17卒 本選考ES
研究職
17卒 | 名古屋大学大学院 | 男性
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Q.
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
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A.
私は研究室で、微生物から「新しい抗生物質を探す」という研究をしております。微生物は昔から抗生物質の探索源でありますが、カビなどの真菌は今までに探索し尽くされ、新しい抗生物質を見つけるのが困難であると言われています。そのため私は、新しい探索源として注目されている「粘液細菌」という希少な微生物を培養・分析することで新規抗生物質の発見を目指しています。私は今までに5種類の候補化合物を単離することに成功しましたが、非常に微量なため、スケールアップが今後の課題です。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私は常々、物事を考えるとき「自分の視点から見た考え」と「相手の視点から見た考え」を天秤にかけながら考えます。私は学生時代のバンド活動でベースを担当しており、バンドの演奏がうまくまとまらないことが悩みでした。何が悪いのか考えたとき、バンドでの意見交換の際に「自分から見た自分の問題点」と「他の楽器から見た自分の問題点」に違いがあることに気づきました。そこで私は他の楽器も練習し、実際に合わせて演奏してみることで、他の楽器から見た自分の問題点を理解しようとしたところ、今まで自分の視点だけでは見えなかった問題が見つかりました。その問題を克服することで自分の技術が向上するとともに、自分の立ち位置を意識した演奏ができるようになり、まとまった演奏ができることに繋がりました。このように私は自分の考えに固執することなく、自分の考えを相手目線で見つめなおし、改善しながら課題に取り組める人間です。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も打ち込んだこと
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A.
私は、研究に注力しました。私が扱う菌は培養日数が非常に長く、他の菌が混入すると育たなくなってしまうため、有効成分の量上げには日数と労力を要しました。私は先生や先輩から、菌の培養には1か月かかると言われてため、その通りに実験を進めてきました。しかし実際に培養してみると、2~3週間で菌が生育しているように見えたので、私は実際に2週間の時点で有効成分が産生されているかを確かめた結果、2週間でも十分な量産生されていることが判明しました。この結果により培養日数を半分に減らすことができ、それによりモチベーションも上がり、諦めることなく粘り強く取り組むことが出来ました。その結果私は半年はかかると思われた量上げを、2か月で終わらせることが出来ました。従来受け継がれてきた方法だとしても、全てを信じ込むのではなく、おかしいと思ったら自分の目で確かめ、改善できることは変えていくことが大事なのだと感じました。 続きを読む