【未経験でも参加OK！】【19卒】東日本電信電話（NTT東日本）の冬インターン体験記（理系/インターンシップ（理系向けプログラム））No.1078（慶應義塾大学/男性）（2018/1/31公開）

IT関連の企業に漠然とした興味を抱いていたときに、プログラミングなどの専門的な知識がなくても参加できるようなインターンシップがこれだった。それでいてかつ、大企業で伝統ある企業だったので、どんな社風で社員の方がいるのか知りたいと思った。

ESとは何を書くべきなのか、グループディスカッションの流れや注意点など、選考にあたって基礎的な知識を、先輩に聞いたり、本を読んだりして情報を得た。

ある地域における最適な配線計画を考えよ

前半にやったこと

最適な配線経路を考えることがテーマだったので、そもそもその配線はなんなのかの講義があった。講義をしつつテーマについてのワークを行っていく。そのため議論の進行は会社が決めていた。ワークでは社員の方が多くのヒントを与えてくれる。

後半にやったこと

ワークを基にチームでプレゼンをまとめ上げる。ただし資料は社外への持ち出し禁止なので、残業のようなことはできなかった。最終的には、プレゼンを行い順序がつけられる。もう一つは、新人研修で使う施設にて、実際の配線や電柱を見ることができる。

部長

なし

最終のプレゼンにて、「実際に示された案を実行したいとき、その実行ステップは何か」が印象的だった。経営判断を行うには、アイデアだけではなく、実行計画をもとに判断しているのだとはっと気づかされた。

一番大変だったのは、与えられた短時間の中で、ワークを行いチームで結論を出すのが難しかった。議論に慣れていない人も多かったので、みな戸惑いつつ議論をした。ただし、議論が混沌としたり、結論が出なさそうだったりするときに社員にフィードバックやアドバイスを聞けば、教えてくださるので心配はいらないと思う。

理系の職種に関する理解が得られたのは良かった。インターンシップの前、理系の職種は個人作業でパソコンや機器をいじっている印象があった。しかしながら、実際はチームでプロジェクトを進行していき、他人と議論を行うことも大いにあることがわかった。その一連の流れを体験できたのが、このインターンシップだった。

特に事前に知っておくべきことはありませんが、議論の方法やフレームワークや必要な視点を知っておくと、有益なワークになると思います。

社員の方がおっしゃっていたが、インターンシップの内容と実際の業務の流れが似るようにインターンシップを考えたとおっしゃっていた。社員との懇親会の場も多くも設けられていて、社員の方から話を多くいただけた。業務内容、キャリアパス、社風、どれをとっても知る機会は多くある。

内定に直結するようなことは基本的には何もないと思われるが、目をつけられた人は人事に覚えられるているはずなので何かあるかもしれない。グループのメンバーにも聞いたが、面接などののとき、顔を覚えられている程度で有利さは何も感じなかったといっていた。

社風が合わないと思った。元国営企業だったため、その時の名残のような雰囲気があった。社員によると、年功序列の賃金体系や、煩雑な手続き、ゆったりとした社風、はっきりとした上下関係が存在しているようだった。ただ会社として現状のままではいけないという危機意識があり、改革を行っていきたいといっていたが、実行しているようには思えなかった。

参加者限定のイベントもなかったし、メンターなどもいなかったので、OB訪問を通して、連絡を取りたいなどのこともできなかった。ホームページで書かれている「本選考には関係ありません」は忠実に守られているようだった。

金融とIT業界に興味を持っていた。ただ、IT業界にも、比較的新しいフィンテックのような分野もあれば、やや伝統的なインターネットや電話などの基礎的なインフラを担っている分野もあった。前者はベンチャーのような新規企業が多く、後者は伝統的な企業が多いように感じたので、それぞれの企業を偏見なく見ていきたいと持っていた。

社風の少し堅い企業は合わないと思った。たしかに社員の方は物腰柔らかな優しい方々ばかりであったが、現状を維持していくのが快適だと感じている方が多く、共感しかねると思った。また、改革を行うといいつつ、実行に至っていないあたり、またちょっとした会社への不満を社員から聞いた時には、会社の負の側面を見てしまい、志望度が下がった。