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【研究への理解とマッチング】【21卒】住友理工の研究開発職の2次面接詳細 体験記No.11147(埼玉大学大学院/男性)(2020/12/11公開)

2021卒の埼玉大学大学院の先輩が住友理工研究開発職の本選考で受けた2次面接の詳細です。2次面接で聞かれた質問と実際の回答や、実施時期、面接時間、面接の雰囲気、評価されたと感じたポイントなどを公開しています。ぜひ、先輩の回答を選考対策に役立ててください。

※ 本ページに表示されるタイトルおよびHTML上のメタ情報には、生成AIが作成した文章が含まれます。

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2021卒住友理工株式会社のレポート

公開日:2020年12月11日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 2次面接
職種
  • 研究開発職

投稿者

大学
  • 埼玉大学大学院
インターン
内定先
入社予定

選考フロー

2次面接 落選

実施時期
2020年03月
形式
学生1 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
技術系と人事一人づつ
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

研究についての質問が多く、自分の研究に対する理解が求められていると感じた。また、会社に入ってからやりたいことを深く聞かれ、マッチしているか確かめられていると感じた。

面接の雰囲気

面接官の年齢が高く、一次面接に比べて非常に重い雰囲気であった。雑談などはなく、すぐに面接が始まった。

2次面接で聞かれた質問と回答

研究テーマについて資料を用いて詳しく説明してください

私の研究テーマは、「桂皮酸構造含有トリフェニレン誘導体の液晶性と光重合反応に及ぼす側鎖の影響」です。
まず、研究背景ですが、液晶性有機化合物は、ある特定の温度範囲で、分子がある一定の方向に配列し、資料のFig. 1に示したようなカラムナー構造を構築し、分子の積み重なりの方向に電気を通すようになります。また、一般的な無機半導体に比べ、加工性に優れており、分子エレクトロニクスの分野への利用が注目されております。
しかし、この電気を通すという性質は温度に依存し、ある一定の温度でのみしか発現することができません。
この欠点を克服するため、カラムナー構造を保持した状態で光を当て、重合し、分子の積み重なりを固定することで、導電性と熱安定性の両方の実現を目指しています。
また、私の研究では、前任者と異なる分子構造を設計し、液晶特性の変化を調査したり、重合によって得られるポリマーの形態の変化について調査しています。

それでは結果と考察について説明します。
まず、合成に関してですが、Fig.3 に示したようなトリフェニレン誘導体を設計し、こちらをTPCと名付けました。
TPCはアルキル側鎖の本数と、位置、長さによって分類し、スキーム1に従い、側鎖がベンゼン環のメタ位に1本導入されているTPC1m-nと、メタ位に2本導入されているTPC2mm-nを合成いたしました。

続いて、合成したTPCの液晶性について説明します。
2ページ目の中段をご覧ください。
Fig.4 はTPCの相転移挙動を示しておりFig.5 は液晶温度での偏光顕微鏡観察によって得られた液晶組織になります。
まず、TPC1m-12では液晶性を発現せずこれは側鎖の長さが短い為に、運動性が不十分であったためと考えられます。
一方でTPC1m-14と16では共に液晶性を示し、側鎖が長い16では運動性が大きくなり相転移温度は低下したため、扱いやすくなりました。
最後に、TPC2mm-4と6についてですが、こちらは側鎖の数を多くすることで、より運動性が増し、液晶性が発現しやすくなるのではないかと期待し設計し、評価を行いました。
結果としましては、どちらも転移温度が不明確となり、これは、二本の側鎖を導入したことにより、分子同士の立体障害が大きくなり、液晶相の構築が不安定となったためと考えられます。

最後に、光重合結果についてです。
Fig. 6をご覧ください。
左の写真のTPC1m-16では屈曲したファイバー状ポリマーが得られた一方で、右側の側鎖の位置を変えたTPC1p-16ではらせん状ポリマーが生成しました。
この違いから、側鎖位置の違いによって架橋の際の分子の集合状態の安定性が異なると考えられ、ポリマーの形成機構の解明を現在進めております。

今後の展望といたしましては、先ほどのポリマーの形成機構の解明に加え、新規のトリフェニレン誘導体の合成と物性評価を行うこと。
そして、資料には記載していないのですが、TPCの導電性を測定したいと考えております。
説明は以上となります。

卓球のラバー事業を行っている企業は他にもあるがなぜ住友理工を志望するのか教えてください

御社は、自動車を初めとした幅広い分野でゴム製品を扱っており、その高い技術力と研究開発の経験をお持ちかと思います。卓球のラバーを専門に研究開発している企業ですと、他の分野に使われているゴム製品の技術を利用するといったことができないと思います。しかしながら、御社であれば、卓球のラバーに他の製品で利用している技術を応用したり、評価することができます。また、ラバーはゴムとスポンジから成り立っています。スポンジの性能も非常に大切な為、制遮音品に用いられているウレタンの技術も卓球のラバーに生かせると考えております。現時点では他社のラバーの性能に及んでいなくても、今後の開発によって、必ず他社を追い抜き、シェアを拡大できると考えております。

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住友理工の 会社情報

基本データ
会社名 住友理工株式会社
フリガナ スミトモリコウ
設立日 1929年12月
資本金 121億4500万円
従業員数 25,578人
売上高 6154億4900万円
決算月 3月
代表者 清水和志
本社所在地 〒485-0831 愛知県小牧市東3丁目1番地
平均年齢 40.9歳
平均給与 664万円
電話番号 052-571-0200
URL https://www.sumitomoriko.co.jp/

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