【技術とビジネスの融合】【22卒】島津製作所の夏インターン体験記（理系/技術系）No.11686（東京工業大学大学院/男性）（2020/11/17公開）

計測機器メーカーに興味があり、検査装置では島津製作所が優れていると考えたのが1番の動機。このときはまだ計測機器メーカーについてあまり分からなかったので業界大手を考えていた。他の選考に落ちていたのと1dayのオンラインだったので参加を決意した。

事前に企業研究をして、インターンシップの内容を確認した。エントリーシートも具体的なイメージが読み手にわかるよう心掛けた。

ビジネス体感インターンシップ

1日目にやったこと

6人1班のグループで島津製作所の既存の技術などを組み合わせて新たなビジネス開拓を提案した。午前中で話し合いからスライド作製までして、午後に発表会をして評価を頂くという流れ。

人事の社員

ノートやメモ

「新規性」と「現実性」の2観点から評価をもらったが自分の班は「現実性」があまりないという評価を頂いた。一方、班の中での話のまとめ方や進め方は良かったという評価を頂いた。

発表資料作製するための時間が足りなくて苦労した。対面のインターンと異なりオンライン独特の会話のタイミングを見計らうのが難しかった。画面越しだったので自分の考えや指示をするのが困難だった。グループワークとは別に技術系の社員と話す時間が欲しかった。

新製品の開発がとても難しいことが実感できた。新しいアイデアを考えるのも難しいが、途中まで出来ても実社会に出すまでに、利益や規格など様々な障壁があることがわかった。またどういう社風かは掴めたと思うし会社が欲している人物像の大枠は理解することが出来た。

ケース問題を解いておけば、出された課題に対して深堀や班員と話をすり合わせることが円滑に進んだのではないかと思った。

当然ながらビジネスのインターシップなので、それを志望している人にはためになったかもしれないが、自分のように研究開発職を志望している場合は、あまり参考にならないと考える。その場合には工場や生産体制、研究開発をしている社員の話を聞くことが必要である。

インターンに参加しただけでは自由応募では内定がとれないと考えている。推薦を使ってもこのインターンで内定まで出るとはあまり考えられない。優良企業なので人気が当然高いが、関西から優秀な学生が集まってくる印象を受けたので関東圏の学生には不利な気がした。

このインターンの参加では志望度は変化しなかった。自分の最優先の軸があくまでも「業務内容」だったので、このインターンの参加で「業務内容」は把握できたが予想通りでもあったので自分の中で志望の変化はなかった。他の軸として「勤務地」や「給与」もあって検討したが「業務内容」を重視していたので変化はしなかった。

色んな情報筋で推薦ではないと内定まで通らないと聞いた。実際にインターンに参加した学生は優秀な人たちばかりだったので、このまま本選考まで進んだら有利にはならないと思う。

大まかにはBtoBメーカーの東証一部上場企業の研究開発職。業界的には主に「計測機器」で副に「電子部品」を考えていた。サマーインターンシップの「計測機器」で応募したのはアズビル、堀場製作所、横河電機、ミネベアミツミ、他に富士電機、ROHM、オムロンなど。「電子部品」で応募したのはROHM、京セラ、村田製作所など。

計測機器メーカー業界の中で「検査装置」の分野を目指すなら絶対に入りたいと思った。しかしながら就職活動を進める上で自分の目指す計測機器メーカー業界の分野は「検査装置」ではなかったので志望度は下がった。専攻が化学や材料、もしくは住まいが関西、もしくは関西勤務に憧れる場合だったら間違いなく目指していたと思う。