【未知の魅力、飲料業界へ】【21卒】サッポロビールの冬インターン体験記（文系/業務用インターンシップ）No.8355（慶應義塾大学/男性）（2020/1/29公開）

総合商社や不動産、金融を中心に見ていたが、メーカーに関して説明会もインターンも行っていないという状態だった。他にもいくつかのメーカー（旭化成や食品など）に応募した中で、ビール業界、飲料業界にも興味を持ったので、志望した。

いくつかの就活情報サイトで通過した先輩のエントリーシートを調べた。飲料業界やビール業界に求められる人材像を抽出し、それを自らの体験に関連させて述べた。ESとWebテストのみの選考だった。

業務用ビール営業を体感せよ

1日目にやったこと

まずはじめに企業と業務の説明をされ、その後にワークについての詳細な解説が行われた。その後、実際のパートナー企業の馬喰ろう（飲食）から、現状の課題の提示がなされ、それを解決するドリンクメニューを考案するという内容だった。

人事担当社員

食事券１万円分

利益化するためには、飲料メニューの原価は２０パーセント前後になるように販売価格を設定する必要があることと、既存メニューとの値段が近くなるようにすれば、どちらのメニューも出やすくなることをアドバイスされた。

新しくドリンクメニューを考案するので、お酒の知識がないと難しいと思った。試飲はいくらでもできるが、お酒に強くないのでたくさん試飲するわけにもいかず難しいと思った。馬喰ろうさん（顧客）に質問する時間があったが、時間に限りがあったため何を聞けばいいのか戸惑った。

食品業界の特徴かビール業界の特徴かは定かではないが、社員の方も参加している学生も皆人当たりがよく、終始和やかな雰囲気でワークが進んでいった。そのような空気感を体験できたことや、就活仲間ができたことは収穫だった。また、プレゼンを長い時間する必要があったため、大勢の前でかなりのボリュームを話すという貴重な経験ができた。

ビールやアルコール飲料についての知識が乏しかったため、たくさん試飲する必要があった。必ず必要というわけではないが基本的な種類や分類程度は頭に入れておいたほうがいいかもしれない。

社員の方が多く参加されていたので、長い時間、密接にコミュニケーションをとることができた。実際に提携関係にあるパートナー企業（飲食店の方）の実際の課題に対してコンサルティングを行う内容のワークだったので、仕事とあまり内容は変わらないと思った。実際に商品化されたメニューもあるとのこと。

ビール業界どころか飲料業界にも全く関わっていなかったが、飲食店へのコンサルティング業務は非常に面白いと感じた。顧客の方のニーズを元に、アイデア力と知識で新しい解決策を生み出すことや、原価計算による利益化のお手伝いまで幅広く行う内容が、自分に向いていると感じた。

実際に懇親会等で感じた「お酒の不思議な力」が魅力的だった。楽しい席には必ずお酒があり、その空間を創出する手伝いができる仕事への興味が増した。参加前は業界をほとんど知らなかったということもあり、楽しく働くことのできそうなサッポロビールへの志望度は上がったと言える。

インターンによって業務の内容を知ることはできるが、特別な選考ステップや選考スキップ、メンターなどがついてのサポートはなく、インターン参加者限定のイベントもない。インターンサイトに登録さえしていれば、イベント、説明会の案内を受けることができる。

商社、金融、不動産、インフラなど広く見ている段階だった。人々の生活の根幹となる部分の底上げ、レベルアップに貢献したい、という希望を持って業界選びをしていた。社会の血液と言われるお金の流通をよくする金融や、人々の暮らしや仕事の空間を創る不動産に最も興味を持っていた。食品、飲料などを含め、メーカーはあまり見ていなかった。

飲料、特にビール業界への見方が変わり、金融や不動産に次ぐ志望度となった。実際に自分が考案したメニューが商品化されれば、それにより楽しんでいる人々の喜びが見えやすい仕事であることにも魅力を感じた。しかし、自分のできることの少なさや、配属先を選ぶ自由度が少ないということもあり、希望の職種に就けないリスクを考えて第３〜４志望程度になった。