18卒 本選考ES
研究職
18卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
得意科目を教えてください
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A.
蛋白質工学・計算化学 続きを読む
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Q.
趣味を教えてください
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A.
絵画鑑賞、旅行(海外・国内)、読書 続きを読む
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Q.
自己PRをご記入ください
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A.
私の強みは、地道に努力を続けられることです。学部時代の研究テーマでは、Baxという膜蛋白質の発現系確立・精製手法の検討を行いました。半年以上にわたり培養温度、時間、ベクターや菌体の種類など様々な条件の検討を行ったにもかかわらず、活性を有する蛋白質を発現することができませんでした。そこで、細かい操作や生成物の色などについても、写真も利用しつつノートへ納めるよう心がけ、先輩へも頻繁にアドバイスを求めました。さらなる検討を通して、蛋白質を僅かな時間室温に晒してしまったために変性が生じたこと、用いる界面活性剤の種類やプロテアーゼ阻害剤の導入によって収率に大きな差が生じることがわかり、1年の検討の末に目的蛋白質の発現・精製条件を決定することに成功しました。今後、仕事において多くの困難に直面することがあるかと思いますが、決して諦めることなく、これまでの経験を糧に挑戦を続けていきたいと思います。 続きを読む
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Q.
専門領域における取り組み (400文字以内)
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A.
キナーゼの一つであるERK2と、ERK2-ATP結合反応の阻害剤であり高い基質特異性を持つ低分子化合物のFRについて、分子動力学シミュレーションによる相互作用解析に取り組んでいます。本研究では特に、FRがERK2に結合する前の状態から結合状態へ至るプロセスに注目して解析を行っています。プロセスでは、結合状態以上に動的な相互作用が生じると考えられ、結合状態のみならずプロセスにおける相互作用も理解できれば、より親和性が高くかつ基質特異的な薬剤の設計が可能になると考えられます。現在、シミュレーションにおいて、異なるプロセスが複数確認されており、各々で異なるアミノ酸残基が相互作用することがわかりました。今後、これらのアミノ酸をアラニンへ置換したERK2を発現し、温度変化表面プラズモン共鳴法(SPR)を用いて野生型との熱力学的パラメータの差を測定することで、プロセスへの影響を考察したいと思います。 続きを読む
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Q.
希望部門
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A.
物性研究職 続きを読む
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Q.
希望理由(物性研究職を選んだ理由)
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A.
患者様に一番近いところで、安全かつ確かな薬効を有する薬を生み出す仕事をしたいからです。薬の開発では、性質の物性面からの正確な理解、及び創薬への迅速なフィードバックは欠かせないと思います。国内外の技術部門の専門家からノウハウを学び、また研究室生活で培った物理化学の知見も活かすことで、世界中の患者様に安心して使ってもらえる薬を安定して送り出せる分析手法を考案したいと思い、物性研究職を志望致しました。 続きを読む