16卒 本選考ES
総合職
16卒 | 東京大学 | 男性
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Q.
◆1. あなたが考える日本の課題や問題について触れつつ、日本政策投資銀行で何を実現したいか、教えてください。 (全角450文字以内)
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A.
私が考える日本の課題は、産業の空洞化に伴う技術力の衰退である。多くの国内企業は、グローバル化の推進や経済合理性の観点から、生産拠点を海外に移し、現地で生産を行い、販売するという体制にシフトしている。この状態が続くと、これまでの日本の経済成長を支えてきた国内の製造業が衰退してしまい、「ものづくり」における日本の国際競争力は衰退する一方である。私は、中小企業向けのコンサルティング会社でのアルバイトにおいて、製造業を営む企業の経営者と幾度となく接する中で、依然として日本には世界に誇れる確かな技術力が存在すること、そしてそのような技術力を支えるためには金融の力が必要不可欠であることを学んだ。この経験から私は、金融というツールを用いて日本の製造業を支援し、日本の国際競争力を高めたいという思いが強まった。そしてこの思いを実現する場として、日本の産業の発展のために中長期のリスクマネーを供給している貴行は最適であると考えたため、志望した。(417字) 続きを読む
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Q.
◆2. あなたが最も自分を理解していると思う人物に対し、日本政策投資銀行への推薦を依頼するとします。 あなた自身がその依頼を受けた人物であると仮定し、あなたの長所および課題の双方に触れつつ推薦してください。 (全角400文字以内)
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A.
弛まない努力を重ね、積極的な行動を起こすことで、目標を実現させることが彼の長所である。中学時代、卓球部に所属していた彼は、東海大会出場という目標を定め、見事にその目標を達成させた。自分の卓球のスキルが向上する中で、所属していた卓球チームの中にレベルの高い練習相手がいなくなってしまった際、彼は、県内の強豪高校の監督に自らお願いし、練習に参加させてもらう中で力をつけた。また、練習試合に出向いた際には、相手校の監督と積極的なコミュニケーションをとり、技術向上のためのアドバイスを求めた。一方で、目標達成に一途になるあまり、周りが見えなくなってしまうのが彼の課題である。企業という組織の中で働く際には、自助努力を重ねることも大事だが、周りへの配慮やチームプレイを強く意識すべきである。課題もあるが、彼の努力を惜しまない姿勢や積極性は貴行においても存分に生かされるものと考える。よって、彼を貴行に推薦する。 (400字) 続きを読む
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Q.
◆3. あなたがこれまでの人生において、特に力を入れたことや困難と感じた出来事を3つ挙げ、そのうち1つを選び、その時自らがどのように考え行動したかを述べてください。 (全角650文字以内)
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A.
私がこれまでの人生において、特に力を入れたこと及び困難と感じたことは、「中小企業向けコンサルティング会社でのアルバイト」、「小中高校と続けてきた卓球」、「大学でのサークル活動」の3点である。特に一点目に私は力を注ぎ、困難を乗り越えてきた。私のアルバイト先のビジネスの流れは以下の通りである。中小企業に営業をかけて顧客を獲得し、ビジネスプランを相談の上、申請書を書く。申請書が都道府県に承認されると顧客に低金利融資枠が付与されるというものである。私の業務は、申請書の作成である。社員は営業に専念しており、私は単なるアルバイトではなく、公的申請書類の作成にかかわる責任の伴うプロフェッショナルとして扱われている。申請書の承認・不承認を決定するのは申請書であり、不承認となれば、会社は返金しなければならず、顧客も融資を受けられない。したがって、アルバイトの役割は、会社・顧客双方にとって重要である。顧客の所属業界が多様であるのに加え、会社の商品となる書類に求められる質は予想以上であり、初めは社員に書類の質を納得してもらえず、何度も書き直しを命じられた。そこで、先輩の書類を読み、文章の添削をお願いすることや多様な業界に対応すべく細目なリサーチを続けることにより書類の質をあげた。また、企業の経営者が新事業に対して抱いている思いを書類に反映させることを強く意識した。これを通して、わからないことは恥かしがらず積極的に助言を求め、吸収することの重要性や粘り強く責任感を持って仕事をすることを学んだ。(645字) 続きを読む