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住友理工株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒住友理工株式会社のレポート
公開日:2020年12月11日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 2次面接
- 職種
-
- 研究開発職
投稿者
選考フロー
企業研究
住友理工の属するゴム業界は、主にタイヤメーカーが大きな売り上げを占める中で、タイヤ以外のゴム部品で大きな売り上げを上げている要因、事業内容、今後の展望などを中心に企業研究を行った。企業のホームページが非常に充実している為、隅々まで目を通すことができれは、大まかな内容の理解は深めることができると思う。エントリーシートや面接では、入社後にどのような仕事に挑戦したいかを問われるため、数ある事業の中から自分が興味を持った事業について深く調べていくと良い。また、新規事業にも積極的に力を入れている為、現時点で行っていない分野などでも、自分の得意分野を生かすことができたり、上手くイメージが持てるような内容であれば提案すると印象がいいと思う。
志望動機
私は卓球のラバーの研究開発に携わりたいと考えています。中学校で卓球を始め、ラバーの違いによる球質の変化に興味を持ち、「ラバーの研究開発をしたい」という思いを抱いてきました。その中で貴社の開発したラバーを使用する機会があり、貴社でのラバー開発事業に興味を持ちました。また、挑戦的かつグローバルな社風に魅力を感じ、貴社でなら「他社に負けない圧倒的な性能」を持ち、「世界のトップ選手」に使用してもらえるラバーの開発を実現できると確信し志望いたしました。化学の専門知識と部活動で得た粘り強さ、また自身が選手としてプレーしてきた経験を生かして今までにない高性能ラバーを開発し、貴社に貢献したいと考えております。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年02月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
ゼミ・研究室テーマ
研究内容(字数指定なし)
TOEIC
ご自身の趣味や特技について、ご記入ください。(100)
クラブ・サークル活動など、学生時代に打ち込んだことについて、ご記入ください(100)
大学/大学院在学中に、最も力を入れて取り組んだことは何ですか。(500)
当社でやってみたいことは何ですか。当社への志望理由を踏まえて。(300)
ES対策で行ったこと
初めてのES作成であったため、就活サイトに登録し、過去のESを参考にしながら、研究室の先輩方に何度も添削してもらい修正を重ねた。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 10分
- 面接官の肩書
- 2年目の人事
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
10分という短い時間であったため、深堀りも少なく、基本的なことのみ質問された。途中雑談があったりと、終始柔らかな雰囲気で面接が行われた。
面接の雰囲気
面接官の自己紹介から始まり、和やかな雰囲気で面接が始まった。面接官が自分と年齢が近かったため、話しやすかった。
1次面接で聞かれた質問と回答
研究テーマについて簡単に教えてください。
光によって重合可能な液晶性有機化合物の合成とその物性評価を行っています。“液晶”とは、液体と固体の中間状態であり、分子がある一定方向に並ぶという特徴的な性質を持ちます。液晶性有機化合物は特定の温度範囲(液晶状態)において分子が一定方向に積層し、分子同士が相互に近づき合うことによって電気を通すようになるため、有機半導体材料への応用が注目されています。しかし、液晶状態は温度に依存するため、デバイス化した際に熱安定性が低く、扱いにくいという欠点があります。そこで本研究室では、熱安定性を向上させるために、分子が積層した状態で重合し、構造を固定化することで導電性と熱安定性の両方を実現することを目指しています。特徴として、光照射による簡便な操作によって重合を行うことができるという点が挙げられます。本研究では分子構造と物性の変化ならびに重合によって得られるポリマーの形態の関係を系統的に調査しています。
学生時代に、最も力を入れて取り組んだことは何ですか。
大学1年から現在まで卓球部での活動に力を入れています。私たちが所属するリーグでは、6校中5校はスポーツ推薦での入学者が多い私立大学で、国立大学は私たちのみでした。優勝するために、私は以下の2つのことを部内で提案し実践しました。①【対戦相手のビデオ研究】格上の選手に勝つため相手の弱点を徹底的に研究して勝とうと考えました。そこで私は部員全員が対戦相手の試合動画を見られるシステムを作り、各々が研究する機会を設け、それを選手内で共有することで勝率を高めました。②【SNSを積極的に使った情報発信】強い選手に入部してもらえるように、部活紹介動画を作製し勧誘に力を入れました。また、選手により多くの経験を積ませるため、外部からの練習参加も積極的に呼びかけました。発信を続けることで選手の入部やハイレベルな練習環境に繋がり、部自体が強くなり、より発信が増えるという好循環が生まれ、選手のレベルアップに繋がりました。以上の結果、21年ぶりにリーグ戦最高成績を更新することができ、主体的に周囲に働きかけ、目標に対して対策を立てることの大切さを学びました。現在でも目標とする優勝のため後輩へのサポートを続けています。
2次面接 落選
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 技術系と人事一人づつ
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究についての質問が多く、自分の研究に対する理解が求められていると感じた。また、会社に入ってからやりたいことを深く聞かれ、マッチしているか確かめられていると感じた。
面接の雰囲気
面接官の年齢が高く、一次面接に比べて非常に重い雰囲気であった。雑談などはなく、すぐに面接が始まった。
2次面接で聞かれた質問と回答
研究テーマについて資料を用いて詳しく説明してください
私の研究テーマは、「桂皮酸構造含有トリフェニレン誘導体の液晶性と光重合反応に及ぼす側鎖の影響」です。
まず、研究背景ですが、液晶性有機化合物は、ある特定の温度範囲で、分子がある一定の方向に配列し、資料のFig. 1に示したようなカラムナー構造を構築し、分子の積み重なりの方向に電気を通すようになります。また、一般的な無機半導体に比べ、加工性に優れており、分子エレクトロニクスの分野への利用が注目されております。
しかし、この電気を通すという性質は温度に依存し、ある一定の温度でのみしか発現することができません。
この欠点を克服するため、カラムナー構造を保持した状態で光を当て、重合し、分子の積み重なりを固定することで、導電性と熱安定性の両方の実現を目指しています。
また、私の研究では、前任者と異なる分子構造を設計し、液晶特性の変化を調査したり、重合によって得られるポリマーの形態の変化について調査しています。
それでは結果と考察について説明します。
まず、合成に関してですが、Fig.3 に示したようなトリフェニレン誘導体を設計し、こちらをTPCと名付けました。
TPCはアルキル側鎖の本数と、位置、長さによって分類し、スキーム1に従い、側鎖がベンゼン環のメタ位に1本導入されているTPC1m-nと、メタ位に2本導入されているTPC2mm-nを合成いたしました。
続いて、合成したTPCの液晶性について説明します。
2ページ目の中段をご覧ください。
Fig.4 はTPCの相転移挙動を示しておりFig.5 は液晶温度での偏光顕微鏡観察によって得られた液晶組織になります。
まず、TPC1m-12では液晶性を発現せずこれは側鎖の長さが短い為に、運動性が不十分であったためと考えられます。
一方でTPC1m-14と16では共に液晶性を示し、側鎖が長い16では運動性が大きくなり相転移温度は低下したため、扱いやすくなりました。
最後に、TPC2mm-4と6についてですが、こちらは側鎖の数を多くすることで、より運動性が増し、液晶性が発現しやすくなるのではないかと期待し設計し、評価を行いました。
結果としましては、どちらも転移温度が不明確となり、これは、二本の側鎖を導入したことにより、分子同士の立体障害が大きくなり、液晶相の構築が不安定となったためと考えられます。
最後に、光重合結果についてです。
Fig. 6をご覧ください。
左の写真のTPC1m-16では屈曲したファイバー状ポリマーが得られた一方で、右側の側鎖の位置を変えたTPC1p-16ではらせん状ポリマーが生成しました。
この違いから、側鎖位置の違いによって架橋の際の分子の集合状態の安定性が異なると考えられ、ポリマーの形成機構の解明を現在進めております。
今後の展望といたしましては、先ほどのポリマーの形成機構の解明に加え、新規のトリフェニレン誘導体の合成と物性評価を行うこと。
そして、資料には記載していないのですが、TPCの導電性を測定したいと考えております。
説明は以上となります。
卓球のラバー事業を行っている企業は他にもあるがなぜ住友理工を志望するのか教えてください
御社は、自動車を初めとした幅広い分野でゴム製品を扱っており、その高い技術力と研究開発の経験をお持ちかと思います。卓球のラバーを専門に研究開発している企業ですと、他の分野に使われているゴム製品の技術を利用するといったことができないと思います。しかしながら、御社であれば、卓球のラバーに他の製品で利用している技術を応用したり、評価することができます。また、ラバーはゴムとスポンジから成り立っています。スポンジの性能も非常に大切な為、制遮音品に用いられているウレタンの技術も卓球のラバーに生かせると考えております。現時点では他社のラバーの性能に及んでいなくても、今後の開発によって、必ず他社を追い抜き、シェアを拡大できると考えております。
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A.
御社が日常生活に非常に身近な分野で人々の社会生活を根底から支え続けているという点に惹かれて志望しました。私は高校から大学までずっとボランティア活動に注力してきた経験から、人の役に立てるということにやりがいを感じてきました。そこで社会に出るうえでも仕事を通して人の役に立てていると実感が持てるような事業のある会社であれば、仕事に対してよりやりがいや責任感を感じられるのではないかと思い、人々の生活と密接に関わるような仕事がしたいと考えています。そこで御社のゴムブランケットとゴムロールが新聞やクレジットカードなど非常に身近な分野で使われており、人々の生活を支えていることに魅力を感じて貴社を強く志望しております。 続きを読む
- Q. 志望動機
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A.
私が御社を志望する理由は、御社は120年以上の古い歴史を持ち5つにわたる多数の事業領域を持っていることに魅力を感じました。御社では、私が大学で学んできた高分子の知識を活かせる事業領域であることにも将来的に活躍できる環境なのではないかと思いました。御社の多数の事業の中で特にゴルフ事業に興味を持ち、御社のゴルフシャフトは女子ツアーの使用率がナンバーワンであることや私はテニスをやっておりゴルフの経験はありませんが道具を使うスポーツで道具の重要性は非常に大切であることはプレーをしている中で感じ、御社のゴルフシャフト事業の製品開発に携わることでより良いゴルフシャフトを開発しプロゴルファーの方々の成績向上に貢献したいと思ったため御社を志望しました。 続きを読む
住友理工の 会社情報
会社名 | 住友理工株式会社 |
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フリガナ | スミトモリコウ |
設立日 | 1929年12月 |
資本金 | 121億4500万円 |
従業員数 | 25,578人 |
売上高 | 6154億4900万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 清水和志 |
本社所在地 | 〒485-0831 愛知県小牧市東3丁目1番地 |
平均年齢 | 40.9歳 |
平均給与 | 664万円 |
電話番号 | 052-571-0200 |
URL | https://www.sumitomoriko.co.jp/ |
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