【未知の設計への挑戦】【22卒】ＩＨＩの冬インターン体験記（理系/技術系）No.17973（東京理科大学大学院/男性）（2021/9/14公開）

IHIは多岐にわたる事業分野があるため製品も数多いが，その中で昔から興味のある製品のテーマがあったため迷わず応募した．その製品を実際に使っている企業のインターンにも既に参加していたことから面接でも他社と差別化できると考えた．

私が興味を持ったテーマ，製品がマイナーな分野で，いかに興味関心があるかを伝えることに重きを置いた．日頃から調べていただけでなく，既にその製品を使う他社のインターン等に参加していたため，予備知識は十分と判断した．

面接が重要視されていたと感じる．面接はオンラインではあったが，とてもおだやかな雰囲気でその製品に対する興味関心を存分に伝えることができた．なぜその会社なのか，製品なのか，本当に熱意があるならば本心を伝えることが大事だと思う．

2週間にわたって製品やサービスに関する講義を各担当部署の方から/実際の設計業務の一部として物理のような問題のワーク/調べものを通して最終発表

毎日午前は各担当部署の方の製品に関する講義，午後は設計業務に関する問題を解き，解説を聞くという流れ．最終日付近で調べものの時間があり，発表を行った．

設計業務での考え方および物理の知識．IHIの製品ごとの説明．

○○の設計業務体験

1週目にやったこと

1日目から今回のインターン全体のミーティングがあり，2日目以降は講義とワークの時間が半々で進んだ．基本的に講義を聞くだけ，問題を解くだけで，必要な時だけ発言して質問をする形．

2週目にやったこと

1週目と同様に進み，残り3日となってからは調べもの，資料作製の時間となった．最終日に複数の社員が参加する中で発表を行った．社員や参加学生との雑談はあまりなかった．

不明，複数名

なし

オンライン上で時折質問をかわす程度だったため，数年前に参加した対面の長期インターンと比較するとコミュニケーション不足の点は否めない．学んだこととしては，大きな製品であっても，大学まで学んできた知識が土台となっていて細かなことの積み重ねで出来上がっているということを再認識した．そして，これからも学びが重要であると教わった．

オンラインだったためかスケジュールに余裕があり，作業量としては全く大変ではなかった．むしろ問題を解く際に周りに合わせなければならず冗長さを感じた．対面であれば，その都度資料や問題をもらうことで空いた時間を埋めることができたかもしれない．今後増えていくとされるテレワークに慣れるという意味では学びとなった．

もう一人の学生は毎回だいぶ後になって疑問点を質問しており，説明の手間が増えているように感じた．人数が少なく，いつでも質問を受け付ける状況においては積極的に素早く質問をして理解を深めていくことが重要だと学んだ．

まず，製品を大まかに設計する問題を通して今まで学んできたものがどのように実製品に落とし込まれるかを学んだ．また，各部署の方のお話を伺えたことで，会社や事業に対する理解が深まり，将来的にどのように時代のニーズを捉えていくかについてもお話を聞くことが出来たため有意義な時間だった．

2週間という比較的長いインターンだったためか，内容が丁寧で事前準備の必要は感じなかった．しかし，日頃から興味を持ってその製品に関する情報収集をしていたことで，質問の場ではより核心をついたことを聞くことが出来たと感じる．

設計業務を体験して，製品に対しての理解が深まり，仕事についてはおおむね想像がついた．しかし，現地を見ていないため実際に働く想像は難しい．また，仕事内容そのものについても自分がやりたいことなのかどうか疑念が残り，この仕事を続けていく想像がつかなかった．

途中で行われた人事の方との面接や，社員の方々からの評価を聞いた結果，誰よりも興味を持ってその仕事に向き合っている自覚があった．マイナーな分野であったこともあり，他の学生に比べてやる気だけでなく問題を解く早さも勝っていると感じたため，本選考も順調に進むと思った．

設計業務を実際に体験し，地道な計算を積み重ねていく点が自分には向いていないと感じた．また，仕事をやるからには，自分でなければできないと思える仕事がしたいという意識があり，本職種は創意工夫があまり求められる職ではないと感じ，この仕事を一生続けることはできないと思ったため．

インターン参加後の面接やOBとのコンタクトを辞退したため，明確にはわからない．途中の面談などでの採用担当の方の評価をそのまま受け取るならば，本選考に進んでも問題なく突破できると感じた．

起業するのではなくサラリーマンとして働くならば，雇われなければ携わることが出来ないような大きいものを扱う業界が良いと考え，幅広く見ていた．具体的には，海運，航空，重工業，建設業等である．中でも，建設に関わる仕事に就きたいと考え，実際の建設に関わる職か，建設に必要な機械を作る職か，自分の意思を固める必要があった．大まかにいえば前者はゼネラリストで後者はスペシャリスト寄りの仕事となる．自分がどちらに向いているかを本インターンを通して判断した．

設計業務というと自らの手で図面をおこし，実製品が出来上がる喜びが第一にあると考えていたが，実際には今までのものを改良していくことがメインであり，地道なものであった．近年，製造業はIT化の流れに乗れるかが重要と考えており，この部署ではそこに不安もあり，刺激に欠けると感じたため自分には向いていないと感じた．