17卒 本選考ES
総合職
17卒 | 慶應義塾大学 | 男性
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Q.
研究テーマの概要(全角200文字以内)
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A.
私は、「なぜ日本企業は株主還元策を補完的に用いるのか」というテーマで卒業論文を執筆しています。企業が株主に対して利益還元をする方法として配当と自社株買いの2つがあります。米国企業の多くは配当と自社株買いのどちらか一方を実施し、還元策を代替的に用いているのに対して、日本企業の多くは配当と自社株買いの両方を実施し、還元策を補完的に用いていることが観察されています。そこで、その要因の解明を試みています。(200) 続きを読む
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Q.
あなたが考える日本の課題や問題について触れつつ、日本政策投資銀行で何を実現したいか、教えてください。(全角450文字以内)
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A.
「日本企業の国際競争力を強化する」という目標を実現したいです。この目標の背景には、日本の大手家電メーカーを初めとする、最近の製造業の経営不振が問題意識としてあります。高い技術力を持つ日本企業が、経営面で世界に遅れをとっている現状に課題を感じています。そこで、私は貴行で日本企業の海外戦略を支援することで、日本の経済・産業の発展に寄与したいと考えます。特に、高い技術力を有する中小企業の成長が、日本企業全体の国際競争力強化に不可欠だと考えています。貴行は長年にわたり、比較的リスクの高い分野や中長期の融資など、他行ではカバーしきれない部分にも進出し、より多くの資金ニーズを満たす事で企業の成長を支えてきたと認識しています。そのため、貴行の行員として中小企業に対して効果的な海外戦略を提案し、長期的に企業の成長に寄り添えるような存在になりたいと思っています。常にパブリックマインドを持ち、日本の経済・産業をリードしてきた実績がある貴行でこそ、目標を達成できると確信しています。(436) 続きを読む
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Q.
あなたが最も自分を理解していると思う人物に対し、日本政策投資銀行への推薦を依頼するとします。あなた自身がその依頼を受けた人物であると仮定し、あなたの長所および課題の双方に触れつつ推薦してください。(全角400文字以内)
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A.
彼の長所は「忍耐強く継続できる」点です。彼は高校時代に学校行事で50kmマラソンを3年間通じて完走しています。また、彼は幼稚園のころからずっとサッカーを続けています。中学時代には隣町のクラブチームに所属し、自転車で片道50分かけて週5回の練習に通っていました。クラブチームの活動が中学3年の冬まであったにも関わらず、サッカー以外の時間を効率よく使い、受験勉強も疎かにしませんでした。これらの経験から、困難に直面しても物事を継続することができるようになったようです。一方で彼の課題は、「慎重になり、決断するのに時間がかかる」点です。常に想定しうるリスクを勘案してから行動に移す傾向があります。しかし本人もこれを自覚しており、状況を見極めて思い切った決断をするように心がけているようです。以上のように、彼は精神的にも肉体的にもタフであり、一度決めたことは必ずやりとげる人間であると保証します。(394) 続きを読む
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Q.
あなたがこれまでの人生において、特に力を入れたことや困難と感じた出来事を3つ挙げ、そのうち1つを選び、その時自らがどのように考え行動したかを述べてください。(全角650文字以内)
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A.
「大学の学部が設置する数学強化プログラムの終了を目指し、数学の勉強に励んだこと」、「ゼミでIPOに関するグループ論文を執筆したこと」、「理工学部体育会サッカー部の活動」の3つを挙げます。3つ目の出来事について記述します。私は所属する理工学部体育会サッカー部において、全国大会に出場するため、「チームの一体感を高めること」に特に力を入れました。自ら積極的にチームの運営に関わりたいと思い、体育会ではなく準体育会サッカー部に入部しました。先輩方が全国大会で優秀な成績を残したため、私の代のチームは周囲からの期待やプレッシャーを強く感じていました。そのなかで納得のいくような結果が出ていなかったため、チームとしての一体感が失われていました。私はその状況に危機感を覚え、試合中におけるチームの決まりごとを率先して20個決めました。私は先輩方の代で試合に出させてもらうことが多く、自分の代では自ら積極的に行動するべき立場であると考えたからです。サッカーはチームスポーツであり、まずはチーム全員の共通理解を深めることが重要だと感じたため、メンタル的な事柄から技術的な事柄まで、できる限り詳細な決まりごとを作るよう心がけました。私は、試合に出場する時はディフェンダーとして後方から声を出すことで決まりごとの共有を図り、試合に出場しない時はベンチから声を掛けて決まりごとの共有を徹底しました。その結果、自然とチームに一体感が生まれ、全国大会に出場することはできませんでしたが、学内の大会で優勝することができました。(649) 続きを読む