が主となるので、研究の理解や共通する古河の技術や製品を調べておくべし。また大企業のわりに知名度が無いという事実を認知しているらしく、「古河をどこで知ったか」「知った当初のイメージと現在のイメージ」「どう絞り古河にたどり着いたか」など特異な質問がある。事前に用意しておかないと野暮なことを言いかねないので注意が必要。

内定後、社員や人事からのフォロー

詳しくは不明だが、社風や面接の雰囲気からして一般的なフォロー以上はあると思われる。

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古河電気工業の 会社情報

基本データ
会社名 古河電気工業株式会社
フリガナ フルカワデンキコウギョウ
設立日 1896年6月
資本金 693億9500万円
従業員数 52,114人
売上高 1兆565億2800万円
決算月 3月
代表者 森平英也
本社所在地 〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目6番4号
平均年齢 43.8歳
平均給与 678万円
電話番号 03-6281-8500
URL https://www.furukawa.co.jp/
NOKIZAL ID: 1131160

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