【パン業界の新風】【21卒】フジパングループ本社の冬インターン体験記（理系/生産職）No.10518（同志社女子大学/女性）（2020/7/17公開）

もともとパン業界で考えており、冬季インターンからの早期選考があると聞いたので、何としてでも参加したいと思った。割と高頻度で複数の場所で行われていたため、参加は比較的しやすいかもしれないと思い、応募した。インターン情報はリクナビから仕入れた。

パン業界の中のフジパンの立ち位置やどのような製品があるのかなど、最低限のことは調べておいた。ESは添削をしてもらわなくても通ったけど熱意を伝えることが重要だと思う。

生産職の仕事内容について

1日目にやったこと

生産職の主な業務内容、商品開発職について、「生産性」とはについての説明があった。その後、実際の現場の製品開発の流れにのっとってグループごとに地域を決められ、「春期間限定」の製品作りをテーマにグループワークを行い、最後に発表を行った。

人事部の社員、工場勤務や商品開発の経験があるベテラン社員

お手製のポーチ

とにかく「生産性」を意識すること。どれだけおいしそうでな製品でも原価や実際の工場で大量生産できることを踏まえて考えなければならないといわれていたためその点忠実に話し合いを進めたが、発表で優勝したグループは栃木の名産である宇都宮餃子をコンセプトにしたパンで、選んだ社員は「おいしそうだから。」「今までになかったから」という理由であったのは、違和感を感じたため印象に残った。

実際の流れにのっとって話し合いを進めるため、段階ごとの時間制限が設けられていたため、その間に内容を詰めるのが難しく、時間が足りなかった。また、決められた地域の特性や名産品をも踏まえて新製品を考えないといけないので、ゆかりがない地域ではアイデアが浮かびにくかった。

事業内容や製品開発の流れはとても詳しく教えていただけるので、実際の現場のイメージが湧きやすくなったと感じる。また、参加した学生と自分が行っている研究内容の話で盛り上がり、意見交換や情報提供を行ったりしていい影響を受け、視野が広がったと感じる。

パン作りの基礎はあらかじめ知っておくと説明が頭に入ってきやすい。加えて、市場で販売されているパンがどのような工程で作られているのかや、期間限定商品の目的やターゲットも日ごろから意識しているとより良いと思った。

自分は工場でも働きたいと考えており、その点で工場のラインや工程などについて詳しく教えていただくことができたため、入社したらこのような流れでこのような仕事をするのかな、というイメージを持つことができた。また社員さんの雰囲気も自分とあっている気がした。

インターンに参加していた学生はしっかりと自分の意志や目的、ビジョンを持っているような人ばかりで、熱意もあった。それに比べ自分は何となく参加しただけで熱意もなく、能力も劣っていると感じたため。また、人事の方はご自分が入社を決めた理由として、「出会った人が良かった」と答えていらっしゃったが、自分は人事の方と馬が合わないかもしれないと感じたから。

志望度が下がった理由として、人事の女性の方は比較的若く、学生とさほど変わらない年齢であったため、ノリが軽いように感じることがあった。まじめな質問をしても、友人と話すかのような返答をされた時もあり、その雰囲気は自分とは合わなかったと感じたため。

インターン参加者限定の早期選考にそのまま進めるので、通常選考よりも早く内定につなげることができる。また、インターン応募の際にESを提出するため、選考に進むにあたってはESを提出しなくてもよかった。

大学では食品学や栄養学について学んでいたため、食品業界に絞っており、その中でも製パン会社は比較的志望度が高かった。例えば、山崎製パン、フジパン、敷島製パン(PASCO)、神戸屋など。理由としては、アルバイトでのパン作り経験、主食がご飯よりパンに移りつつあるという日本の現状があったため、パン業界の成長があると思っていた。

私は就活の軸の一つとして「食により笑顔と健康を届ける」があり、その軸とは製パン業界は合っていないと感じた。理由としてはインターン時に説明していただいた際にパン作りには大量の塩や砂糖やバターは必要不可欠だからである。パンで健康を届けるのは難しいことであると同時にパンで健康を届けたいと考えている方は少ないと感じたため、製パン業会の志望度は下がった。