22卒 インターンES
マーケティング職
22卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
グリコの企業理念「おいしさと健康」を実現し、日本での事業拡大と世界展開を図るために重要となる課題は何でしょうか。あなたなりに考察し、理由と共に述べてください。(500以下)
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A.
製品の味の担保と、製品を通した消費者の健康増進の両立だと考える。この考えは、日本及び諸外国の摂取カロリー量の推移に起因する。1960年以降の日本人の食生活において、1日の脂質摂取量は約3倍に増加しているのに対し、1日の炭水化物摂取量は約0.625倍に減少している。また現在の日本の1日の摂取エネルギー量は約2000kcalと、終戦直後と同等の水準だ。更に、野菜・果物の1日の摂取量は目標値の6〜7割という状況である。肉や油の摂取量が増える反面、炭水化物、野菜・果物の量は不足している。一方貴社が事業を展開するアメリカやカナダ、フランスは1日の摂取カロリー量が3500kcalを超え、高カロリー食品の摂取が問題視される。以上を踏まえて、添加物を極力避け、炭水化物を多く含むおからやビタミンEを補えるアーモンド、血糖値を上げにくいきび砂糖等を使用した商品を提案する。おからやアーモンドを使った商品は貴社の強みである。きび砂糖を用いた製品は植物生まれのプッチンプリンのノウハウを活かして開発できると考える。このように、変化する食生活の中で商品の素材や味、栄養面を工夫しつつ、人々の健康に寄り添い続けることが大切な課題だと捉えている。 続きを読む
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Q.
大学生・大学院生がポッキーを週1で食べるわくわくするようなアイデアを考え、その理由とともに提案してください。(500以下)
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A.
「毎週月曜発売・期間限定の味とパッケージ・謎解きゲーム付き」のポッキーを提案する。まず大学生の傾向として、月曜日が最も憂鬱で刺激を欲していると分析した。よって発売日は月曜日にすべきだと考えた。次に、期間限定の味とパッケージを提案する理由についてだ。私が大学生の友人を対象に食べたいお菓子の条件を調査したところ、味やパッケージが季節限定のもの、インスタ映えするものに対して購買意欲が湧くとのことだった。そこで秋はハロウィン風のパッケージに栗・かぼちゃ・ブドウ味のポッキー、冬はクリスマスや正月をイメージしたパッケージに苺・きなこ・抹茶味のポッキーを毎週売り出すことを提案する。地元ポッキーで豊富な味の種類を展開する貴社のノウハウを活かせると考えている。最後に謎解きゲームについてだ。謎解きゲームの市場規模は2015年時点で400億円で、現在も成長し続けている。SNSでもフォロワー数が万単位の謎解きゲームのアカウントが見られる。そしてその参加者の多くが大学生だ。従って、パッケージに謎解きゲームを記載してその答えを応募し、毎週継続して答えると特典がもらえる仕組みを構築することで大学生の購買意欲を高められると考えた。 続きを読む
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Q.
学業・ゼミ・研究室で取り組んでいる①内容②理由③成果について詳しく教えてください。(500以下)
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A.
ゼミにおいて、明治時代の日本語の研究に取り組んでいる。私は1年次の授業で、開国時に西洋の概念が流入したことで、それに対応する漢語が普及し、表現の幅が広がったことを学んだ。これを契機に近代の日本語史に興味を持ち、明治時代の日本語について取り扱うゼミを選択した。配属後は坪内逍遥の『当世書生気質』が、当時の作品としては珍しく漢語を多用していることに着目し、文中に登場する漢語の出自を調査した。具体的には明治初期に編纂された辞書を7つ用いて、由来や成立時期、用例、時代の変遷に伴う意味の変化を1ヶ月かけてまとめた。また、友人と協力しておすすめの文献を共有し合ったり、互いの発表に対して助言し合ったりした。この成果物を30人のクラスで発表したところ、ゼミ内で優秀な発表をした生徒を決める投票で1位に輝くことができた。この経験を通して、既存の事象の背景に何があるのか分析し、当たり前のことに納得せず深掘りすることの大切さを学んだ。また、膨大な資料を正確に処理し計画的にタスクを遂行する力や、研究内容を分かりやすく魅力的に伝える表現力を身に付けることも出来た。 続きを読む