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- A.
株式会社リコーの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2019卒株式会社リコーのレポート
公開日:2018年9月14日
選考概要
- 年度
-
- 2019年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 研究部門
投稿者
選考フロー
企業研究
企業研究では、競合他社(プリンター業界)に比べて、なぜリコーを選んだのかをきっちりと説明できるようにすることが大切だと思います。同じプリンターを扱っていても、力を入れている分野や、これから力を入れようとしている分野は各社異なるので。他社と比べるうえで有益だったのは、実際に社員の方とお話しして、自分の疑問点を解消していけたことでした。リコーだけでなく、競合他社の説明会にも参加して、業界全体に対する理解を深めておいたことが面接で活きました。リコーはリクルーター制を導入しており、一人ひとりにリクルーターがつくので、疑問点はリクルーターを通して解消していくと効果的に就活を進められると思います。面接官は技術系志望の場合、実際に研究や開発をされている方が担当されるため、研究内容について深く聞かれました。
志望動機
私は貴社に入って自らが学んできた化学の知識を活かし、時代の流れが紙からデータに移りつつある転換期において貴社の変革を化学、材料面の研究から支えていきたいと考えています。貴社は高い技術力とお客様セッティング力を武器に、昨今注目を集める3Dプリンタを中心に様々な高付加価値製品を社会に提供している点に魅力を感じました。3Dプリンターは今後の成長次第でものづくりの更なる効率化や、再生医療の発展にも繋がることから社会的価値も大きいと考えています。私は大学、大学院を通して化学を学んできたため、その知識や技術を活かしながら3Dプリンターの材料開発に挑戦し、御社の一員としてプリンティング技術で私たちの暮らしをより豊かにしていけるような仕事に携わりたいと考え志望しました。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2018年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2018年03月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
あなたが大学での授業や研究活動を通じて高めてきた、自信を持って語れる”専門性”について教えてください。 ※
* 掲げていた【目標と成果】、取組みにおいて【こだわった(こだわっている)こと】の二点は必ず盛り込んで入力してください。(300文字以内)
この職種を希望する理由、およびあなたがリコーに入って実現したいこと(起こしたい変化・チャレンジ)はどのようなことですか? ※ (300文字以内)
あなたが様々な活動(※)の中で、何かを変えたいという意志を持ち、当事者として、周囲に働きかけた経験を教えてください。 ※
※ 大学生生活の中で力を入れた学業・課外活動・インターン経験等の中での取り組みなど
(400文字以内)
ES対策で行ったこと
指定された文字数が少なかったため、短い文章でいかに自分の強みを伝えるかを意識して書いた。友人にも見てもらいながら読み易い文章を心掛けた。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2018年03月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
SPI形式だったので、SPIの問題集を何度も解いて慣れていった。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、構造的把握力検査、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2018年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 研究部門の方
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究活動、部活動ともに周りを巻き込みながら積極的に行動していく姿勢を褒めて頂けた。会社での研究も周りとの協力が非常に大切とのこと。
面接の雰囲気
第一印象は少し堅い雰囲気だったが、話始めると優しい人だった。研究部門の人だけあって、大学院での研究について深く聞かれた。
1次面接で聞かれた質問と回答
志望動機、なぜリコーを選んだのか
化学の知識を活かして3Ⅾプリンターの材料開発(印刷スピードの高速化、においの低減、粉塵の削減などの課題を解決できる材料)をやりたいと言った。3Dプリンターはまだまだ発展途上であり、3Dプリンターの技術が向上することでものづくりの効率化、あるいは医療の発達など様々なメリットが考えられる。そこで大学院まで学んできた科学の知識や技術を活かし、3Dプリンターの発展に貢献したいということを話した。リコーを選んだのは、ペーパーレスが進み業界として抜本的な改革を行っていかなければならない状況で、積極的に新しい分野、技術に挑戦し、プリンティング技術を通して新たな価値を想像していきたいという会社の考え方に魅力を感じたためと話した。
学生時代に頑張ったこと
主将を務めた体育会水泳部での活動です。私が主将に就く際にチームの課題と考えたことは、一部の部員が目標を失い練習に身が入らず、全体の士気に影響を与えていることでした。私はその部員一人ひとりと話し合い、反発されることもありましたが、「せっかく目標を持って入部したのだからもう一度頑張ろう」と説得し、それぞれの目標を彼らと共に考え設定しました。また、私自身も高い目標を掲げ、高負荷の練習に対して全力で取り組み、その姿勢を見せることでチームの士気向上に努めました。すると徐々にチーム全体として水泳に真剣に取り組む雰囲気が出来上がり、練習の質も格段に向上しました。その結果、当初目標を見失っていた部員も含め全員の自己記録更新の達成と、創部以来最高の成績をチームとして納めることができました。私はこの経験で得た課題解決力と自身の行動力で周囲を良い方向へと巻き込む力を、社会人になっても活かしたいと考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2018年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 研究部門副センター長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
きちんと業界研究、企業研究を行っていたこと、やりたいことを明確にもっていたこと、部活動等にも全力で取り組んでいたこと
面接の雰囲気
オーラがあったが、優しい方だった。こちらが緊張しないようにと気を遣って頂けた。面接というりも会話に近かった。
最終面接で聞かれた質問と回答
大学院での研究内容について
現在大学院で、光エネルギーを利用して硫化水素の分解及び水素生成が可能な新規光触媒開発の研究を行っています。石油プラントや地熱発電所で発生する硫化水素は、高濃度の場合人体に有害であり、その低濃度化が必要です。現在一般的に用いられる熱や強塩基を用いた処理法はコストや環境負荷が大きいため、この処理を安価でクリーンに行う方法として「光触媒を用いて硫化水素を分解、無害化しさらに水素を生成させる技術」が注目されています。太陽光をエネルギー源とすることで、硫化水素の処理に必要なコストは大幅に削減され、また、硫化水素から水素を産み出すことができれば新エネルギーの創出も可能です。本研究では、実用化を念頭に安全・安価な材料のもと光触媒を合成し、その性能向上を目指しています。これまでの研究で多孔質構造を有する物質の内部に光触媒を形成することで、光触媒活性が向上し水素生成量が最大14倍増加することを見出し、現在は光触媒材料に変化を加えてさらなる性能向上を目指し研究を行っています。私は本研究で光触媒以外の材料にも着目したことで成果を得られた経験から、視野を広げ様々なことを学ぶことの大切さを感じました。
なぜキヤノンではなくリコーなのか
なぜキャノンじゃないのかについては、キャノンは化学系の人材がする仕事はインクやトナーの開発であり、3Dプリンターに関わることはほとんどできないということを、キヤノンの会社説明会を通して知ったため。この点については面接官も理解しており、きちんと業界研究をしていたことが功を奏したと感じる。私はあくまで3Dプリンターに関わる研究をしたいと考えたため、プリンター業界のライバル企業であるキヤノンではなくリコーを選んだと話した。また、リコーで出会った社員の方々が非常に温厚で魅力的な方が多かったこと、積極的に新しい分野に挑戦していく社風、若手のときからどんどんとアイデアを出し、様々な研究に挑戦できる点などに魅力を感じたためと話した。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
実質の最終面接(ジョブマッチング2次)のあと、二日後に電話で連絡がきた。電話を受けてから一週間以内に内定を受諾するか断るか決めてほしいと言われた。
内定に必要なことは何だと思うか
プリンター業界は世の中がペーパーレスに移り行く中で厳しい状況に立たされています。そのため、そのような逆風の中でもなぜプリンター業界を志望するのか、なぜリコーを志望するのかを明確にしておくことが非常に重要だと思います。また、技術系採用を狙う場合には大学、大学院での研究内容について深く聞かれるので、日ごろから一生懸命研究や勉学に励んでおくことも大切だと思います。熱意があれば内定をゲットするのは難しい会社ではないと思うので頑張ってください。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
内定が出る人と出ない人の違いは、志望する企業を受けるにあたってどれだけ準備をしっかりとできたかだと思います。人前で話すことが苦手な人であっても、事前に想定問答を考え、何度も練習してから面接に臨めば勝率は必ず上がると思います。私も悔いが残らないように周到に準備して面接に臨んだことがいい結果に繋がったと考えています。
内定したからこそ分かる選考の注意点
注意点としては選考が比較的他社に比べて早く、また実質の内々定をもらってから受諾までの猶予期間が一週間しかないため、第一志望でない場合にはスケジューリングが難しいかもしれないこと。また、二次募集もあるが、人気の部門は一次で募集が終わってしまうため、なるべく一次募集で受けることをお勧めします。
内定後、社員や人事からのフォロー
同じ大学に通う学生、及びOBで現役社員の方たちとの懇親会が開催された。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
- オフィス・オフィスの位置・働く場所
入社を迷った企業
RSエナジー株式会社
迷った会社と比較して株式会社リコーに入社を決めた理由
私は関東で研究職として働きたいと考えて就職活動を行っていました。最終的に入社を迷った企業は社風が非常によく、お会いする社員の方も皆素敵な方々でしたが、入社後の仕事内容が採用面接時点では決まっていなく、また勤務地も営業職になった場合は全国の営業所となるため、入社を断念しました。一方リコーは勤務地、仕事内容ともに採用面接の段階で具体的に絞ることができたため、総合的に考えてリコーに入社するほうが人生を豊かにできるのではないかと考えました。
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リコーの 会社情報
会社名 | 株式会社リコー |
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フリガナ | リコー |
設立日 | 1936年2月 |
資本金 | 1353億円 |
従業員数 | 78,817人 |
売上高 | 2兆3489億8700万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 山下良則 |
本社所在地 | 〒143-0027 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 |
平均年齢 | 45.7歳 |
平均給与 | 860万円 |
電話番号 | 03-3777-8111 |
URL | https://www.ricoh.co.jp/ |
採用URL | https://jp.ricoh.com/jobs/about |