17卒 本選考ES
SE
17卒 | 大阪工業大学大学院 | 男性
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Q.
学生時代に成し遂げたことを教えてください。
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A.
私は学生プロジェクトを成し遂げる中で、ユーザのことを考えたモノづくりの大切さを学びました。大学院一回生の時、国立民族博物館の方から食をテーマとした特別展に、日本の伝統的な食文化と情報技術を融合したコンテンツを作成して欲しいという依頼があり、仮想現実技術と画像処理技術を用いた仮想調理空間上で鱧の骨切りを行うシステムを出展しました。開発をする上で、まず実際に職人を取材し、技を分析することから始め、画像処理では難しい速い動作の認識を行うため照明条件や処理時間を考えたコード等の工夫を行い作成しました。しかし、特別展が開催され、実際に来館者の方に体験してもらう中で、「使い方が分からない」や「難しい」といった不満点を多々聞かされることになりました。なぜなら、私たちはきちんと動くモノを第一に考え、ユーザインターフェースまでは考慮することができていませんでした。その意見を聞かされ私達は、どうすればより良くなるのかをチームで話し合い解決策を考え、休館日に修正を行うことで問題の解決を図りました。この経験からユーザの立場になり、どうすれば満足できるかを常に考えて開発することの大切さを学ぶことができました。 続きを読む
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Q.
当社に入社後、あなたが変えたい世界を教えてください。
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A.
私には実現したい世界があります。それは、医療・福祉施設が連携しあって、すべての医療機関が繋がる医療ネットワークの実現です。なぜかというと、私自身小さいときから病院に行くことが多かったのですが、まだまだ医療機関同士の連携ができていないと強く感じたからです。私の病気は珍しく診断することができるお医者さんは少なく、遠くの病院まで行くこともありましたが、新しい病院に行くとまず検査から始まります。近くの掛かりつけの病院では検査をしているためデータはあるので、それを共有できればもっとより良い医療が実現できると感じました。特に近くに大きい病院のない地域の高齢医者にとっては今後大きな問題になっていくとも感じました。こうした、遠くの病院には中々行くことができない問題に対してはコミュニケーションロボットを通した遠隔診断等を通して、普段見てもらうことのできないお医者さんに診察してもらうことで病院に行けない高齢者や治療をあきらめていた患者の人たちを少しでも救えることができるのではないかと考えています。こうした医療・福祉施設、そして家等をネットワークで繋げ患者データを共有し、より良い社会を実現したいと思います。 続きを読む
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Q.
2020年に向けた課題について考えてそれについて教えてください(事前ワーク)
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A.
2020年に東京オリンピックが開催されることもあり、訪日外国人観光客数が増加することが予想されています。政府は2020年の訪日外国人観光客数の目標人数を4000万人にするなど、今後の様々な国の人たちが日本にやってくることになります。特にオリンピック期間中には、80万人もの外国人が東京を訪れると予測されており、さらに世界中からの競技者のみならず、これまで日本に全く馴染みのなかった国々の人が観客として多数来日することが考えられます。こうした中で、最も解決すべき課題は、外国人観光客が緊急事態(熱中症から心筋梗塞等の病気)に陥った場合に速やかに救命を行えないことだと考えました。現在の日本では、救急電話・医療施設では英語や中国語など主要言語でしか対応できないところが多く、そのため救急車を呼べない、病状の把握を出来ないため治療が遅れるといった事態が起こり得る可能性もあります。また患者の過去の治療歴やアレルギーなどを把握しておかなければ適切な治療を行うことができず、一刻を争う医療の現場では外国人観光客に対して迅速で適切な医療が行えるITを使った医療サービスの提供が必要不可欠であると考えました。 続きを読む