【18卒】ＩＨＩの夏インターン体験記（理系/総合技術職）No.1303（北海道大学/男性）（2018/2/2公開）

原子力発電所の部署ということで、原発を推し進める側の人と共に業務を行えたことは極めて貴重な機会であると思う。彼らは安全を第一に考え、自分の仕事に誇りを持っていた。原発の推進は賛否の分かれる内容だが、実際にものづくりを目の当たりにした時、私も日本の技術力を誇りに思うことができた。

私の専攻での知識は全く生かされない分野だった。必要と感じたのは、素早く理解する力と、CADやエクセルなどのパソコン技術であり、事前に短期間で習得できることは少ないように感じた。

実際に業務を行う中で、大企業特有の年功序列でお堅い企業体質であると感じ、私には少し合わないと感じた。他社のインターンシップでは社内に外国人が4割程おり、より気さくにコミュニケーションを取り、議論を行っていたので、企業によって雰囲気は様々であると感じた。

私の大学では学内推薦があり、推薦枠が余っていたので、長期インターンに参加していることを考慮すると、推薦の難易度はそれほど高くないのではないかという印象を受けた。ただ航空宇宙産業系など高倍率な部署もあるため、この点は志望先により大きく変わると考える。

上記にもあるように、企業の体質が私には合わないと感じたためである。お堅い企業の雰囲気があり、新入社員があまり活き活きと仕事をしていなかった。安定して昇進することができるなど、多くのメリットがあるが、競争環境の中で成長したいという考えがあった私にとっては、そのように感じた。

社員に聞いた話ではインターンに参加したことは、本選考でも有利にはたらくとのことだった。また上記にもあるようにインターン生は専攻の一部がパスされる。実際にインターンで同じ部署だった学生で内定を得ている人がいた。

参加後のフォローは特になく、大学のリクルーターも私がインターンに参加したことを認識していなかった。しかしインターン参加学生は一部の選考がパスされる。

エネルギー業界に就職したいと考えていた。IHIに参加する前に、海外売上の高いプラント企業のインターンシップに参加していたため、海外に出て働くか国内に腰を据えて働くか、自分にはどちらが向いているかを判断する機会にしたいと考えていた。参加時期が夏だったので、志望企業は定まっておらず、エネルギー業界にどのような企業がどのように関わっているのか俯瞰的に社会のシステムを学びたいと考えていた。

IHIのインターンシップに参加し、国内重視の企業をじっくり見ることができ、他社のインターン比較したうえで、将来は海外に出てグローバルに活躍したいと考えるようになった。その後、プラント専業企業を第一志望に就活を進めることが出来た。実際に2週間という長期にわたり、業務を行えたことで、向き不向きの判断ができたので、貴重な機会となった。