16卒 本選考ES
総合職
16卒 | 慶應義塾大学大学院 | 男性
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Q.
あなたが研究しているテーマを、その研究を知らない人に解りやすく説明してください。(400字以内)
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A.
機能性無機材料であるZnOの微細構造を制御し,色素増感太陽電池(DSSC)の電極材料へ応用する研究を行っています。DSSCとは,ZnOなどの酸化物半導体や色素,電解液から構成される太陽電池で,塗布・焼成など簡易なプロセスで作製できる,デザイン性に優れるなどの特長があります。その性能は酸化物半導体のnm 〜μmの領域における微細構造を制御することで大きく向上する場合があるため,この微細構造を制御する方法が盛んに研究されています。私の研究では,前駆体を合成し,熱処理を施して前駆体由来の形態をもつZnOを合成する方法を採用しました。前駆体には金属-有機構造体(MOF)を使用します。MOFは金属イオンと有機配位子からなる化合物で,これらの組み合わせや合成条件により多様な形態をとることが知られています。MOFの形態を制御することでZnOの形態を制御し,DSSCに応用して電池性能向上を目指しています。 続きを読む
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Q.
JSR採用HP内、「JSRの社員たち」から一人選び、共感した理由を教えてください。該当HP URL:http://www.jsr.co.jp/rc/person_work/index.html(350字以内)
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A.
私は,製造技術第一センター 千葉チームの織田さんの「人生には回り道も必要」という,妥協を許さないひたむきな姿勢に共感いたしました。私も研究室に配属され3ヶ月ほど経った頃,今まで合成できていた物質が再現良く合成ができず,悩んでいたことがありました。当初は織田さんのように自力で何とかしようとしましたが,思うようにいきませんでした。その後,先輩や教授,共同研究者とのディスカッションを繰り返し行い,実験手順を一つひとつ確認しました。すると,自分は同じように操作をしているつもりでも,溶液の混合方法が毎回異なっていることがわかりました。原因がわかるまで数ヶ月かかり,大分回り道をしましたが,この経験が私に「課題と真摯に向き合う姿勢」や「人と協力して物事を進める大切さ」を教えてくれました。 続きを読む
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Q.
1年後と10年後、弊社であなたの働くイメージについて教えてください。(400字以内)
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A.
私は「新しいことにチャレンジしたい」と考えております。私は現在,無機材料に関する研究を扱っておりますが,1年後には貴社に入社し,高分子という現在の専門とは異なる分野の研究開発やプロセス開発にもチャレンジしたいです。はじめのうちは慣れないことも多いとは思いますが,自主的に学び,時には先輩社員にわからないことを指導していただき,仕事を通じてさまざまな知識を身に付けていきます。その後,CDP制度によっていくつかの職種を経験し,自分自身の能力を高め,考え方や視野の幅を広げていきます。そして10年後,多面的な視点から意思決定が可能な人材へと成長します。最終的には部門のリーダーとしてプロジェクトをけん引し,自分ならではのアイディアを発信していきたいと考えております。 続きを読む