【未来を支える革新技術】【17卒】ＤＭＧ森精機の本選考体験記 No.1856（東京工業大学大学院/）（2017/6/13公開）

質問そのものはオーソドックスなものが多く、端的に答えることができました。各質問に対して、深掘りしながら学生の個性、人となりを引き出して評価していたのだと思う。2対3のグループ面接だったので、短く簡潔にまとめて回答したほうが良いかと思いました。個人的にはその辺りが評価されて通過できたのだと思います。

1つの質問に対して3人の学生が順番に回答し、それぞれ面接官が聞き返す形式でした。学生側が多少長く話しても丁寧に耳を傾けてくれました。

工作機械業界を選んだ理由を教えて下さい、中でもなぜ森精機を志望しているのですか

私はまずこの業種に魅力を感じました。ものづくりの全ての工程に関わる事ができ、幅広く貢献できるからです。工作機械の加工精度、つまり金型の精密さがそのまま出来上がる製品の性能に左右するため、この業界の影響力は非常に大きいと思います。その中で、更なる普及に向けて先んじて世界へベクトルを向けいているのが御社だと思い、志望致しました。強みである販路の広さを利用し、工作機械を世界中にひろめたいと考えております。

現在の研究がどのように活かせると考えていますか

現在大学院ではトランジスタに関する研究を行っており、デバイス作製がメインですので機械関係との直接的な関連は薄いかもしれません。ただ、一部回路設計やフォトマスクの設計などにも携わることがあるので、そこで得た知識は御社の電気設計部門で活かせると考えております。また、普段から薄膜成膜に関する実験、評価を数多く行ってきているので、工作機械業界で重要な微細加工技術に関しても多少専門性を発揮できると思います。

同日に工場見学も設けられており、面接時間が短かったので答えやすい内容が多かったです。この2次選考では落とす雰囲気は見られにくかったように思います。逆質問では、会社の雰囲気、仕事内容について数多く質問をぶつけました。回答辞退では各学生の差がつきにくかったように感じたので、逆質問で志望度の高さをアピールすると良いでしょう

エントリーシートに沿った基本的な内容が多かったように思います。時間も短かったせいか、表面的なことしか訊かれませんでした。

学生時代に頑張ったこと、そこから得た経験を当社でどのように活かせるかを教えて下さい。

学部時代に所属していた部活動です。その中で行動力を培いました。入部した初年度は勝率が三割台と振るわず、優勝争いに加わることはありませんでした。理系大学ゆえの練習時間不足を補うべく、授業の合間で個人練習に取り組み、そのメニューをチームで共有するシステムを作りました。工作機械の製造はメカ、エレキ、ソフトと様々な分野の社員を巻き込んで行う必要があるため、身につけた行動力を活かせると考えております。積極的にコミュニケーションを取り、製造部門の担当社員、やがてはリーダーとして信頼される存在になりたいと考えています。

どのような社会人になりたいですか

総合的な知識や論理的思考力を鍛えあげ、ただ仕事をこなすだけでなく新しい付加価値を生み出せる社会人になりたいと思います。広い視野で多角的に物事を吸収しながらキャリアアップすることで、例えば20年後にはより大きな仕事に対して私にしか提供できないサービスや意見をもたらし、周りに強い影響を与えられる存在になりたいです。これは、その会社やお客様対して貢献するばかりでなく、ひいては社会全体に影響を及ぼすことに繋がると考えています。

この会社は社長を含めアツい方が多くいらっしゃるので、仕事に対する熱意、入社したいという熱い思いをアピールすると好印象を持たれるようです。なお、社長はソフト、ハードウェアという区分を嫌っておられ、とくに「ものづくり」という言葉はあまり好まないそうなので気を付けましょう。個人的には、電気出身で機械分野とマッチしていない点が印象を損ねたのでではないかと思います。

5分で終わりました。持ち合い室にもたくさんの学生がいたので、できるだけ短時間で終わらせようとしていました。

あなた自身の自身のことを生い立ちから教えて下さい。

出生地、家族構成などの基本的な内容から言いました。その後、高校受験、大学受験など、人生の岐点ごとにその進路を選んだ理由を話しながら現在までの人生を振り返ってすべて説明しました。高校でのクラブ活動や大学でのサークル、趣味の話までどんな話でも良いかと思います。待合室で人事の方から前もって伝えられるので、待機している1時間でゆっくり考えました。また、3分でまとめるよう言われました。経験した順番に時系列でまとめれば良いと思います。

なぜ森精機に応募したかを教えて下さい

工作機械の開発を通じて、世界中の産業の革新に技術者として関わりたいです。説明会時に時目にした、機械が材料を削りだす様子が印象に残り、就職活動をする上でも興味がありました。その中で貴社を志望しました理由は、コストのかかる部品を内製出来る行動力や勢いに魅力を感じたからです。さらに、説明会で大規模な構造物もを丸々作ってしまう機械についてのお話を伺い、利益だけを目的としないその考え方に大きな魅力を感じました。