【問いを持つ力、磨ける】【20卒】オースビーの冬インターン体験記（文系/Internship～Open～）No.6103（京都大学/女性）（2019/7/25公開）

大学生協の就活イベントのブースで初めてオースビーを知った。もともとコンサルティング業界に興味があって話を聞いてみたのだが、あまりコンサルらしくない反グローバル的・懐古主義的な企業であるような印象を受け、実際に働きたいかどうかは別として、企業として興味深かった。また選考なしということもあり、気軽にインターンに申し込んだ。

そもそもインターンの選考がなかった。インターンの２日前でも申し込みが可能だった。このインターンは、選考がある「Internship〜Integrate〜」の前座的立ち位置だったような印象を受けた。

応募

実際のプロジェクトを元にし、その企業の問題点を考えるディスカッション

1日目にやったこと

新しい在庫システムを導入が難航した商社を実例に出し、その企業の問題点を学生で洗い出すのが最終目標。まずは、そのプロジェクトに携わった社員がまず概要を述べる。その後学生がその企業に対して疑問に思ったことを社員に質問し、答えをもらうことを通して、何がボトルネックだったかを突き詰めていく。

なし

フィードバックらしいものは特に行われなかった。総括として、このインターンシップで積極的に質問を探そうという姿勢を常に持ち続けることが重要だと言われたのが印象に残った。

進行上、10人弱という人数の中、常に質問を途切れさせないようにする必要があった。インターンの目的の一つに「問いを持つ」力を養うというものがあったが、その通りで、職員の話を聞きながらそこから問題の切り口になりえる箇所を探し、積極的に自分で質問を探していかなければならなかった。

実際の企業を例にして、現代の日本企業が抱えがちな問題をリアルに聞くことができたのはとても面白く、興味深かった。またその解決策として、会社独自の視点からの考えを聞くことができ、新鮮だった。また、会社の福利厚生等について、実際に社員の人から聞くことができ、とても参考になった。

インターンシップの最初に、社員が丁寧に必要なことは全て説明してくれるので、事前準備は一切必要なかった。強いて言えば、普段から柔軟に考え、質問を探す練習をすればより積極的にインターンに参加できるかもしれない。

そもそもインターンが講義的な形式であり、行なったことは質問のみだったため、業務内容はある程度理解することができたものの、仕事の流れのようなものはあまりわからなかった。社員の話から、激務のような印象は感じ取ったが、実際の１日の流れや、企業内の体制などについてはあまり話題に上がらなかった。

今インターン参加者の多くが、この企業に対しあまり魅かれた様子ではなかったこと、選考辞退後の喰い下がり具合などからして、企業は人材を集めるのに必死なのではないかと思う。またその会社の大半の人が京都大学出身のようであり、選考に学歴がある程度関係している可能性があると思ったから。

インターンの内容自体は非常に興味深く、行って良かったと思えたが、最後に行われた企業説明で自分には合わないだろうと感じた。まず会社全体が持つ思想として、アンチグローバル・懐古主義的なところがあり、昭和時代の会社がそのまま現代にあらわれたかのようだった。さらに福利厚生が充実していないこととその理由を半ば自慢げに説明されたが、あまり共感ができなかった。

インターンシップが比較的少人数で行われるため、顔を売りやすい。自分は企業説明会、１日インターンに参加した時点で、すでに人事の役員に顔とフルネームを覚えられていた。

今インターンを通してこの企業が自分に向いていないと感じ、同企業の別インターンの選考を辞退したが、電話とメールでしつこく喰い下がられた。

過去のインターンを通して、自分は外資企業が向いているのではないかと考えていた。業界で言えば、コンサルティングや広告系などに興味があった。特にコンサルティングでは、戦略コンサル、総合コンサル、デジタルコンサルなどを考えていたが、あまり業界研究をしっかりとはやっておらず、まだ志望企業などは漠然としたままだった。

今までは大手のコンサル企業の説明会にのみ行っていたが、このような企業のインターンに参加し、そこの話を聞いてみると、ひとえにコンサルティングと言っても、本当に様々なスタンスの企業があることがわかり、業界理解が少し深まった。また、日系的な企業の空気を肌で感じたことで、自分は外資企業の方があっているのではないかとという考えが強まった。