- Q. 志望動機
- A.
味の素株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒味の素株式会社のレポート
公開日:2020年7月16日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 技術職(フィールド4)
投稿者
選考フロー
企業研究
味の素の事業理解から始めました。公開している有価証券報告書や中長期成長戦略の資料から会社が今どのような商品に注力していて、今後どのような戦略でうちでようとしているのかといったところに注目してまず目を通しました。そこをまず理解して、それにあった人物像に自分は当てはまるようにESや面接では話をしました。マイナビなどのイベントでアーカイブに残っていた説明会や社員さんの各フィールドごとの説明をもとに、戦略などの概要と具体的な仕事内容を紐づけして、面接の時に入社してからの具体的になりたい将来像、キャリアプランを語れるようにしました。志望度が高まったときがかなり遅かったため、OBOG訪問などは行っておりませんでしたが、上記に書いた会社が公開している事業の現状将来についての資料と説明会などで話される社員さんからの具体的な仕事内容さえおさえれば企業研究としては十分かと思われます。
志望動機
学部で学んだ機械系の知識をメインに、大学院での資源・環境系の知識を活用できる、エンジニアとして働きたいと考えています。御社は日本の食品企業の中でも海外、特に東南アジアに強みをもっており、海外のエンジニアたちと交流し意見交換しあうことで自身のスキルをより向上させ、有能なエンジニアととして世界を舞台に活動していけると感じたからです。また、研究活動で様々な分野の知識を学ぶことで獲得した、知らない分野の知識に対する素早い適応力を武器に、配属された部署で必要な知識を素早く吸収していき、食品分野などの方が作り上げた新製品の特性をいち早く理解し、新規設備案などの提案や改善をおこなっていけるようなエンジニアとして御社の事業に貢献していきたいと考えています。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
あなたがこれまでの活動の中で実践した「味の素グループWay」を教えてください。/あなたが学生時代に最も⼒を入れて取り組んだテーマを記述してください。その内容を具体的に記述してください。/あなたの人生を四字熟語で表してください。その理由も記述してください。/あなたは苦手と感じる方とチームワークを発揮しなければならない場合、どのようなことを意識していますか。もし具体的な過去の事例があればそれを交えて説明してください。/あなたが味の素(株)に入社して実現したいことは何ですか?ASVの観点を入れて記述してください。/
あなたが現在従事しているゼミ、研究等が社会にどのようなインパクトを与える可能性があるのか説明してください。
ES対策で行ったこと
2019年冬に行われたR&DコースのインターンのためのESと被る部分が多かったため、かぶっていた部分は流用した。とにかくESから読み取れる人物像と会社が求めている人物像がマッチするように、そして一貫しているように意識した。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
参考書。一通り解いて、苦手なところは反復。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 3-5年目の希望部署の技術社員
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
一人目の面接官に対してはかなり受け答えが詰まったり、ぎこちなくなってしまったが、気を取り直して後半改善して臨んだため、二人目の方に評価されたのだろうと感じた。基本ESに書いた内容しか聞かれず、深堀も研究のことで少しされるくらいなので、落ち着いて受け答えができるかどうかがみられているのかと思った。また理系なので、研究内容を話すと思いますが、いかに簡単に、知らない人でもわかりやすくこたえることが重要視されていると思います。
面接の雰囲気
面接の形式が特殊で、1対1を面接官を入れ替えて2回連続でおこなうもの。よって前半と後半で人が入れ替わるのでその時々の面接官によって雰囲気が変わる。私の場合、一人目は厳しめというか堅い雰囲気、二人目は穏やかな雰囲気のもと行われた。
1次面接で聞かれた質問と回答
基本ESに書いた内容しか聞かれない。例としては「あなたがこれまでの活動の中で実践した「味の素グループWay」を教えてください。」
研究活動において、合同研究によるシナジーを生み、新しい価値の創造に成功しています。さきほど申し上げた私の研究では、課題点として「岩石中の亀裂観察方法」がありました。これは、実験によって発生した亀裂とそうでない既存亀裂が判別できないため、考察するための観察に影響を及ぼしていました。この亀裂観察方法の確立に向け、私は亀裂発生時の弾性波波長に着目しました。波長分析などは専門外のため、現在の合同研究先の教授と連絡をとってもらうように担当教授にお願いし、積極的な意見交換を行いました。結果、異分野の研究結果・知識が組み合わさり、上記とは異なる研究課題に対する「新しい」アプローチ手段が発見され、現在合同で研究を進めています。
あなたが味の素(株)に入社して実現したいことは何ですか? ASVの観点を入れてお答えください。
環境保全を考慮しつつ、研究や企画の内容が最大限の効果を発揮する生産設備の設計・企画に取り組みたいと考えています。環境保全の点に関しては、御社が掲げているASVにもあることですが、私は学部で学んだ機械系の知識をメインに、大学院での資源・環境系の知識を活用することでその点に貢献できると考えています。また、生産設備の設計・企画の点においては、持ち前の知的好奇心と、研究活動で様々な分野の知識を学ぶことで獲得した、知らない分野の知識への素早い適応力を活かすことで、他技術フィールドの方が作る新製品の特性などもいち早く理解し、設備の改善であったり、新設備を導入することを提案することによって、御社のエンジニアとして活躍していきたいと考えています。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生2 面接官6
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 人事1人/中堅層の技術社員5人(だったと思う。多くて正しく覚えていないが5-6人)
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
主に研究内容の深堀であるため、技術社員から問われた研究に対する質問にいかにレスポンスよく、簡潔にわかりやすくこたえるかが重要。もう一人の学生が研究に関して長ったらしくこたえていた時、明らかに面接官のかたがしかめっ面をしていたのでそう感じた。
面接の雰囲気
普通~穏やかな雰囲気。機材トラブルで私のパソコンが私の音声をひろわない事態が発生しましたが、落ち着いて対処できるように促してもらえ、面接が始まる前にも軽くアイスブレイクを挟んでくれたりと、緊張を解いて力を出し切れるような環境づくりをしてくれていると感じた。
2次面接で聞かれた質問と回答
この研究が世間にどういった影響を与えますか。
世界のエネルギー資源の枯渇問題を急速に解消するような影響が考えられます。私の研究はシェールガス生産の効率化ですが、シェールガスは現在アメリカを中心に生産されているエネルギー資源であり、その可採量は石油や天然ガスを合わせた在来型エネルギー資源の残存総量を上回って、世界各地に分布しています。しかし問題点として、掘削生産を実際に現場で行ってからでしか厳密なその土地の生産量を評価することができず、採掘リスクが大きいため、生産に消極的な国が多数という現状があります。しかし私の研究によって、新たに地質という観点から生産量が前もって評価することができるようになり、リスクが軽減され、各国が生産に乗り出す一要因になります。
この研究のあなた自身が考えたり、実行したオリジナリティを教えてください。
当初、この研究で行われている水圧破砕実験には単なる水を使用し、亀裂を入れた後蛍光剤を添加した液体に浸すことで、亀裂を光らせて亀裂形状を観察していました。しかし、この方法では元々岩体に入っていた実験とは関連のない既存亀裂も同様に着色してしまうため、水圧破砕による亀裂かどうかが判別できない問題点がありました。そこで私は、水圧破砕する液体自体に添加剤を入れることを提案しました。破砕流体が実験に影響を及ぼす要素を洗い出し、文献調査することで、水と比較した際に同様の結果が得られる破砕流体の開発に成功しました。これにより、水圧破砕によって影響を受けた亀裂のみを観察できるようになりました。この亀裂の判別手法が私の研究のオリジナリティです。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官5
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 人事1人/二次面接より年次が高い技術社員4人
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
二次面接のような形式で同じ時間なので、単純に聞かれる量、深堀が増えます。急な質問へのレスポンス力、論理性が問われていると思います。研究以外でES以外のことが聞かれたのは最終面接だけでした。
面接の雰囲気
穏やか。ほぼ二次面接の学生一人バージョンのような面接。感覚的にはOBOG訪問のような雰囲気のもとおこなわれた。
最終面接で聞かれた質問と回答
海外の技術者と研究で関わったとお聞きしたが、その際に国内外の研究者で違いを感じたか。感じたのならどのような点か。
違うように感じました。やはり国が違うと文化が違い、価値観も勉強をする環境も違うためだと思います。違う点としては、日本人よりも理論武装というより強引な印象を受けました。もう一つ違う点と感じたのは研究の工程や得られた結果に対する考え方です。一つ目は二つ目に関連することですが、私があった○○人の方はかなり結果重視の方で結果が得られた過程やその過程で積み上げてきた考え、結果を出す際のリスクなどよりも、いかに高効率に採算のよい結果を得らえるのかといった点に注力しているように感じました。逆に私がかかわった日本人のエンジニアのかたはそういった過程に重きを置く傾向があるように感じました。どちらが良いというわけではなく、例えば海外の方のほうだともちろん結果がついてくる戦い方ですし、日本人のほうだと新しいアプローチ方法などが生まれる可能性が高いと思います。そういった意味でも、両者が互いに意見を出し合い、協力しあう環境が重要だと感じています。
あなたは苦手と感じる方とチームワークを発揮しなければならない場合、どのようなことを意識していますか。具体例があればそれを踏まえて教えてください。
次の三つの行動を順に意識的におこなっています。
1.その人のどの点が「自分にとって」苦手なのかを言語化。
2.周りの印象も加味し、その人の「客観視した」人物像を再考。偏見なく+な点を評価することを心掛ける。
3.基本他の人に苦手意識を悟らせないよう意識し、雰囲気の悪化を予防。その上で信頼できる人に相談し、フォローを請う。
具体例として共同研究先の学生Aへの対応を出したいと思います。私にとってAの苦手な点は「自己主張が強く、場の空気を悪くしがち」なところでありますが、客観視した人物像は「積極的な意見出しをするアイデアマンだが、他者からの意見はその整合性を厳しく追及し、自分の意見を優先する傾向がある人」というものでした。現在は研究室の先輩にのみフォローをお願いしている状態です。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定をいただいた後も納得いくまで行っていいというスタンスでした。すくなくともすぐさま他のすべての企業の内定をけってというものではなく、不安に思っていることがあれば相談してくださいというふうに言ってもらえた。
内定に必要なことは何だと思うか
食品業界への理解と海外赴任することの理解がまず必要です。フィールド4のエンジニアとしてこの企業に配属する場合かなりの確率で海外駐在することになります。先進国でない国も多いです。この点はまず度の面接段階でも念押しされるので、大丈夫ですと即答できるように理解しておくことが大事です。
基本面接はESに書いた質問と研究内容、研究内容の深堀しかないです。つまり準備できるようなことなので、詰まったりしてしまうと印象が悪くなるように感じます。また理系あるあるだと思いますが、研究内容を長ったらしくこたえるのは相当印象が悪くなると思います。二次面接の際にもう一人の学生がそのタイプの方で、面接官が辟易とした顔をなさっていたので。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
簡潔にわかりやすく答えること、温和で人当たりの良い人間を求めているように感じました。その差が内定出る出ないの差だと思います。前者は研究概要を3分という時間指定でこたえるように要求されたり、ESが文字制限や形式が要点だけおさえるようなものであったためそのように感じました。後者は海外で働く際に、外国人エンジニアと接するため、文化の違いからほぼ100%トラブルが発生するため、その時にうまく立ち回れるような人材を求めているといった印象を受けました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
一次面接は1対1を二回行います。どちらか片方と相性が悪く、だめだと感じてもあきらめないで頑張りましょう。私は一人目と相性が悪く、20分のところを13分程度で切り上げられましたが、二人目と相性がよく、挽回できました。
最終面接はこれまでの一次二次と違い、聞かれることが増えるのでES以外のことも聞かれたり、深堀もかなりされます。確認程度のものでなく、あきらかに落とす面接なので注意してください。
二次最終に共通していますが、研究内容をめちゃめちゃ聞かれます。かなり深堀されるので研究で話すことの事前準備はしっかりと。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定者同士の交流会などを設けるといったものはある。
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味の素の 会社情報
会社名 | 味の素株式会社 |
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フリガナ | アジノモト |
設立日 | 1925年12月 |
資本金 | 798億6300万円 |
従業員数 | 34,862人 |
売上高 | 1兆4392億3100万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 藤江太郎 |
本社所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目15番1号 |
平均年齢 | 44.5歳 |
平均給与 | 1072万円 |
電話番号 | 03-5250-8111 |
URL | https://www.ajinomoto.co.jp/ |
採用URL | https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/recruit/fresh/ |