
株式会社日本科学技術研修所
- Q. 研究概要
- A. 複雑な中員環化合物は創薬化学において有用な化合物群であるにも関わらず、繊細な官能基の導入や合成が難しく、精力的に研究されている。これに対して、私は高度に歪んで 反応性が高い活性種であるシクロヘプチンに着目し、中員環の簡便合成法の開発に着手した。また、シクロヘプチン前駆体に対してGrignard反応剤を作用させることで、無触媒でカルボマグネシウム化が効率よく進行することを明らかにした。本手法を用いて、様々な求核剤および求電子剤を導入することで、多様性に富んだ複雑な中員環化合物を簡便に合成することに成功した。今後は、生物活性が期待される化合物群に適用し、化合物ライブラリーに登録することで、全国の研究者が必要に応じて利用できると期待している。(8行)