- Q. 志望動機
- A.
株式会社リコーの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2018卒株式会社リコーのレポート
公開日:2017年12月13日
選考概要
- 年度
-
- 2018年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 研究職
投稿者
選考フロー
企業研究
リコーやキャノン,ニコン,オリンパス等カメラや印刷機の軽電メーカーはカメラ事業の衰退に伴い新規事業や次の柱となる事業を模索している。新規事業はどこも似た領域の研究を行っているので,合同説明会で各企業の説明ブースに足を運んだ。強み,弱みや違いがわかり志望動機を練るのに役に立ったと思う。研究職はジョブマッチングでの採用となるので,特に説明会で紹介する事業領域の研究者を求めているので,ホームページで新規事業一覧を眺めるよりも話を聞きにいった方が手っ取り早く需要を知ることができると思う。社風は軽電メーカー同士でも結構違うと感じた。また勤務地がどこになるかが工場や研究所を多く持っている大企業ではわかりづらく,また説明会でも聞きづらかったのでOBGやリクルーターに聞いた。
志望動機
私は技術を通して社会に貢献できる人間になりたいという強い想いを持っています。大学院での研究テーマから二次電池研究に関して興味があり、貴社のデュアルイオン電池に関心がありますので、貴社の研究職につき、これまで培ってきた知見を活かしエネルギー分野の研究に携わりたいです。
研究者としてより一層広い知識をつけ、将来的には二次電池以外の研究にも材料研究・開発の専門家として関わり、社会に価値を与えられる技術者となり、世の中の常識を変えるような新技術の創製に貢献したいです。
軽電メーカーの中で,新規事業の主軸に二次電池をあげていたのが特にリコーだったので,二次電池の研究をしたいからリコーにいきたい,という軸で志望動機を話した。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2017年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
趣味特技に関して100字,プログラミング経験の有無,興味のある業界,自身の専門性について,志望理由及び実現したいこと300字,何かを変えた経験400字
ES対策で行ったこと
項目が多くひとつひとつが短めだったので,面接のときに話したい話題に繋げられるようなキーワードを簡潔に盛り込んだ。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2017年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
テストセンターを受験し結果を送信する形式だった。一度他の企業で受験したが結果に自信が無かったので過去問を一度だけ解き再受験した。
WEBテストの内容・科目
言語,非言語,性格診断
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2017年03月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 若めの研究職の方
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究内容に関する話がほとんどだったが,企業での研究は大学院とは違いチームで行う(と面接官がおっしゃっていた)のでリーダーシップや他者との連携がとれるか等の素質も見られていた。
面接の雰囲気
ブースに区切られた中で一斉に何組も面接を行うので,声が聞こえづらかった。面接官の方は優しく,詰められることも無く,ただただ褒められ終わった。
1次面接で聞かれた質問と回答
何かを自分から変えた経験はありますか
私は大学の学部時代に所属していたサークルにおいて、サークルの歴史20年間続いてきた制度に不備を感じ改善しました。
私のサークルは保守的な面がよくも悪くも伝統となっており,それに対し私は,サークル内でも需要は高まっており誰かがいずれやるべきであること,いずれやるのであればサークルを一新する意欲のある私をはじめとする数人が所属する我が代で実行すべきであることを伝えました。私は何事も自分なりの計画や考えで進めてしまうため,そのときも,私の同期は反対派,無関心派がほとんどで,周囲から私はマイペースで協調性がなく,思いつきで行動していると見られていました。本気であると示す為にサークルの代表に立候補し,周囲を巻き込み理解を得ることに留意し数ヶ月かけて説得し続け信頼を得て,試用期間の導入等を行い,遂には実現しました。
研究において自分自身で工夫し,成果につながったことはありますか
私が研究室に入って選んだテーマはリチウムイオン電池の負極材料の創製です。先行研究において弊研究室の有する装置での結果は出ておりましたが、それ以上の高容量化に挑むには違うアプローチが最適と思い、教授と相談し共同研究として違う研究室の装置を用いることにしました。共同研究者は電気関係の方々でありプラズマの制御に関しては精通していたので彼らと協力しつつ、自分の持つ材料に関する知識や弊研究室で得た知見を活かし、装置の再構築や実験プロセスの立ち上げを行いました。
また私は先行研究で扱っていた材料を受け継ぎ研究していますが,先輩の出したシミュレーション結果に矛盾を感じ,エクセルで数千セルもあるデータを見直し間違いを見つけました。一度スタートラインに立ち返って見直すことも常に気をつけています。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- ふたりとも研究職の部長クラスの方
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自分の志望したテーマが入社までに終わってしまっていたら,どのような領域の研究を志望しますか,どう貢献できますかと問われ,専門的な話をすべきか精神論的な話をすべきか迷ったが,自分の専門を活かして**や@@の研究にも貢献できますと答えた。リクルーターが面接官からのフィードバックを教えてくれたが,その答えに対しての評価が高かった。
面接の雰囲気
ふたりとも優しく詰めてくることはなかったが,答えに詰まったときに質問を少し変えるでもなく冷たい空気が流れ,圧迫感を感じた。
2次面接で聞かれた質問と回答
どのようなスキルを身につけたいですか。そのために今やっていることは何かありますか。
私は将来,技術者として経験を積み、これからの世界を変えていける研究に携わりたいと考えています。
そのための大学院在学中の私の目標は、マテリアル工学専攻所属を活かし幅広く知識や理論を学ぶこと、そして研究を通し論理的思考力や実行力、計画力を身につけることです。
専攻の講義では自分の研究分野の関連知識に関してはどこまでも深く、そしてその他の分野に関しては広く様々なことに興味関心を持ち学びました。研究室に入ってからも学ぶことが多く、理論は学ぶだけでは不十分であり、シミュレーションや計算、考察等で実践して初めてその理論を使えるようになるとわかりました。
研究では一週間毎の進捗報告会に合わせ毎日の計画を立て確実にこなしました。考察する際は推論ばかりで進めず、多くの可能性を多面的に検討し構造推定等を行いました。
研究ではどのようなことを気をつけていますか
研究では知識に基づいた論理的思考を心掛けました。研究者としての基礎的な資質に触れている書籍も数冊読みました。研究で考察する際は推論ばかりで進めず、多くの可能性を多面的に検討し構造推定等を行いました。評価装置はブラックボックスとして扱わず、その測定メカニズムから測定条件や妥当性を考察するよう努めました。貴社においてもこの実験姿勢や材料に関する知識を活かし、次世代技術の創製に貢献したいと考えています。
あまり答えることが思いつかず,使用経験のある測定装置の名前や,好奇心旺盛ですというアピールとして学会やリクルーターから聞いた研究の話等もした。面接官の方が測定装置の件に興味を持ってくださったのでよかった。
独自の選考 通過
- 実施時期
- 2017年05月
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
選考形式
意思確認
選考の具体的な内容
最終選考という案内だったが,特に質問等もされず,内定を出したらくるかという話と握手で終わった。年次が上の方だった。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
二次のジョブマッチングから10日間以内に受諾するか決めるよう言われた。いったん受諾したがその後辞退したのだが,5月中だったこともあってかすんなり辞退させてくれた。
内定に必要なことは何だと思うか
研究内容が事業内容に合っていること,専門とは少し違うような分野の知識もある程度あること,研究職にはコミュニケーション力が乏しい人もいるがチームで研究するので団体で動いた経験も必要と面接官自身おっしゃっていたので,きちんと会話ができること。理系の会社なので,論理的にスジが通っているかは気をつけた。軽電メーカー同士の比較は,面接官もキャノン等同業他社から転職してきた人がおり,話題に上がったのでしておいてよかった。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
大きい企業の研究所は研究テーマがかなり移り変わるので,研究内容と事業内容との一致よりも,専門範囲のアピールをしてつぶしが効く印象を残した方が良いとリクルーターに言われた。実際,このテーマがもし入社までになくなっていたら?等聞かれたので,その方向性は良かったと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
リクルーターは人事と繋がっていないから何でも聞いてねと言われたが信用していなかったが,本当にリクルーターから人事へのフィードバックはしていなかったらしい。なのでリクルーターにはぶっちゃけた相談もしてよいと思う。
内定後、社員や人事からのフォロー
リクルーターには他の会社の就職活動を続けると話してあったので,何度か連絡が来た。
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リコーの 会社情報
会社名 | 株式会社リコー |
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フリガナ | リコー |
設立日 | 1936年2月 |
資本金 | 1353億円 |
従業員数 | 78,817人 |
売上高 | 2兆3489億8700万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 山下良則 |
本社所在地 | 〒143-0027 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 |
平均年齢 | 45.7歳 |
平均給与 | 860万円 |
電話番号 | 03-3777-8111 |
URL | https://www.ricoh.co.jp/ |
採用URL | https://jp.ricoh.com/jobs/about |