19卒 インターンES
CRA
19卒 | 星薬科大学大学院 | 女性
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Q.
CMIC'S CREED(「私たちの決意」や「W&3C」)の概念についてご自身の経験と合致すると思うエピソードを書いてください。
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A.
人や社会へ積極的に働きかける貴社の取り組む姿勢に魅力を感じました。私は、薬を待っている患者さんや社会に少しでも貢献できるような研究成果を出せるように大学院で日々研究に取り組んでいます。患者さんが現時点では困難な健康時と同じ生活を取り戻せるように貢献したいと考えています。私は大学院の研究室で肺がんの薬剤耐性をテーマに研究しています。この研究テーマを選んだのは、祖母が肺がんで亡くなったことがきっかけです。現在、悪性腫瘍は日本人の死因の中で最も多く、肺がんは悪性腫瘍の中でも死因の第 1 位を占めています。その中でも、非小細胞肺がんは、上皮成長因受容体 (EGFR) に変異があることが知られています。EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんに対しては、ゲフィチニブなどの上皮成長因子チロシンキナーゼ受容体阻害剤 (EGFR-TKI) が高い抗腫瘍効果を発揮しますが、EGFR-TKIの奏功例においても、治療の継続に伴い、EGFR-TKI 耐性を獲得し、がんの増悪化を引き起こすことが臨床で問題となっています。残念なことですが、EGFR-TKI 耐性が起こるメカニズムは明らかになっていません。そこで私は現在、非小細胞肺がんを用いて抗がん剤耐性のメカニズムについて研究を行なっています。研究室生活の中で私は様々なことを学ぶことができています。成果を得るには複数のステップが必要なため、学部3 年生から現在まで先輩が行なっていたテーマを引き継いで実験を進めています。しかし、先輩から直接引き継いだわけではなく、実験方法や手技などは先輩たちが書き残してくれた研究ノートを読んで学ぶしか方法がありませんでした。そのため、基本的な実験で失敗することもありました。しかし、失敗した原因を自分なりに考えてやり直し、それでも結果が出ない時は先輩や指導教授にアドバイスをいただき、着実に研究を進められるようになりました。 また、実験を始める前には常にスケジュール表を作ります。まず現状を把握し、その後、実験の目的、実験内容を考えた上で日程を決めます。スケジュール管理能力を学ぶこともできました。さらに、実験で良いデータが出た場合、教授や先輩に誉められると、それで満足していました。それでは先に進むことが出来ません。その結果を活かした実験をまた新たに計画を立てたり、別の視点に変えることより良いデータを得る大切さも学ぶことが出来ました。自分で実験が進められるようになったことで、その研究成果を学会で発表したいという気持ちになりました。研究成果を発表するためにもデータを集めるため、一生懸命実験を行なった結果、指導教授から今年の2月、所属研究室の教授に6月の学会にポスター演題で発表しないかとお話をいただきました。学会発表に向けて、これまでの研究内容をまとめることと実際に薬剤を投与した場合に細胞がどう変化するかのデータを早急に得ることでした。すぐに足りない実験データを整理し、実験を始めました。しかし、求める結果がなかなか得られません。原因を自分なりに考えて、教授に実験経過を報告しながらトライを重ねたものの、3月になっても期待したデータを得ることはできませんでした。私の手技に問題があった可能性もあり、先輩にアドバイスをもらいながらチャレンジするなどして、肺がんの薬剤耐性の要因の1つである可能性を持つ遺伝子を突き止めることができ、研究成果として発表できるメドが立ちました。その後はポスターづくりにかかり、文字数をできるだけ少なくして、結論部分の薬剤耐性の要因遺伝子に関する部分を強調しました。学会本番、ポスターに足を止めて説明に耳を傾けてくれる方が多く、病院で働いている薬剤師の方から「臨床につながる研究をこれからも頑張ってください」と暖かい励ましもいただきました。自分の頑張った成果が認められた気持ちになり、今後も社会に貢献できるような研究成果を出せるように、様々な研究にチャレンジしていきたいと考えています。 続きを読む
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Q.
当社インターンの志望理由を教えてください。(400字以内)
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A.
CRO業務についての理解を深めたく、志望しました。私は大学院で肺がんの薬剤耐性について研究を行っています。将来は治験業務に携わり、医師と患者さんに安心して使用してもらえる新薬を可能な限り早く患者さんに届けることで患者さんのQOLの向上に貢献したいと考えています。貴社は国内CROのパイオニアであり、CRO事業、CDMO事業、CSO事業など、様々なサービスを提供しており、さらにオーファンドラッグに力を入れていることで他社より深く患者さんに貢献できると考えています。患者さんの生き生きした暮らしを支援する医薬品開発がどのように進められているのか、その最前線の一端を同じ志を持つ仲間と体験したいと考えました。インターンシップを通して、貴社に必要な資質が何かを学び、現時点で自分に足りない能力と活かせる能力を把握し、今後の院生生活で足りない能力を補い、活かせる能力を伸ばしていきたいと考えています。 続きを読む