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日本製鉄株式会社 報酬UP

【未知の分野を切り拓く】【21卒】日本製鉄の技術総合職の本選考体験記 No.10038(京都大学大学院/男性)(2020/7/16公開)

日本製鉄株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2021卒日本製鉄株式会社のレポート

公開日:2020年7月16日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 技術総合職

投稿者

大学
  • 京都大学大学院
インターン
内定先
入社予定

選考フロー

  1. 志望動機
  2. 企業研究
  3. 座談会・懇親会
  4. 座談会・懇親会
  5. 座談会・懇親会
  6. 1次面接
  7. 最終面接
  8. 内定者のアドバイス

企業研究

採用サイトの職種紹介。マイナビなどの説明会と社員による具体的な仕事内容説明。有価証券報告書と中長期戦略等の事業計画資料。OBOG訪問から直接社員の方に聞いた情報。これらが私がこの企業に対して行った企業研究のために集めた情報です。後は、中国による供給過多の問題や、今年度は呉の工場が閉鎖して大幅な赤字を出したりなど、不安に思うような問題などはネットなどを駆使して情報を集め、自分の中で腹落ちさせるようにしました。基本的に今の鉄鋼業界に関して朗報と言えるようなニュースは存在せず、強いて上げるならば、アルセロール・ミッタルとの合同でインドの大手鉄鋼メーカーを買収し、インド市場へ進出していこうとしている動きくらいであろうか。このように鉄鋼メーカーを取り巻く情勢なども理解して、それでも志望しようと考えれると、自然と面接官に対しても志望度が高くみられるような話の内容ができると思います。

志望動機

私が貴社を志望する理由は、1.「多くの産業を支える鉄という素材の開発・供給に携わることで、多くの人を支える社会貢献というやりがいを持った仕事を行いたい」という思いと2.学部・院生で培った理系的な知識、培う過程で身につけた自分にとって未知の分野の知識を素早く吸収する力を活用できるという考えからです。1に関しては、OBOG訪問を通して、操業・品質管理・研究のそれぞれ技術職の社員の方々から具体的な仕事内容等をお聞きすることで、社員一人一人が世界トップレベルの鉄鋼会社に勤めて産業を支えているという誇りとやりがいをもっていることが伝わり、私の思いが叶う会社であると考えました。2に関しては、貴社で今後生み出されていく新しい技術知識にも素早く適応し、例えば自身が学んできた環境系の知識を活かして、環境にも配慮した製鉄工程・設備の提案等を積極的に行うことで貴社の業務に貢献したい考えています。

座談会・懇親会

形式
学生不明 面接官不明
実施時期
2020年03月

座談会・懇親会

形式
学生不明 面接官不明
実施時期
2020年03月

座談会・懇親会

形式
学生不明 面接官不明
実施時期
2020年04月

1次面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官6
面接時間
30分
面接官の肩書
人事5年目前後1人/技術職社員(中堅層)5人
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接は意思確認程度でほぼ決まっているので実質的な最終面接。理系推薦フローでは一回の面接で決まります。その分厳しくみているのだと思われますが、OBOG訪問の雰囲気とは打って変わって重々しい感じの雰囲気で行われます。理系なので評価しているポイントは研究内容の進め方、思考プロセス、周辺知識をどれだけすらすらと論理的に言えるかを見ています。私は本番の面接前に面接練習を社員の方に行ってもらいましたが、フィードバックも研究内容に対する回答の仕方等が重視されていました。

面接の雰囲気

堅い雰囲気。冒頭に軽いアイスブレイクはありましたが、はじまると引き締まった雰囲気で面接は行われました。

1次面接で聞かれた質問と回答

研究内容の概要をわかりやすく簡潔に教えてください。

私の研究はシェールガス生産の効率化を目指したものです。このガスは現在北米を中心に採掘されている天然ガス資源であり、その分布の広さから今後世界のエネルギー情勢に大きな影響を持つ資源として認知されています。本研究の意義としては、このガスの生産効率を上昇させることで、世界的なエネルギー安定供給の一助となることです。具体的には、ガスを取り出すために、地下の地層内のシェール岩に水圧で亀裂破砕を入れる現場フェーズに着目しています。このフェーズの問題点としては、地層内部の亀裂伸展が地下深くに存在するために、詳細が不明であるという点があげられます。そこで本研究では、現場状況を模擬した実験系統を室内に作成することで、シェール供試体に亀裂を入れた後に観察を行うことを可能にしています。そして、シェール岩内の鉱物組成や粒の密度、粒径の大きさ等が亀裂伸展にどのように影響しているかを調べることで、ガス生産に効率的な条件・手法を模索しています。また本研究は他研究室と企業による合同研究として行っており、私が行う観察だけでなく、亀裂発生時の波長を分析することで研究内容に新たなシナジーをもたらすことに成功しています。

なぜその研究をおこなおうと考えたのですか。

先ほどお伝えした研究意義にふれ、社会に影響を与える規模の大きさや社会貢献度の高さに惹かれたのが理由です。経緯としては、学部4年生の時に現研究室の見学を行う機会をいただき、本研究の説明を聞いたのがきっかけです。中学高校時代に柔道部副部長として活動した経験、大学時代に柔道道場で小中学生に練習指導を行ってきた経験から、周囲の人を支えることのやりがいを実感していたので、理系学生として勉強してきた以上、研究というアカデミックな世界でもそのやりがいを感じる活動がしたいという思いが自身の根底にあったのだと考えています。また、このやりがいがあるからこそ、学部時代とは異なる学問分野の研究であっても、知的好奇心をもって関連論文を数多く読みこんでいくことができ、共同研究を行っている他研究室の教授や企業の研究者の方々とも積極的に意見交換を行って、何としてでも研究を成功させようとする強い気持ちができているのだと思います。

最終面接 通過

実施時期
2020年06月
形式
学生1 面接官1
面接時間
20分
面接官の肩書
人事(年次不明)
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

評価されるなどはあまりないと思う。あくまで意思確認の場。推薦の人はけることができないのでただただ内々定をその場で言い渡され、少し雑談する感じではないだろうか。おそらくだが、自由応募でここまで勝ち上がった方も、本当に入社する意思があるかどうかの確認程度で終わると思います。面接15分しかないので。

面接の雰囲気

穏やか。落とす気は一切ないので自然とそのような雰囲気となる。ほぼほぼ雑談のような感じで面接が終わった。

最終面接で聞かれた質問と回答

当社に入社してどのように活躍していきたいか。どのような将来像を持っているか。

製鉄などのライン管理部門において、製鉄工程・設備の改善や新規立案を提案していけるような人材として成長していきたいと考えています。そのためにもまずは現場に配属され、必要な知識を学んでいきたいです。大学院で環境系の学問を学んできましたので、そういった環境系の知識を活かしながら、環境に配慮した設備案を出すことで私自身のオリジナリティを出していきたいと思います。将来的には現場をまとめる工場長などを務め、各社員の方々をまとめていけるようなマネジメント業務を行っていきたいと考えています。また今後の鉄鋼メーカーの課題として国内需要の低下から国外のシェアの獲得がミッションとなってくるので、今買収をおこなっている企業のあるインドや力を入れていらっしゃるブラジル、今後展開していくであろう東南アジアやアフリカ諸国へと進出する際に、その人員として認めてもらい海外にて活躍していきたいという思いもあります。

あなたの思う自分の長所は何ですか。

長所は、知的好奇心と積極的な行動力をもち、周囲の人と協力しあいながら組織内の活動に取り組める点であると考えています。現在の研究活動においても、学部生の時に研究していた分野とは異なる分野の研究にチャレンジしていますが、入学の際にも、様々な関連文献を読み、現在の担当教授のもとへ何度も訪ねることで信頼を勝ち取り、今まで他大学からの進学実績がなかった現研究室へ配属できました。また、研究自体においても、課題点解決のために他研究室の教授や企業の方に会って積極的な意見交換を行うことで、独自の観察手法の開発に成功しています。話し合った他研究室の教授・企業とは現在合同研究を行うようになるなど、大きなシナジーを生み出すきっかけとしてこの強みが生かされています。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

推薦で出していたので、内定後の就活などに関しては何も言われなかったため自由応募で出した人が就活を続けさせてもらえるのかどうかはわからないです。とりあえず一度内定者懇親会のようなものが行われ、10月ごろに部署志望調査が行われると聞きました。

内定に必要なことは何だと思うか

国内では斜陽産業と呼ばれる鉄鋼メーカーです。社内の社員の方々も当然意識していることで、それを承知で入ってこいという感じなので、強い意志がみられているように感じました。私は一次面接(実質的な最終面接)の終了後、面接練習をしてくださった社員の方から本番の面接官からの評価を聞いたのですが、技術系社員の方々からの評価は高かった(研究内容に対する質疑応答など)が、人事の方は志望度の高さがみられないとの評価だったらしいです。あくまで重要視されるのは研究の質疑応答だと思いますが、人事からのいわゆるよくある面接質問(がくちか・志望動機など)では志望度の高さを熱意を出してアピールしたほうが良いと思います。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

研究内容に関する質問は、核にふれるような質問から、知らんがなと思うような質問まで様々なものが飛んできます。(知らんがなと思った質問は例えば、その研究に使われてる研究費って全体でどれくらいかかってるか認知してる?それは得られる結果と採算が取れていると思う?その理由は?など)。重要なのはわからなくても、すぐさまレスポンスよく解答し、できるだけ論理的にはなすことだと面接練習でお聞きしたので、そういったわからない質問に対しても上記のように対応できた人は内定がもらえたのではないかと思います。

内定したからこそ分かる選考の注意点

私はOBOG訪問を三回行いました。現場系、品質管理系、研究系の部門ごとにリクルーターの方が場を用意してくださって私一人対3~4人の社員の方で行いました。私としては行っていた時はかなり軽い気持ちで、準備はあまりせずに説明されたことに対して質問し続けるスタンスをとっていたのですが、逆にこれが興味を持ってくれているととらえられたようで好印象をもらっていました。後々リクルーター経由で推薦フローに乗りましたが、このOBOG訪問の印象が重要だったようです。OBOG訪問は必須だと思います。

内定後、社員や人事からのフォロー

内定者懇親会の紹介や希望職種調査が10月に行われるなどの案内。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 社員の魅力・実力
  • 福利厚生・手当・働きやすさ
  • 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる

入社を迷った企業

味の素株式会社

迷った会社と比較して日本製鉄株式会社に入社を決めた理由

今現在、鉄鋼業界は国内国外でかなり厳しい状態が続いている。しかし、まだ先進国と言えるような国やこれから成長していくであろう国々のシェアを獲得することができれば、すくなくとも企業単位での復活はあると思った。その力自体はあると思う。ただ大企業基質でそのように動くことが本当にできるのかと問われるとわからない。推薦を出していなかったら正直他二つの内定先とかなり迷っていたと思う。結局は推薦を出したからが主要な理由。理系の方々にお伝えする最大のアドバイスとしては、「推薦の提出は計画的に」。学校側は推薦云々が絡むと基本会社側の味方だと思ったほうがよいです。

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日本製鉄の 会社情報

基本データ
会社名 日本製鉄株式会社
フリガナ ニッポンセイテツ
設立日 1950年4月
資本金 4195億円
従業員数 113,639人
売上高 8兆8680億9700万円
決算月 3月
代表者 今井正
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号
平均年齢 39.9歳
平均給与 829万円
電話番号 03-6867-4111
URL https://www.nipponsteel.com/
採用URL https://www.nipponsteel.com/recruit/hq/
NOKIZAL ID: 1138289

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