【政府系金融機関の魅力】【22卒】日本政策投資銀行（DBJ）の夏インターン体験記（文系/総合職）No.11253（東京大学/男性）（2020/10/28公開）

金融業界に興味があり、業界研究を進めていくなかで政府系金融機関である日本政策投資銀行の存在を知った。メガバンクをはじめ民間の金融企業についてはすでに調べていたが、政府系金融機関が空港民営化など大規模な案件にかかわっていることを知り、興味を抱いた。また民間金融企業との違いも知りたくて応募した。

特にない。いちおう事前に日本政策投資銀行の説明会動画を視聴して、まともなエントリーシートが書けるようにはしておいた。

日本政策投資銀行のソリューションを体感する。

1日目にやったこと

まずは日本政策投資銀行に関するレクチャ―。次にメインコンテンツとして収益が減少している架空の企業に対し、その事業再生の提案を行うグループワークを行った。最後に社員座談会を行った。

なし

特になし。行った提案に対して社員の方から問題点等を指摘されたが、けっきょくは財務分析の不備が原因であることが多く、単に自分（たち）の不理解が判明したのみであった。

企業の財務分析が難しかった。会社全体と部門ごとの収益の増減や、各種財務指標の変動などのデータが示されたが、そうしたデータを読み取る際に基本的な用語の理解が求められる一方で、指標の意味を正確に理解していなかったため、評価や提案が難しかった。適宜計算が必要であったが、不慣れであったため、時間がかかった。

経営難の事業の再生を図るというのは民間の銀行では採算が取れず行うことが少ない。本インターンシップでは日本政策投資銀行だからこそできる長期的な融資や無利子融資などのソリューションについて知見を深めることができた。政府系銀行であるからこそ、採算と公共性の両方の観点から業務ができるという魅力を感じることができた。

企業の財務分析について知識があるとグループワークを進めやすいと感じた。ただそうした知識は学ぶ機会が少なく、グループでその場でなんとか対応できるため、特に事前の準備は必要ないだろう。

政府系投資銀行として日本企業の事業再生や空港民営化、国外での風力発電事業、将来性のあるベンチャー企業への投資などを積極的に行う姿を具体的な事業の紹介を通じてイメージできるようになったから。結局は具体的な財務分析や市場分析といった緻密な作業の果てに大規模案件も成り立っているという仕事の基本を理解することができたから。

日本政策投資銀行は少数精鋭のプロ集団であり、生半可な気持ちでは内定を得られるはずがなく、日本・世界の経済に強い関心があり、自分なりの問題意識がある人でないと採用されないだろうと感じたから。その点経済に明るくない自分には、やはりもっと経済に明るく問題意識のある人が就職すべき会社であると感じ、自分に自信が持てないから。

日本政策投資銀行が日本を支える少数精鋭のプロ集団であることが分かった。仕事は非常に魅力的で社会的意義も大きいが、お堅い印象が強く、自分がその中でモチベーションを保って仕事を続けられるのか自信がないため、私が目指す企業ではないと感じた。選考も厳しいであろうから、最初からエントリーする気も起きない。

このインターンシップは参加人数が多く、多くの人に会社のことを知ってもらうという目的で開催されていることは明らかなので、インターンシップへの参加と本選考は無関係だと考えられる。

商社、金融、不動産を志望していた。いずれも社会の根幹の産業で、日本全国、さらには国外でも働くことができ、業種としても安定していること、また業務領域が広く自分の能力をどんどん伸ばしていき成長を続けられると感じたことが志望の理由である。とはいえ業務領域が広く多くの企業があるため、そのなかで自分に合う会社をインターンシップ等を通じて探っている状態である。しかしながら金融系企業については特に民間大手などで業界再編の動きがあり、今後に不安があるので、しっかりと見定めて判断したいと思っている。

志望企業・志望業界に変化はない。政府系投資銀行と民間の銀行の違いが理解でき、やはり自分は民間の銀行の方が肌に合うと感じたため、公的金融機関については情報を収集しつつも民間銀行への就職を軸に考えた方がよいだろうと感じるに至った。公的銀行は少数精鋭の印象が強いため、知識がない状態からでも学びを深められる印象の強い民間銀行でゆったり知見を深めたいと考えるようになった。