【未知の技術への挑戦】【19卒】村田製作所の夏インターン体験記（理系/総合職/生産技術/）No.1887（関西学院大学大学院/男性）（2018/2/5公開）

正直あまり興味はなかったが、スマートフォン部品のほとんどを占め、経営も安定している大企業なので一度見てみたいと思った。また生産技術の役割がいまいちわかっていなかったのでそれを知ることも目的としていた。物性の勉強にもなれば、私の研究のためにもなるのではないかとも思った。

テーマが100程度あったので、私の研究に近い分野でのテーマに応募した。テーマを探すときには理由が述べやすいかも基準とした。特に村田製作所が強みとしている部分はどこなのか、他社とはなにが違っているのかを軸に当社のHPを読み漁った。面接についてはあまりかしこまらず、元気よく自分らしくを心掛けた。

53.製造部門における、誘電体セラミックスの製造プロセス技術の役割概要を理解する

前半にやったこと

座談会が多く、村田製作所の製品やその原理についてご教授頂いた。また工場見学もよく行い、装置の役割や仕組みを学んだ。実際の業務にも携わらせてもらった、納入先からのクレームに対し、原因究明を行うことであった。

後半にやったこと

焼成前後の測定を行い、温度や密度の焼成条件を選定した。また無電解メッキを行い、SEMを用いて観察、テープチェックなど簡単にメッキについて学んだ、最終日には行ったすべてのことについてプレゼンテーションを行った。

配属先生産技術部の社員 10名程

なし

テープチェックによる簡易的かつ曖昧さを指摘したところ、実際にそこは社員も問題視していたらしく、なにかいい案があれば教えてほしいとインターン生にもアイデアを求めてくれたことが印象的であった。

かなり詰め込んだスケジュールだったので考察する間もあまりなく理解しながら業務を進めるのが大変であった。また最終日のプレゼンテーションに向けてパワーポイントを作成しなければならないが、その時間もあまり取られておらず、データは持ち出すことができないので、必死の思いで取り掛かった。

実際の業務のタイトさ、出勤から退勤までの長さを知れたこと。業務中は勿論真剣に取り組むが、笑顔を交えながら着々と会議が進んでいく様は見ていて気持ちのいいものだと感じた。社員同士が声を掛け合いながら、協力して頑張っている姿を見れたのは社会に出る不安さを和らげてくれた。

ライバル会社の強みをもっと知ることは大事だと思った。インターンシップに参加する会社がその強みに対してどう思っているのか、いかに差別化を図るのかを知る事につながると思う。

実際にデスクが設けられ、社員に囲まれながらデータをまとめたり、オープンな環境で会議が行われていたので会議の雰囲気も知る事ができたから。仕事のスピード感には驚いたが、これが働くことなのかと実感することができたから。また自ら社員に質問をし、村田製作所で働くことのよい面、悪い面どちらも教えていただいたから。

インターンシップ生の数は夏に１００人と冬に１００人と合わせて200人程度もおり、全員を取るには数が多く、村田製作所を知る事に重点が置かれているとおもった。またインターン先は4か所にも分かれており、全員を把握するのはかなり難しいのではと思うから。

最初はあまり業務も想像がつかず堅苦しい会社なんだろうと思っていた偏見もあったため、実際に働いてみて社員は優しく、多くの笑顔が見られ、いいギャップが見られてから、
また社員もインターンシップ生も馴染みやすく、自分にとって合っている環境を人事部が作っていると感じたから。

インターンシップ後には参加者限定の懇親会が開かれること。そこでは多くの人事部の社員や新入社員から中堅社員まで幅広く話をする機会がある。少なくとも村田製作所についてよく知れた上で選考に進むとなれば、必然的に有利になる。

自動車業界、特に外資系に行きたいと思っていた。自動車業界の規模はすさまじく、社会への貢献度の大きさや待遇面での魅力を感じる。自動車部品ではさらに幅は広がる。また水不足や食糧不足にも大変関心があるので、農業機械や水ビジネス関連の企業にも志望している。具体的にはクボタやクラレ、日立製作所、三菱電機が挙げられる。

自分が思い描いていた社風ではなかったこともあり、調べただけで決めつけてしまうことは怖いなと感じたので、実際にface to faceで話を聞くこと、見ることを積極的に行おうと思えた。また会社が大きくなればなるほど自分の役割や貢献度に満足がいかなくなる気もしたので、やりたいことをしっかりと見極め、選考ではその点を重視した話をすると決めた。