21卒 本選考ES
総合職
21卒 | 豊橋技術科学大学大学院 | 男性
-
Q.
当社を志望する理由を教えてください。
-
A.
完成製品の用途は限られますが、化学素材の用途には無限の可能性があると私は考えます。川中に位置する化学メーカーは、素材から機能商品といった各種産業の川上から川下まで幅広く取り組むことができます。貴社は、3社の情報や技術等の経営資源を最大限に活かして、社会に新たな価値を提供し続けています。そして、化学を通じ人・社会・地球の課題解決を行っているため、貴社の技術者として私も世の中に貢献したいと考えました。 続きを読む
-
Q.
希望職種を教えてください。 また、その職種を希望する理由を教えてください。
-
A.
第一:設備技術 第二:生産技術・製造 [理由]化学製品の製造には生産するプラントが必要不可欠です。製品をより安全・安定かつ生産性を向上するために、プラントへ新技術を導入する動きが活発になっています。私は所属専攻の電気・電子以外にも、情報・化学の専門分野を学んできました。培ってきた専門知識を活かし、その新技術の導入の現場に携わりたいと考えました。 続きを読む
-
Q.
取扱いに習熟している実験機器、計測・評価機器、ソフトを記載してください。
-
A.
A)取り扱いに習熟しているもの デジタル顕微鏡付属マイクロマニピュレータ(Axis-pro : Micro Support)、ボルタンメトリーアナライザーシステム(CV-50W:BAS)、シミュレーションソフト(MATLAB) B)習熟していないが取り扱った経験があるもの 走査電子顕微鏡、光電子分光装置 続きを読む
-
Q.
論文発表の実績があれば記入してください。
-
A.
なし 続きを読む
-
Q.
現在行っている研究概要を簡潔に記述してください。 その際、従来技術(研究室の保有技術)とご自身の研究テーマ部分を明確に区別して記述してください。
-
A.
私は、Ca2+を回収するデバイスの開発および特性評価の研究テーマに取り組みました。新薬の開発などに期待される生細胞の動的観察を行う実験には、化学物質による刺激とその観察を行う必要があります。私の所属している研究室では、pHイメージセンサをコーティング膜により修飾することで、Ca+をはじめとした様々なイオンに応答させることができます。また、電気化学的にCa+を放出できるデバイスを開発することができ、Caセンサの応答や生体実験での検証により有用性が確かめられました。 実際の細胞実験ではサンプル数が限られているため、実験の再現性を得るために同じ条件下で繰り返し実験を行うことができるデバイスの開発が課題となっています。そこで、本研究では電気化学的にCa2+を回収するデバイスを開発し、このデバイスのCa2+の回収効率をイオン拡散シミュレーションにより計算しました。 Caセンサによる測定とシミュレーションの結果を比較したことで、デバイスにかける電解時間に対してCa2+の回収効率は低いことが明らかになりました。この原因を調査するためにH+の濃度変化を観察したところ、今回開発したCa2+回収デバイスはCa2+だけではなくH+も回収しているため、有用性はないことが明らかになりました。現在の研究では、新たなCa2+の回収デバイスの作製および特性評価をテーマに検討を進めています。 続きを読む
-
Q.
上記の研究に取り組む上で見出した課題とご自身が考えて行った解決手段、そこに至る背景(発想)について記述してください。 例えば、どのような実験中(解析中)に、どのような事象に気付いて(誰のアドバイスで)、何を考えた、など具体例を挙げて分かりやすく記述してください。
-
A.
実際のCa2+回収デバイスに流れるクーロン量からCa2+回収量の時間変化を推定してシミュレーションを行ったところ、モデル内のCa2+濃度が負になる現象が生じました。これは、実際には起こりえない現象であるため、シミュレーションのプログラムの見直しや改良をして、原因を解明しようとしました。しかし、そのプログラムを何度も見直したり、どのように改良しても手掛かりがない状態でした。指導教員の先生へ相談をしましたが、専門が情報ではなく電気化学であるためプログラムの再検討を指摘されました。そこで、情報系の科目が得意である同じ研究室の先輩にプログラムを検証していただいたところ、その原因はシミュレーションではなく実際の測定系にある可能性が高いと分かりました。そこで、実際のCa2+回収デバイスに流れるクーロン量とCa2+回収量が一致しないことをグラフに示し、再度先生へ相談しました。前回の相談とは異なり実験条件やシミュレーション条件など実験の一部始終を説明しながら、モデル内のCa2+濃度が負になる現象を伝えました。その結果、先行研究でCa放出デバイスが他イオンを放出する現象を確認しているため、回収デバイスでもその逆が起こっているのではないかとアドバイスをいただきました。H+ の濃度変化をセンサの応答により確かめることで、このデバイスはCa2+以外にH+も吸収していることが明らかになりました。 続きを読む
-
Q.
学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。
-
A.
私は学生時代に研究以外にも趣味である将棋を頑張りました。中部地区の大学将棋では、学校対抗でA級とB級の階級が存在しています。私たちの大学チームはB級でしたが、B級で優勝しA級に初昇格することができました。しかし、先輩方の引退によりチーム全体の実力低下は避けられませんでした。そこで、私たちの代ではA級に残留する目標を立てました。 最初に個人の実力を上げるべく、 ・対局後に対局者や観戦者からアドバイスをいただく ・プロ棋士の書いた本や講座番組を見て勉強する ・自宅でも時間を見つけてインターネットを通じて対局する ことに取り組みました。 次に団体としての実力を上げるべく、 ・積極的に部員を誘って地域の将棋道場や大会に足を運ぶ ・難解な対局には将棋ソフトを活用して、自分たちでは気付けない好手を見つける ・大会前は参加が自由な部の練習日や練習時間を増やす ことを私が提案して部員全員で取り組みました。 大会当日には、私は部内の実力者としてチームの勝ち数を増やすだけではなく、どんなに局面が劣勢であっても最後まで諦めずに粘り強く将棋を指しました。また、試合後は勝敗の関係なしに声を掛け合うことにより、チームが一体となって全力で試合に臨むことができました。 その結果、A級残留を継続させることができ、私たちだけでなく先輩方も一緒に喜んで下さりました。私は「部(チーム)の活気を上げる努力者」として役割を果たせたと考えます。 続きを読む