マッチング面談、最終面談を経て内々定となりました。いずれの面談においても共通して言えるのが、話の一貫性、合理性の重要さです。一つの回答に対し、多角的に質問され、一貫性があるか、でっち上げた内容でないか、をよく見られているように感じました。特に、建機業界を希望した理由などは深く聞かれました。なかなか普段の生活からは接点のない建機になぜひかれたのか、という所です。コマツという会社は規模が大きく、グローバル企業として銘打っており、企業体質もしばしばニュース記事で取り上げられるくらい良好です。その部分に惹かれて希望するのも一理ありますが、そもそも建機の基本的な部分を理解しておき、自分がなぜこの業界を志望するのか明確にする必要があります。建機マーケットは世界で非常に大きく、建設業界はもちろんのこと、鉱山、エネルギー業界、農業など、様々なマーケットとつながりがあります。少なくともこれらのマーケットの基礎的な理解、つながりを把握するだけでも、面接では有利に働くと思います。最終面談ではコマツを表す製品を教えてください、という質問もされました。そういった理解を深めるため、また、本当にこの業界に興味があるのかを見極めるためにも、工場見学とOB訪問は強くお勧めします。コマツは現場主義をうたっており、きれいな部分だけでなく工場の泥臭い部分を見ておくことが、誤った企業選択を避けることに繫がると思います。
このほかに面談中に重視されてた点は、月並みではありますが、チームとして動いた経験です。コマツはグローバル企業として有名ですが、外資でよく言われる個人主義とは正反対のチームワークを非常に大切にします。なので、過去の経験からチームの中でどんな役割を果たしたのか、を整理するといいと思います。
最後に理系であれば、研究内容です。特に変わったことはありませんが、自分の研究に関しては何を聞かれても答えられるようにしておきましょう。面接官がその分野の専門の可能性もあります。それだけではなく、他人と協力して行った研究であれば、それについても言及すれば、チームワークを行ったとして有利に働くと思います。
読んでおいてよかった本は坂井元社長のダントツ経営、です。これを読んでおけば、コマツがどんな社風の会社でなにを大切にしているか、なんとなくわかると思いますし、本としても面白いのでお勧めです。
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